太田サトル
──何年かに一度という、もっとも忙しい時期だったのでは？
言われるほど忙しかったわけではないです。原因がはっきりしない病気だから、みんな「ストレスがたまっていたから」「疲れていたから」と言うんですけど、僕はあんまりそういう考えに引っ張られてないです。ただ、タイミングは悪かった。僕よりも周りが戸惑ってましたね。
──「KinKi Kids Party！」では、横浜スタジアムと中継をつなぐという方法をとりました。
本当は、何が何でもステージに立ちたかった。一曲でもいいから歌いたかった。ただ、あのときの僕は普通の人が「なんでこんなことが？」と思うようなことができない状態でした。「ピアノ一本で一曲歌うことならできるかもしれない」という話もしましたが、「絶対にできるのか？」と言われると、正直やってみないとわからない。まだ退院して10日ほどでしたから。「これだったらできると思う」「じゃあこれは？」「それはできない」とか、そんな話を何回も何回もして、ぶつかったりもしました。結果的に、ああいう形での出演となりました。
沖昌之
小島よしお
しいたけ.
