都会のど真ん中、芝生を感じながら読書なんていかがですか? 〈BOOKSTAND〉|AERA dot. (アエラドット)

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都会のど真ん中、芝生を感じながら読書なんていかがですか?

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芝生の上での読書は最高の贅沢!

芝生の上での読書は最高の贅沢!

 昨日、六本木にある「東京ミッドタウン」の芝生広場で「ミッドパーク ライブラリー」と題された素敵なイベントが開催されました。

 ブックディレクターの幅允孝さんが、50のキーワードからセレクトした本を、気持ちのよい芝生広場で愉しもうという無料のイベント。新たな本に出会える屋外図書館として、例年、人気を博しております。



 家族連れ、カップル、女子会風のグループ、外国人......今年も多くの方が、春の陽光のもと青々とした芝生の上にレジャーシートを広げ、お弁当を食べたり、お昼寝したり、本を読んだり、と思い思いの時間を過ごしていました。



 また午後には、「本の書き手と読み手を近づける」がコンセプトの贅沢な朗読会が行われました。初日のゲストは歌人・小説家の加藤千恵さんと歌人・枡野浩一さん。



 お二人とも自身がお奨めする本の中から一部抜粋し朗読してくれたのですが、枡野さんが選んだ本はどれも人の常識や概念を覆すような内容のものが多く、中でも漫画家・古泉智浩さんの『夕焼け集団リンチ』のあとがきが印象的でした。枡野さん自身も、朗読の前に「この本は絶対に読んでほしい、という気持ちで読みます」と仰っていましたが、その気持ちが十分すぎるほど伝わり、枡野さんの発する言葉ひとつひとつが胸に刺さりました。単に朗読するだけでなく、古泉さんの人間性や生い立ちなども、丁寧に解説してくれたので、より作品の世界に入り込んでいきやすかったのかもしれません。



 一方、加藤さんが朗読した本は、自身の処女短歌集『ハッピーアイスクリーム』や37編の短編小説と短歌が収録されている『真夜中の果物(フルーツ)』。

 17歳の女子高生歌人としてデビューした加藤さんが、あの当時の気持ち、敏感で微妙な想いを静かに力強く朗読してくれるという、とても貴重な体験に、芝生広場に集まった参加者たちも静かに耳を傾けます。



 また、枡野さんと加藤さんによる掛け合い朗読もとても印象的でした。



"ありふれた春の景色で構わない 私もあなたも新しくなれ"(加藤さん)



"ハッピーじゃないエンドでも面白い 映画みたいに良い人生を"(枡野さん)



 このように一首ずつ短歌を紡いでいくのですが、どの言葉も意味深く考えさせられ、そして少し切ない気持ちにさせてくれました。



 この無料ライブラリーの開催日は本日27日、明日29日、5月3日〜6日の11時から17時まで。朗読会は27日と29日の15時頃から約30分間のみとなります。尚、27日の朗読会ゲストは小説家・角田光代さん、29日は詩人・随筆家の銀色夏生さんです。

 

ゴールデンウィークは、六本木のど真ん中で芝生に寝転んでゆったり読書なんていかがでしょうか?







【関連リンク】

東京ミッドタウン ミッドパーク ライブラリー

http://www.tokyo-midtown.com/jp/event/feature2014/openthepark/library.html


(記事提供:BOOK STAND)

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