6月3日午前、家政婦の自宅がある東京・港区のマンション前には報道陣が詰めかけた
6月3日午前、家政婦の自宅がある東京・港区のマンション前には報道陣が詰めかけた
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6月3日午前、家政婦の自宅がある東京・港区のマンションに捜索に入る和歌山県警捜査員ら(※写真の一部を加工しています)
6月3日午前、家政婦の自宅がある東京・港区のマンションに捜索に入る和歌山県警捜査員ら(※写真の一部を加工しています)
6月2日夜、和歌山県警が家宅捜索した妻Sさんの東京の自宅マンション(新宿区)に集まる報道陣(撮影/上田耕司)(※写真の一部を加工しています)
6月2日夜、和歌山県警が家宅捜索した妻Sさんの東京の自宅マンション(新宿区)に集まる報道陣(撮影/上田耕司)(※写真の一部を加工しています)

 資産50億円のうち30億円をこれまで4000人の美女に費やし、今年2月には55歳年下のSさん(22)とめでたく結婚。「紀州のドンファン」と呼ばれた和歌山県の資産家の野崎幸助さん(77)が5月24日、和歌山の自宅で“変死”した事件が急展開している。

【写真】著書「美女4000人に30億円を貢いだ男」の衝撃的な表紙

 和歌山県警は野崎さんの遺体を行政解剖した結果、簡易検査で覚せい剤反応が出たため、事件性があるとして捜査。通夜の直後から野崎さんの和歌山県田辺市の自宅、経営する会社など数か所に家宅捜索に入っていた。

 さらに和歌山県警は10人を超す捜査員を東京に派遣し、6月2日夜には妻であるSさんの別宅がある新宿区内のマンションを家宅捜索。押収品を入れた段ボール5箱ほどを運び出したという。さらに3日午前からは東京・港区にある野崎さん宅の家政婦の自宅にも家宅捜索に入った。容疑は殺人容疑などだという。

 捜索を受けた妻、Sさんについて野崎さんの親族がこういう。

「5月29日に通夜だったのですが、警官がたくさんきて大変でした。幸助が覚せい剤を使っていなかったか、周囲で覚せい剤やっているヤツはいないか、などと聞かれましたが、心当たりが全くない。従業員は尿検査までされています。そして妻のSさんと家政婦についても詳しく聞かれました。幸助が亡くなって初七日法要もしてないうちにSさんは『東京に帰りたい』と言い出していた。結婚後もモデルの仕事があると東京と和歌山を行ったり来たりしていて、幸助と一緒に暮らしたのは数か月もないぐらいでした」

 一方、3日午前に家宅捜索を受けた家政婦は、もともと野崎さんの金融業を手伝っていたという。東京から和歌山の野崎さん宅に月10日ほどやってきて雑用をしていたという。

「5月24日、意識ない野崎さんを最初に発見したのは、妻のSさん、次に家政婦だった。野崎さんは資産家なので事件性も視野に入れた捜索です」(捜査関係者)

 謎の多い「紀州のドン・ファン」の死の真相が解明される日がくるのか。(本誌取材班)

※週刊朝日オンライン限定記事を一部、加筆