貴乃花親方 (c)朝日新聞社
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暴行事件で減給処分を受けた横綱・白鵬 (撮影/上田耕司)
暴行事件で減給処分を受けた横綱・白鵬 (撮影/上田耕司)

 横綱白鵬に減給処分が下される前夜(12月19日)、東京都文京区のホテル椿山荘東京では白鵬の東京後援会の忘年会「横綱白鵬東京後援会総会懇親会」が行われた。

【写真】懇親会のステージに登場した白鵬

 会が始まっても、白鵬は付け人と別室にこもったままだったが、会の途中からえんじ色のきもの姿で入場し、ステージでマイクを握った。

「2017年は秋場所、春場所の2場所休場しました。2場所休場しても、年間最多勝が取れた。今は大変な時期であります。『厳しい冬は終わって、必ず春がやってくる』という言葉を信じてこれからもやっていきたい」

 白鵬のトークに笑いや拍手が起きる。白鵬は上機嫌でこう語りかけた。

「私自身も18年は幕内1千勝の大きな記録もかかっている。最終的な目標はおやじが出た1964年東京オリンピックですね。メキシコ五輪でモンゴル初のメダルをもたらした。あと2年半頑張れば、東京オリンピックで、土俵入りできるかもしれない。そこに親子で土俵に上がるという目標ができております」

 写真撮影会のあと、歌や抽選会が行われたが、白鵬は帰ってしまった。

「やはり、処分が気になったんでしょうね」(後援会関係者)

 忘年会の翌日の12月20日、日本相撲協会は白鵬に対し、「18年1月分の給与全額不支給、2月分の給与50%を減給」という処分を下した。処分に対し、貴乃花一門の支援者はこう感想をもらす。

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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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