・桃田賢斗……バドミントンで、9月に日本男子初の世界ランク1位に。4月のアジア選手権はリオ五輪王者を破って優勝。8月の世界選手権でも優勝した。違法賭博問題で無期限の出場停止処分になったが2017年に復帰。

・山根明……日本ボクシング連盟の前会長。助成金の不適切使用や、暴力団関係者との交際などが問題になり、8月に辞任に追い込まれた。特定の選手を優遇したとされる疑惑では、「奈良判定」のワードが流行語に。

・井上尚弥……WBSSで対戦相手を70秒でノックアウトし、世界中を驚かせた「天才」ボクサー。

・宮川泰介……日本大のアメリカンフットボール選手。関西学院大との定期戦(5月)で、相手選手に悪質なタックルをして負傷させた。謝罪会見では内田正人・前監督や井上奨(つとむ)前コーチから指示があったことを認め、「けがをさせろという意味だと認識していた」と証言。一時部を離れたが10月に復帰。

・内田正人……日本大アメリカンフットボール部の前監督。悪質タックル問題で関東学生アメフト連盟から除名処分となり、大学からも懲戒解雇された。反則プレーを指示したと大学側から認定されたが、裁判で争う。

・栄和人……日本レスリング協会の前選手強化本部長。レスリング女子の伊調馨へのパワハラが認定され辞任。協会の常務理事も解任された。「伊調選手と田南部力コーチに深くおわびいたしたい」

・宮川紗江……リオデジャネイロ五輪体操女子代表で、パワハラを訴えた。訴えられた側の塚原光男・千恵子夫妻はパワハラを否定。日本体操協会の第三者委員会ではパワハラは認定されず。

・村上茉愛……世界選手権で史上初の女子個人総合銀メダルを獲得。ゆかを得意とする“ゴムまり娘”。

・元貴乃花親方……元横綱日馬富士による傷害事件をめぐって日本相撲協会と対立。弟子の暴行事件も重なり、協会との相互不信は解消されず、10月に退職届受理。弟子は千賀ノ浦部屋へ。

・貴景勝……大相撲九州場所で13勝2敗で初優勝。初土俵から26場所目での初優勝は4番目の早さ。師匠の貴乃花親方の退職で、貴乃花部屋から千賀ノ浦部屋に移った。

・稀勢の里……大相撲九州場所で、87年ぶりとなる横綱の初日からの4連敗。その後休場し、師匠の田子ノ浦親方に対し「このままでは終われない。チャンスをください」。引退せず再起を図るが、横綱審議委員会は成績不振を理由に事実上の「最後通告」となる「激励」を決議した。

・貴ノ岩……大相撲の幕内力士だったが、付け人に暴行した責任を取って引退を表明。2017年10月に元横綱日馬富士に暴行された被害者だった。

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