令和初の三冠王は柳田悠岐、坂本勇人ら5人が候補の理由 無観客開幕のプロ野球で 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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令和初の三冠王は柳田悠岐、坂本勇人ら5人が候補の理由 無観客開幕のプロ野球で

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牧忠則週刊朝日
室内練習場でテニスボールを打つ練習を行うソフトバンク・柳田悠岐=2月3日(C)朝日新聞社

室内練習場でテニスボールを打つ練習を行うソフトバンク・柳田悠岐=2月3日(C)朝日新聞社

侍ジャパンのメンバーとして昨年のプレミア12に出場した巨人・坂本勇人(C)朝日新聞社

侍ジャパンのメンバーとして昨年のプレミア12に出場した巨人・坂本勇人(C)朝日新聞社

 新型コロナウイルスの感染が収束しない中、プロ野球は23日の12球団代表者会議で、史上初めて無観客試合で開幕することに合意した。新たな開幕日は5月上旬をめどに決めるという。試合数が少ない異例の状況での個人タイトルの是非も議論になるが、今年に限らず来年以降も踏まえて「令和初の三冠王」に最も近い選手は誰だろうか。打率、本塁打、打点のすべてを高い水準でたたき出す選手は限られる。以下の5選手が有力候補ではないだろうか。

・柳田悠岐(ソフトバンク)

 身体能力は球界屈指。15、18年と2度の首位打者を獲得し、シーズン30本塁打以上を3度マークしている。15年には打率3割6分3厘、34本塁打、99打点、32盗塁で「トリプルスリー」(打率3割、30本塁打、30盗塁)も達成。三冠王に最も近い打者だ。不安材料はケガ。昨季は4月に「左半膜様筋腱損傷」で長期離脱し、38試合の出場にとどまった。万全のコンディションで1年間戦えるかが三冠王獲得のカギを握りそうだ。

・山川穂高(西武)

 球界を代表するホームランアーティスト。18、19年と2年連続で本塁打王となり、それぞれ120打点以上を稼いでいる。ネックとなるのが打率だ。17年の2割9分8厘が最高で、シーズン3割には一度も到達していない。ただ、今年から左足を上げる動きを小さくし、バットを構える位置も体の正面から顔の右側へ変更した打撃フォームに改造。オープン戦で打率3割6分7厘をマークした。打率が飛躍的に上がれば、三冠王も現実的な目標になる。

・吉田正尚(オリックス)

 球界を代表する打者へ、順調に階段を駆け上がっている。打球を遠くへ飛ばす能力は球界屈指だ。腰痛に悩まされていたが、18、19年と全試合出場。昨年は打率3割2分2厘、29本塁打、85打点をマークした。フルスイングが魅力だが、昨年は西武・森友哉とシーズン終盤まで首位打者争いを繰り広げるなどバットに球を当てる能力が高く、三振の数も64と長距離砲としては少ない。三冠王のチャンスは十分にある。

・坂本勇人(巨人)

 打撃部門のタイトルは16年に打率3割4分4厘で首位打者を獲得した1度だけだが、長打力とミート力を兼ね備えた打撃技術は他の追随を許さない領域に達している。昨年は全試合出場で打率3割1分2厘、40本塁打、94打点。全部門でリーグベスト5に入る好成績だった。ただ、他の打者と違って不利に働くのが打順だ。昨年は主に2番だったため、クリーンアップを打つ他の打者と違って打点を稼ぐチャンスは少なかった。シーズン100打点が一度もないのは、1番や2番などチャンスメークを担う打順が多いことが大きく影響している。

・鈴木誠也(広島)

 侍ジャパンの4番を務める若き主砲。長距離砲だが、16年から4年連続3割をマークし、昨年は打率3割3分5厘で首位打者を獲得するなどミート能力が非常に高い。意外なのは30本塁打を超えたのが18年だけのこと。昨年は28本塁打だったが、交流戦前が51試合で15本塁打、交流戦以降は89試合で13本塁打とペースが大きく落ちた。チームが5番打者を固定できず、マークが厳しくなったのも要因だろう。能力を考えれば、40本塁打を打っても不思議ではない。(牧忠則)

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