「だから、少し不思議に感じるんですよね。もともと知ってることではありますから(笑)。だけど、彼にとってみれば、大きな意味合いをもつ選択だということですね」(石川さん)

 芸能ジャーナリストの佐々木博之さんも同様の意見だ。

「2015年の人気ドラマ『下町ロケット』の弁護士役では、俳優・池畑慎之介として、今までとまた違った味を見せ、話題を集めました。俳優としてまだまだ円熟味を増していくなか、デビュー50周年という節目を迎えた。ピーターという中性的なイメージを払拭するにはいい機会だと思います」

 FAX文は、〈絶対に無理だと思いますが…〉という前置き付きだが、

〈『普通のオジサンに戻りたい!?』(爆)〉

 という心の叫び(?)で締めくくられている。

 休養後の活動については全く分からないが、俳優以外の仕事も今後も継続予定とみられ、所属事務所によるとピーターとしてのヒット曲の数々も、今後、「池畑慎之介」名義で歌う機会もあるかもしれないとのこと。

 ピーターの妖艶な魅力全開でヒットした69年のデビュー曲「夜と朝のあいだに」も、また違った魅力を放つ曲に聴こえるだろうか。(本誌・太田サトル)

※週刊朝日オンライン限定記事