九州が「成長可能性都市」の上位に! 伸びる“まち”の共通点 (3/4) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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九州が「成長可能性都市」の上位に! 伸びる“まち”の共通点

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緒方麦週刊朝日
くまモンと蒲島郁夫・熊本県知事(c)朝日新聞社

くまモンと蒲島郁夫・熊本県知事(c)朝日新聞社

総合ランキング(左)とポテンシャルランキング(右)(週刊朝日 2018年5月18日号より)

総合ランキング(左)とポテンシャルランキング(右)(週刊朝日 2018年5月18日号より)

「成長可能性都市ランキング」 結果まとめ(週刊朝日 2018年5月18日号より)

「成長可能性都市ランキング」 結果まとめ(週刊朝日 2018年5月18日号より)

外国船社及び日本船社が運航するクルーズ船の寄港回数(週刊朝日 2018年5月18日号より)

外国船社及び日本船社が運航するクルーズ船の寄港回数(週刊朝日 2018年5月18日号より)

 総合8位、ポテンシャル6位の長野県松本市は、「都市の魅力」4位など八つのランキングの10位以内に名を連ねる。「城下町で空襲を受けず、コンパクトで歩きやすい町並みが残っている。また地域コミュニティーが根強く、町内会自治や公民館での活動も盛んです。高齢者だけでなく、いろんな世代が活発に参加していますよ」と、市の政策課担当者は話す。ライフスタイル別ランキングの「子育てしながら働ける環境がある」では堂々の1位。「4期目に突入している市長は医師であり、当初から少子高齢化を警戒して、子育て支援に力を入れていました」(担当者)。16年度から、人、生活、地域、環境、経済、そして教育・文化の六つの「健康」づくりを掲げ、健康寿命延伸都市を目指す。

 ポテンシャル4位の松山市は、医療や買い物、飲食店の充実、治安の良さ、高齢者やおひとりさまも安心して暮らせる雰囲気から、「リタイア世代が余生を楽しみながら仕事ができる」で3位、「都市の暮らしやすさ」で6位に食い込む。

 市のシティプロモーション推進課担当者は、「町の真ん中に松山城があり、コンパクトで利便性が高い。町がフラットなので自転車で通勤・通学する人が多い」と、松本市と同じく城下町の強みを教えてくれた。物があふれる今日、コンパクトな町の利便性は人気につながるようだ。また、物価や家賃が安く生活しやすい点に加え、「通勤・通学時間が短く、労働時間も少ない。効率よく働ける分、家族と一緒にいる時間がとれます」(担当者)と、ワーク・ライフ・バランスの充実も挙げる。

 野村総研が選定した100都市は、東京都特別区部を除き、すべて市だった。「成長可能性を感じさせる小さな町村もたくさんあります」と話す三科さんに、事例を挙げてもらった。

「オンリーワンの企業が村にある」と示したのは山梨県忍野(おしの)村だ。村には産業用ロボット大手「ファナック」の本社や工場がある。以前は東京都日野市に本社があったが、手狭になったため、近場で移転先を探し、同村と山中湖村にまたがる土地を購入。1984年に本社を移転した。

 村の人口は増え続けている。同社は敷地内に社宅や独身寮を設けているが、村の住民課担当者はそこに住む社員や家族が人口増に貢献していると見る。


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