「会社と家庭の板挟みでつらい!」 なぜ夫の嘆きを妻は理解できないのか? (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

「会社と家庭の板挟みでつらい!」 なぜ夫の嘆きを妻は理解できないのか?

このエントリーをはてなブックマークに追加
作田裕史AERA
「フラリーマン」は、2004年に現・目白大学名誉教授の渋谷昌三さんが著書『「上司が読める」と面白い』の中で使った造語だとされる(立体イラスト・kucci/撮影・今村拓馬)

「フラリーマン」は、2004年に現・目白大学名誉教授の渋谷昌三さんが著書『「上司が読める」と面白い』の中で使った造語だとされる(立体イラスト・kucci/撮影・今村拓馬)

「自分の時間が欲しいとか父親としての悩みとか、男らしさとか、仕事と家庭の板挟みとか、ほんっとどうでもいい。私たち(妻)はそんなこと悩んでいる暇なんてないし、現実的に誰かが子どもをお迎えに行って、ご飯食べさせて、お風呂に入れて、寝かしつけないと生きていけないでしょ」ここで息を継ぎ、続く。

「自称イクメンがまだ働き盛りで仕事の重責もあって悩むとか言うのもさ、そんな悩みは私たちが、働きながら子どもを産むときに頭が擦り切れるくらい悩んだわよ。それを今更、男ならではの苦悩がぁ~~なんて甘っちょろすぎて、へそで茶が沸くわ。だから、1秒でも早く帰ってこい!!」

 あくまで、これは記者の想像であり、個々の意見はそれぞれだろう。でも、だからこそ考えてみたい。なぜ男性は、家に帰れなくなったのか。フラリーマンが何に悩み、何を求めて街をさまようのかを考察することに、男性たちを家に「引き戻す」ヒントが隠れているかもしれない。そして、かつて女性たちがたどった道であっても、男性が悩むことを否定すれば、状況は決して好転しないからだ。(編集部・作田裕史)

AERA 2017年12月4日号


トップにもどる AERA記事一覧

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい