一部では、昨年初出場となった、女性人気グループのTWICEの出場も取りやめになるのではという噂もあったようだが、2回目の出場が決まった。

「TWICEには日本人メンバーもいますし、今回の騒動と直接関係なくても韓流というだけでTWICEも外してしまうと、それもまた大きな問題になりかねない。依然として人気も高いですから、影響は薄いのではないでしょうか」(三杉氏)

 三杉氏によると、

NHKは将来的な受信料についても考える必要があるので、若い視聴者層にどんどんアピールしなければならない一面があります」

 と、今回の初出場歌手の面々の印象を語る。

 ジャニーズの所属グループからは、昨年と同じ5組が出場。初出場のキンプリと入れ替わるような形で落選したTOKIOの連続出場記録は、24で途切れることとなった。さらに、DA PUMPの再ブレイクのきっかけのひとつでもあることから、セットで話題を集めたモーニング娘。‘18も、久しぶりの出場を期待する声もあがっていたが、出場歌手の中にはその名前は見られなかった。三杉さんはこう分析する。

「20周年でもありましたから注目度も高かったのですが、グループアイドルという“枠”で考えたときに、優先順位が低くなってしまったのではないでしょうか。吉澤ひとみさんの逮捕は、OGということで、そこまでは影響しないと思います」

 今年の紅白には、人気アイドルグループBOYS AND MEN研究生のコラボシングルがオリコンランキングで2位を記録したりしたことで和田アキ子の復活も噂されたが、出場はかなわなかった。ある芸能関係者は言う。

「今年は和田アキ子と同じホリプロの鈴木亮平が大河ドラマ『西郷どん』で主演していますし、可能性は高かったのですが。落選後に紅白について何度かネガティブな発言をしていたことが尾をひいているようです」

 近年の紅白は、サザンオールスターズや安室奈美恵など、直前にサプライズの出場歌手が追加されることがあるが、今年はどうなのだろうか。三杉氏は言う。

「サプライズがあるかどうかは分からないですが、本番までに興味が薄れないよう、いろんな情報を小出しにしていくとは思います。朝ドラ『まんぷく』の主題歌を歌うドリカムや、テレビには基本的に出演しない方針ですが、DAOKOさんとのコラボで米津玄師さんのサプライズ出場など、あるかもしれません」

 どんな12月31日になるだろうか。(本誌・太田サトル)

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