就活「育休」の言葉に担当者の態度一変 ライフスタイルで就職差別 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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就活「育休」の言葉に担当者の態度一変 ライフスタイルで就職差別

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イクメン志望は不利になる?(※イメージ)

イクメン志望は不利になる?(※イメージ)

 能力とは関係ない、結婚・出産の予定や、居住形態、容姿などが就職に影響する。就職活動の差別的実態の背景には、長時間労働を是とする古い働き方がある。

 都内の有名私立大4年生のシンジさんは、「就職活動ではイクメン志望は不利になる」と感じている。

 結婚して子どもが生まれたら、育児休業をとり、しっかり家事も育児もしたいと思っている。ある金融機関の筆記試験をパスし、面接も進んだ。会社説明会ではワーク・ライフ・バランスを強調していた。内定を目の前にして、思い切って面接担当者に聞いてみた。

「男性社員で育児休業を取った人はどのくらいいますか? どのくらいの期間、休むことができますか?」

 すると、少し前まで穏やかに笑っていた担当者の反応が変わった。

「君さぁ、男が悠長に育休なんてとれるわけないでしょ? 夏休みだって1週間とるのがやっとなのに。仕事やる気あるの? 2~3年おきに転勤もあるよ」

 結果は不採用。トラウマになり、しばらく面接では「育休」を口にできなくなった。

 その後は、転居を伴う転勤のない「地域限定正社員」の募集を見つけては試験を受けた。面接担当者はしつこく聞いてきた。

「今は一人暮らしだけど、働き始めたら実家から通えるのかな? ご両親はご健在?」

 OBに聞くと、その会社は、新卒の給与が手取り16万円程度で、そこからあまり上がらない。家賃のかからない実家通勤を前提に採用していると知った。

 シンジさんは、経済的に自立できて子育てもできる企業がどこにあるのか、と悩んでいる。


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