高橋:この世界に憧れがあって飛び込んだので、そこにいられるだけで楽しいんですよ。

林:どこに行ってもお人柄で皆さんに愛されて、だから仕事も途絶えなくあるんじゃないですか。

高橋:いやいや、そこまでこだわるほどの哲学みたいなものが、自分の中にないんでしょうね。若いころ憧れていた俳優さんと現場が一緒だったりすると、「やった!」と興奮します。今でも洋画より邦画を見ることが多いですし。

林:こんなに人気者なのに、ピュアな気持ちを忘れないんですね。話が変わりますけど、高橋さん、お子さんはまだ小さいんですよね。

高橋:そうなんです。上が男の子で小学校低学年で、下が女の子で幼稚園の年長です。

林:お子さんたち、お父さんが出てる番組を見るんですか。

高橋:先月までやっていたドラマ「プロミス・シンデレラ」を楽しみに見てましたね。僕、旅館の大女将の三田佳子さんの執事で、吉寅英二という役だったんですけど、うちの娘、まだ幼稚園児なのに、イケメン2トップのEXILEの岩田(剛典)君と眞栄田郷敦君を見て「キュンキュンする」とか言うんです(笑)。

林:お父さん、ちょっと嫉妬しちゃいますね。

高橋:いえいえ、お父さん、今うちで「ヨシトラ」って役名で呼ばれてます(笑)。「ヨシトラ、髪拭いて」とか言われて髪拭いてあげたり。すべて命令ですね。

林:三田さんになったつもりで、執事に命令するんですね(笑)。

高橋:娘は大竹さんが好きで、「女の一生」も見たいと言って見に来たんですよ。子どもには難しいかな、と思っていたんですが、最後まで食い入るように見てましたね。

林:すごいですね。女の子はお父さんに似るって言いますから、きっとかわいらしいお子さんなんでしょうね。

高橋:かわいそうなぐらい僕に似ていて、生まれたとき「あらっ、お父さんに似てる」ってみんな声をひそめて(笑)。

林:いいじゃないですか。お父さん、目が大きいし。

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