“野人”岡野雅行が西野ジャパンに物申す「カッコつけるなと言いたい」 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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“野人”岡野雅行が西野ジャパンに物申す「カッコつけるなと言いたい」

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岡野雅行(おかの・まさゆき)/98年フランスW杯出場・「野人」。1994年、浦和レッズ入団。神戸や鳥取でもプレーした。現在はガイナーレ鳥取代表取締役GM。児童書『サッカーをあきらめない』(KADOKAWA)を先月出版(写真:本人提供)

岡野雅行(おかの・まさゆき)/98年フランスW杯出場・「野人」。1994年、浦和レッズ入団。神戸や鳥取でもプレーした。現在はガイナーレ鳥取代表取締役GM。児童書『サッカーをあきらめない』(KADOKAWA)を先月出版(写真:本人提供)

 サッカー日本代表メンバーが西野朗監督によって発表された。賛否両論あるようだが、専門家はこれをどう見ているのか。98年フランスW杯に出場した「野人」こと岡野雅行さんに話を聞いた。

*  *  *
 日本代表の問題点というと、誰もが「決定力不足」を挙げます。でもそうじゃない。今の日本に足りないのは、決定力ではなくチャンスです。チャンスをつくれないのだから、点を取れるはずがありません。

 ガーナ戦でも、キーパーと1対1の場面はほとんどありませんでした。仕掛ける人がいないからチャンスが生まれない。やみくもにサイドから放り込んだり、遠い位置からの中途半端なシュートを跳ね返されるのは、決定力不足とは言いませんよ。

 宇佐美や原口、長友らサイドの選手には、覚悟を決めて勝負してほしい。サイドから相手のディフェンスラインをえぐることができれば、真ん中からの攻めにも可能性を見いだせます。

 本田・香川・岡崎の3人にも期待したいですね。彼らの役割は、決定機を確実にものにすること。それができる経験があるはずです。さすがと言わせるプレーを見せてほしいと思います。

 そして、日本が本大会で勝負するのにいちばん必要なのは、前へ向かう姿勢です。泥臭くゴールに向かう姿を見せ続ければ、相手もひるみます。そうして日本のペースに巻き込むことで、チャンスはくるはずです。

 もうひとつ言いたいのが、カッコつけるなということです。トリッキーなプレーをしたり、技を見せようとしたりするのではなく、愚直に基本を追い求めてほしい。カッコいいヒールパスなどいりません。余計なことをせず、しっかりトラップし、確実にボールを出す。それができれば簡単には負けません。

 ド派手なプレーではなく、堅い試合を見せてほしいですね。

(構成/編集部・川口穣)

AERA 2018年6月11日号より抜粋


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