――なぜサンウルブズで?

 サンウルブズの日本代表選手はみんな、オンとオフの切り替えがうまいんです。リーチマイケルさん(日本代表主将)も、ようお酒飲むし、よう遊びに出かけるけど、グラウンドのなかではしっかりとやる。だからこそ活躍し続けられるんやなって思って。きちんとリフレッシュするとその後のパフォーマンスが全然違うんです。それに、仲間だけじゃなく、いま戦った選手とすぐ一緒に飲む、ラグビーのノーサイド(敵味方なし)精神がすごく好きなので、僕は敵味方関係なくいつも飲んでます(笑)。

――ちなみに、何を飲むんですか? 以前はビールとおっしゃっていましたが。

ハイボールしか飲みません。

──それは体のことを考えて?

そうですね。もちろん単純に好きでもあるんですけど、ハイボールしか飲まなくなってから、体脂肪めっちゃ減ったんですよ。社会人1年目は16~17%だったのが、今は12~13%。ハイボールのおかげだと勝手に思ってます(笑)。ハイボールならどれだけ飲んでも大丈夫だって、勝手に(笑)。

――飲む以外のリフレッシュ方法は?

 いろいろですよ。サーフィンしたり、カラオケ行ったり。紅葉も見に行ったし、友達と鍋パーティもしたし……あ、温泉も毎週行ってます。近くのスーパー温泉に、チームメイトと。

――お風呂のなかで声をかけられたりしませんか?

はい、たまに(笑)。この前の試合よかったよ、とかおじさんに言ってもらえると、ありがとうございます!って返してます。そういうのも、あたたかい感じがしていいですよね。

――話を戻して、キャプテンを務めたことで、プレーに変化は?

 すべてが変わりました。キャプテンという立場で、誰よりも体張らなきゃいけないし、誰よりも走らなきゃいけないし、誰よりもハードワークをしなきゃいけない。試合だけでなく、最後までグラウンドに残って誰よりも練習して、率先して体づくりして。背中で見せていこうと思ったんです。姫野がやってるから、自分もやろうって思ってくれたらいいなと。それを1年2年と続けて、成長しないわけがない。より走れるように、より体張れるようになりました。

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