広瀬隆「原発ゼロを実現するクリーンな石炭火力発電」 (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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広瀬隆「原発ゼロを実現するクリーンな石炭火力発電」

連載「テレビ報道の深刻な事態」

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広瀬隆週刊朝日
広瀬隆(ひろせ・たかし)/1943年、東京生まれ。作家。早稲田大学理工学部卒。大手メーカーの技術者を経て執筆活動に入る。『東京に原発を!』『危険な話』『原子炉時限爆弾』『FUKUSHIMA 福島原発メルトダウン』『第二のフクシマ、日本滅亡』などで一貫して原子力発電の危険性を訴え続けている。『赤い楯―ロスチャイルドの謎』『二酸化炭素温暖化説の崩壊』『文明開化は長崎から』『カストロとゲバラ』など多分野にわたる著書多数。

広瀬隆(ひろせ・たかし)/1943年、東京生まれ。作家。早稲田大学理工学部卒。大手メーカーの技術者を経て執筆活動に入る。『東京に原発を!』『危険な話』『原子炉時限爆弾』『FUKUSHIMA 福島原発メルトダウン』『第二のフクシマ、日本滅亡』などで一貫して原子力発電の危険性を訴え続けている。『赤い楯―ロスチャイルドの謎』『二酸化炭素温暖化説の崩壊』『文明開化は長崎から』『カストロとゲバラ』など多分野にわたる著書多数。

石炭火力発電で煙もでないほどクリーンな最高水準の環境技術が使われている磯子火力発電所=Jパワー(電源開発)のホームページから

石炭火力発電で煙もでないほどクリーンな最高水準の環境技術が使われている磯子火力発電所=Jパワー(電源開発)のホームページから

 一方、共和党のトランプ大統領が「CO2温暖化説を信じない」と発言してパリ協定から脱退したので、民主党の太鼓持ちで、トランプ嫌いの俳優レオナルド・ディカプリオらが、「カリフォルニア州の山火事は温暖化が原因だ。トランプが悪い」と騒ぎ出し、政治問題にしていることが、そもそもの騒動の原因であった。

 最近のアメリカで山火事が増え、大災害化していると騒ぐ人間が多いが、これはまったくの嘘である。1988年のイエローストーンの山火事は焼失面積158万エーカーを記録して温暖化のせいだと言われたが、それよりはるか昔の1910年の山火事(Great Idaho wildfire)ではその2倍の300万エーカーが焼失している。アメリカ合衆国火災局の報告書によれば、19世紀の1894年の山火事(Wisconsin wildfire)で数百万エーカー、1871年の山火事(Peshtigo wildfire)で378万エーカーと、はるかに大規模の山火事が頻発した。ところが、大騒ぎした2018年11月のカリフォルニア州の山火事は、それらの数十分の1のわずか15万4000エーカーである(鎮火後のロイター・ニュースによる)。

 私がCO2温暖化説を否定するのは、「CO2が気候変動に無関係である」ことがはっきりしているので、先進国で使用されている“最新の石炭火力”が発電法としてコストが最も安く、利用を推奨できるからである。現在のヨーロッパ、アメリカなど先進国の石炭火力発電は、中国やインドのように粉塵(ふんじん)巻きあげ、大気を汚染する老朽化した石炭火力発電とはまるで違うのである。日本では横浜市磯子(いそご)にあるJパワー(電源開発)の石炭火力発電所のように、煙も出ないほど世界一クリーンになっていることを、ほとんどの日本人が知らずに、石炭火力に昔のような偏見を持っている。横浜を訪ねてごらんなさい。ここまでクリーンになった高度な石炭の燃焼技術は広く活用するべきである。


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