コロナ禍の「冬季うつ病」に要注意! 医師が教える3つの対策法 (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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コロナ禍の「冬季うつ病」に要注意! 医師が教える3つの対策法

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※写真はイメージです (GettyImages)

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サケの切り身 (GettyImages)

サケの切り身 (GettyImages)

 秋が深まると、何となく気持ちが沈んだり、物悲しくなったり……。実はこれ、この時期特有のメンタル不調「季節性情動障害(SAD)」によるものかもしれない。コロナ禍の不安も相まって、症状が深刻化する場合もある。どんなことに注意すればいいのか、傾向と対策を専門家に聞いた。

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「精神科やメンタルクリニックは入りづらく、かつ受診まで何週間も待たなければいけない状態。データでは見えてきませんが、誰にも言えないつらさを抱えていて、がまんしている人が多いのではないでしょうか」

 こう推し量るのは、すなおクリニック(さいたま市)の医師で、早稲田大学准教授の西多昌規さん。特にこの時期に気を付けたいのが「季節性情動障害(SAD)」だという。「冬季うつ病」とも呼ばれるうつ病の一つで、春になると、症状が落ち着くのが特徴だ。

 主な症状は、気持ちの落ち込みや憂鬱(ゆううつ)、やる気の低下、体が重く感じる、だるいなど。一方で、普通のうつ病と違って、常に眠い、寝る時間が長くなるといった過眠傾向が出たり、食欲が増して食べすぎる傾向が表れたりする。

 なぜ秋から冬にかけて不調が出やすいのか。

「大きな要因は、日照不足です。私たちは日光を浴びることで、脳内にあるセロトニンという抑うつや不安を和らげる神経伝達物質の分泌を増やしています。つまり、日光を浴びる時間が少なくなればセロトニンの分泌が減るため、うつっぽくなりやすいのです」

 さらに、もともと私たちが持っている習性も関係しているという。それは「夜になると不安になる」という心理だ。

「ヒトは夜行性の生物ではないので、昔は真っ暗な夜になると、見えない敵に備えて常に身構えていました。その名残で、夜は不安や恐怖といったネガティブな気持ちに支配されやすいのです」

 当然ながら、夜が長くなるほど、そういう気持ちに支配される時間が長くなる。その結果、精神に変調が出やすくなる。


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