こんな一面もあったという。

「子供たちの間でシューティングゲームという、テレビゲームがはやっていた。拳銃などで相手を撃ち殺すような場面もあるゲームです。稲泉さんは、子供たちがそんなゲームをやっていると、こういうゲームはよくないぞと、子供たちにわかりやすく注意してやめさせていた。だから、稲泉さんのような方が交番勤務になれば地域のためになると思って喜んでいたのです。それがこんなことになるとは……」(前出の友人)

 そして地域の複数の住民からはこんな声が聞こえてきた。

「犯人は、奥田交番近くの病院に通っていたことがあるそうです。現場の地理には詳しかったはず。交番で警察官を襲って、拳銃を奪い、次に小学校を襲撃するという計画的なものではないか」

 島津容疑者の口から事件の真相が語られることはあるのか?(今西憲之)

※週刊朝日オンライン限定記事

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今西憲之

今西憲之

大阪府生まれのジャーナリスト。大阪を拠点に週刊誌や月刊誌の取材を手がける。「週刊朝日」記者歴は30年以上。政治、社会などを中心にジャンルを問わず広くニュースを発信する。

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