・渡邉雄太……米プロバスケットボール協会(NBA)のグリズリーズに所属。日本選手としては2004年にサンズでプレーした田臥勇太以来2人目のNBA出場。身長206センチで高さを生かし得点も。

・福原愛……卓球女子代表として五輪に4大会連続で出場し、二つのメダルを獲得。「愛ちゃん」として卓球界の象徴だったが引退を表明。若手の活躍を見て、「選手として現場にいなくても大丈夫だと思った」。夫は台湾の卓球選手の江宏傑。第2子を妊娠。

・張本智和……1月の全日本選手権男子シングルスで優勝。14歳、中学2年での優勝は男女を通じて史上最年少。雄叫びワードは「チョレイ!」。

・清水希容……空手選手。演武を競う「形」で全日本選手権6連覇中。ルックスから“空手界の綾瀬はるか”とも。

羽生結弦……平昌冬季五輪(2月)のフィギュアスケート男子で金メダル。日本選手の冬季五輪連覇は初めて。「勝ったって思いました。自分に勝てたって」。7月には国民栄誉賞を受賞した。「期待に応えられるだけの努力、技術、芸術を持っていなくてはいけないので、さらに身を引き締めて頑張っていきたい」。次の目標は4回転半を決めること。

・宇野昌磨……羽生の背中を追いかけ、フィギュアスケート男子で銀メダル。冬季五輪での日本勢の1、2位独占は、1972年札幌大会のスキー70メートル級ジャンプ以来2度目。「本当に完璧な演技をしたら1位になれるとわかっていたけれど、一つ目のジャンプを失敗した時点で笑えてきた」

・小平奈緒……平昌冬季五輪のスピードスケート女子500メートルで金メダル。敗れて銀メダルとなった韓国の李相花(イ・サンファ)を抱き寄せた場面には、両国民が感動。

・高木美帆……平昌冬季五輪のスピードスケート女子団体追い抜きで金、1500メートルで銀、1000で銅メダル。

・LS北見……平昌冬季五輪のカーリング女子代表で、男女通じて初の銅メダル。本橋麻里、藤澤五月、吉田知那美、吉田夕梨花、鈴木夕湖のメンバー。「ナイスー」や「もぐもぐタイム」などの言葉が話題になり、「そだねー」は「2018ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞に。

・平野歩夢……平昌冬季五輪スノーボード男子ハーフパイプで、2大会連続の銀メダル。「絶対王者」ショーン・ホワイト(米)には惜しくも届かず。スケートボードで東京五輪出場を目指す。

・成田緑夢……平昌冬季パラリンピックの男子スノーボード(下肢障害)2種目で金と銅メダル。大阪府民栄誉賞にあたる「感動大阪大賞」が贈られた。東京パラリンピックには走り高跳びで出場を目指す。

週刊朝日  2018年12月28日号より抜粋