「もずくとスープの相性は抜群。麺のような感覚で食べられます。栄養価が高く、食物繊維もたっぷり。味噌汁に入れるのも良いでしょう。そこにビタミンAが豊富なニラと、ビタミンB1が取れる豚肉を合わせました。お酢は黒酢のほうがコクが出るのでお勧めです」

 いずれも、具材を切って加熱するなど簡単な手順で作れるので、ぜひ試してほしい。

冷蔵庫にある野菜類、スープの素(コンソメや鶏ガラスープ)と水を加えれば、だいたいおいしく仕上がる。「スープメーカー KSM-1020/N」(小泉成器)販売想定価格1万9800円(税別) (撮影/吉川明子)
冷蔵庫にある野菜類、スープの素(コンソメや鶏ガラスープ)と水を加えれば、だいたいおいしく仕上がる。「スープメーカー KSM-1020/N」(小泉成器)販売想定価格1万9800円(税別) (撮影/吉川明子)

 料理があまり得意でない人は、スープメーカーを使うのも一つの方法だ。カットした具材をセットするだけで本格的なスープができるということで、記者も試してみた。使ったのは「スープメーカー KSM-1020/N」(小泉成器)。加熱や混ぜるのも自動で、数種類の調理モードもあり、全ておまかせでOK。

(撮影/吉川明子)
(撮影/吉川明子)

 2センチ角に刻んだ具材、水、スープの素(コンソメや鶏ガラスープなど)を入れてボタンを押すと、まずはじっくりと加熱。具材に十分火が通ったところでミキサーが稼働し、約30分でポタージュ系のスープが完成した。きのこの和風スープとヴィシソワーズ(じゃがいもの冷製スープ)を作ったが、なめらかな舌触りは家庭料理とは思えないほど!

(撮影/吉川明子)
(撮影/吉川明子)

 トマト、キュウリ、パプリカなどで作るガスパチョ(スペインの冷製スープ)など、加熱を必要としない場合はミキサーで混ぜるだけで完成する。

 豆乳、おかゆ、スムージーなどスープ以外のものもたくさん作れるので、1台あると活躍しそうだ。

 具だくさんのスープで、夏を乗り切ろう!(ライター・吉川明子)

★料理研究家・岩崎啓子さん伝授! 和・洋・中の夏スープ

【和】鶏肉とナス、オクラの梅味噌スープ

鶏肉とナス、オクラの梅味噌スープ (撮影/写真部・加藤夏子)
鶏肉とナス、オクラの梅味噌スープ (撮影/写真部・加藤夏子)

・材料(2人分)
鶏むね肉150g、ナス1本、オクラ4本、茗荷1個、だし汁2カップ、味噌小さじ1+1/2、梅干し1個

・作り方
(1)鶏肉は一口大の角切りにし、ナスはへたを切り皮をざっとむき輪切りにする。オクラは塩で表面をこすり洗いしてから斜め切りに。茗荷は小口切りにする。
(2)鍋にだし汁を入れ煮立て、鶏肉、ナスを入れてからフタをする。沸騰したら弱火で約5分煮てから味噌を溶き入れ、最後にオクラを加えてひと煮立ちさせる。
(3)器に盛り、ちぎった梅干しと茗荷を添える。

・満足度UP
そうめんにこのスープをかける

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