大谷百合絵
続いて、グリーンのちょうネクタイをつけた衝撃の“おにぎり姿”で本高克樹（もとだか・かつき）が登場すると、ムードは一転。旺盛な食欲を歌ったハチャメチャソング「ポコポンペコーリャ」（NEWS）が始まった。本高が陽気に呼びかける。「やあみなさん、僕は“おにぎりくう”です。おにぎりくんではございません！ ここからはポコポンダイエットの時間です。このおにぎりくうと同じ動きをして、ダイエットして、おいしい飯を食いましょう！ 1、2、1、2！ そこ、ちゃんとやって下さい！！」 トンチキ感の薫る振り付けに、メンバーらが恥ずかしそうに渋々（？）加わったところで、大団円。「いやー、お腹減ったね、みんなね。いただきます」（本高）とフィニッシュした。
MCでは、コロナ感染による活動休止期間が明けたばかりの佐々木大光（たいこう）が「今日復帰で今日ステージに立つってジャニーズだなって思います（笑）」とジョークを飛ばしつつ、「僕、先日二十歳になりまして」と報告。中村嶺亜（れいあ）が「最年少だった大光が二十歳って早いな」と最年長らしく思いをはせると、佐々木は「僕が入所したのが中学1年生。もう7年ですよ。感慨深いですね。中1の俺に『お前』とか言われてたんだよ、嶺亜（笑）」とまさかの挑発。中村は面食らいつつも「ふざけんなよ！」と笑顔でツッコんだ。
場がほっこり和んだところで、矢花黎（やばな・れい）が後半戦へとつなぐ。「アコースティックなあったかい感じで何曲かやろうと思いますので。いいなと思ったら手拍子を。あと高評価とチャンネル登録もよろしくお願いします」とボケると、一同が「おいおいおいおい」「ユーチューバーじゃねえか！」としっかり回収。気を取り直して、「お後がよろしいようで（笑）。じゃあ行きますか！」（矢花）
中村はメインボーカル、今野はアコースティックギター、菅田はサックス、本高はピアニカ、矢花はベース、佐々木は腰かけているボックスをたたくパーカッション。アットホームな雰囲気のなか、息ぴったりで「ぎゅっと」（Sexy Zone）を奏でると、なんと、記念すべき最初のオリジナル曲「サムダマ」も初のアコースティックアレンジで。リズム隊が刻む力強いビートに、サビの激しく重層的なコーラス。原曲の情熱的な雰囲気はそのままに、ほのかに哀愁のにじむテイストに仕上がった。
ジェーン・スー
北原みのり
田村耕太郎
