犬が人間のアレルギー抑制? ペットとの接触で意外なデータ

動物

2015/07/19 11:30

※イメージ
※イメージ

 ペットはアレルギーに悪影響…これまではどこかそんなイメージがあったが、実は、乳児期に犬と暮らすとアレルギーになりにくいとの報告がある。一体どういうことなのか。

ペットとの暮らしが、乳幼児の健康にプラスに働くかもしれない──。そんな調査結果が出ている。

 旧国立成育医療センターなどが、広島市の約1万人の小学2年生の保護者にアンケートした研究発表(2006年、日本アレルギー学会)によると、生後1歳までに犬と生活していた子どもにはアトピー性皮膚炎の発症リスクの減少が見られたという。ただし、猫の飼育では発症リスクが増加した。

 フィンランドのクオピオ大学病院の調査結果(12年、米小児科専門誌に発表)によると、犬を飼う家庭で育つ乳児は、感染症や呼吸器疾患にかかるリスクが減り、抗生物質を投与する回数も少なかったという。

 広島市での研究に携わった国立成育医療研究センター研究所免疫アレルギー・感染研究部の松本健治部長は、こう言う。

「家畜の糞便にある“ばい菌”に生後1歳までにある程度さらされることで、子どもがアレルギーになりにくくなるのは明らかだといわれています」

1 2

あわせて読みたい

  • 実は危険だらけ? 専門家が指摘するペットと赤ちゃんの”あるべき距離感”とは

    実は危険だらけ? 専門家が指摘するペットと赤ちゃんの”あるべき距離感”とは

    出産準備サイト

    7/31

    「兄が2人以上」でアレルギー発症率減少する?「衛生仮説」とは

    「兄が2人以上」でアレルギー発症率減少する?「衛生仮説」とは

    AERA

    3/12

  • アトピー予防のカギは「生後半年のスキンケア」 その方法は

    アトピー予防のカギは「生後半年のスキンケア」 その方法は

    AERA

    3/3

    花粉症「生まれる前から対策」の時代来る? 子ども向け治療の最前線

    花粉症「生まれる前から対策」の時代来る? 子ども向け治療の最前線

    AERA

    2/14

  • 「卵黄」と「全卵」どちらが先か 子どもの卵の食べさせ方は「早期に微量」と医師

    「卵黄」と「全卵」どちらが先か 子どもの卵の食べさせ方は「早期に微量」と医師

    AERA

    10/17

別の視点で考える

特集をすべて見る

この人と一緒に考える

コラムをすべて見る

カテゴリから探す