「自分の欲しいものが、はがき1枚でかなえられる。懸賞は楽しいです。ストレス解消にもなります」

 ハワイ旅行4人分が当たった年に、北海道のイモ掘りツアーに当たったこともあるという。

 ブログ「カヤの節約生活」を運営するカヤさんは、本格的に始めて3年。いろんな化粧品を試したいと美容系の雑誌の懸賞などを中心に応募を続け、数種類の美容液セット(9万円相当)を当てたこともあるという。獲得賞金は100万円を超えた。始めたころは月2、3件だった当選が1年で月10件ぐらいになったという。その理由をこう話す。

「当たらなくてもめげずに、応募し続けることですね」

 主婦の趣味と思われてきた懸賞。最近は男性が応募することも少なくないようだ。『今日からはじめる インターネットわくわく懸賞生活』(翔泳社)の著書もある小島かつらさんによると、男性誌や業界紙、フリーペーパーなどは当選確率が高いという。

「フリーペーパーに近いような業界紙を見て応募したところ、デジカメ、宿泊券、図書カードなどいっぱい当たりました。病院とかに行ったときに見ておくといいかもしれませんね」
 最後に注意点。懸賞に応募したいがために、応募に必要な商品を買いまくるなど不要なものを買わないことだ。ガバちゃんは言う。

「懸賞の達人と言われる皆さんは、日常生活に必要なものを買いつつ、その金額分を浮かせる!といった思いで懸賞に応募しているんです」

(本誌・大崎百紀)

週刊朝日  2020年4月3日号