水野美紀の怪演、再び? 脚本の鈴木おさむが裏話 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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水野美紀の怪演、再び? 脚本の鈴木おさむが裏話

連載「1970年生まれの団ジュニたちへ」

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鈴木おさむ週刊朝日#ドラマ#鈴木おさむ
鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中

4月に水野美紀さんと番組出演した際に撮ったツーショット(鈴木おさむ公式ブログから)

4月に水野美紀さんと番組出演した際に撮ったツーショット(鈴木おさむ公式ブログから)

 放送作家・鈴木おさむ氏の『週刊朝日』連載、『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は母親となった俳優、水野美紀さんについて。

【水野美紀さんとのツーショット写真はこちら】

*  *  *
 女性が妊娠して職場に報告した時、どんな反応になるでしょう。うちの妻の最初の妊娠の時に、僕は何もわからず「やったー」と浮かれてしまいました。その時点で決まっていた、体を張る仕事をキャンセルするわけです。だけど残念なことになりました。2度目の妊娠。再び妻は、体を張る仕事をキャンセルするわけです。

 結果、2度の残念なことになり、妻は決めました。しばらくの間、仕事に集中し、ある程度やり切った!と思ったら、妊活に専念したいと。その気持ちの中には、「妊娠」という超めでたいことのはずなのに、そのことにより、キャンセルしなきゃいけない仕事があるという複雑な思いがあったと思います。

 仕事を依頼した側からしたら、めでたいことだ!と思いながらも現実問題、その開いた穴をどうやって埋めるかを考えなければいけない。だから妻は妊活休業と言って仕事を休み、次、妊娠したと報告した時には、120%の気持ちで「おめでとう」と言ってほしかったのではないかなと、僕は思っているのです。

 2017年、テレビ朝日で放送になった「奪い愛、冬」というドラマ。僕が脚本を書きましたが、このドラマで水野美紀さんの怪演技が話題になりました。僕は、水野さん演じる主婦がどんどんおかしくなっていくというドラマにしたかった。僕の思いに水野さんは応えてくれまして、ネットを中心に話題になりました。

 あの時、実はドラマの撮影前に、プロデューサーから水野さんがご懐妊だと聞きました。

「おめでとうございます」という気持ちと同時に「あれ? ドラマ、水野さん、降板しちゃうのかな?」と思う自分がいました。めでたいんです。おめでとう!と言わなきゃいけないんだけど、同時に自分が向き合ってる仕事のことを気にしてしまう。

 なにより、水野さんが一番気にしたと思うんです。一番大事な時期だったと思うのですが、「このドラマの仕事は最後まで行う!」という覚悟をもってくれました。


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