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“激安国有地”の森友学園 安倍夫妻と「愛国」理事長

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「瑞穂の國記念小學院」の校舎

「瑞穂の國記念小學院」の校舎

 こうなると気になってくるのは、籠池理事長の政界人脈だ。過去の雑誌のインタビュー記事などによれば、籠池理事長は香川県高松市出身。関西大学経済学部を卒業後、奈良県庁職員となった。この頃、妻の諄子(じゅんこ)氏と結婚。29歳の時、諄子氏の父・森友寛氏が初代園長を務めていた塚本幼稚園で副園長として働くようになり、森友氏の死後、夫妻で幼稚園の経営を引き継いだという。日本最大の右派団体「日本会議」に所属する国会議員の証言。

「先代は資産家で叙勲など功績があったが、今の理事長夫妻になってトラブルが続出するようになった。夫妻の思想はいわば、ウルトラ右翼。夫妻とも日本会議大阪の幹部だが、自民、日本維新の会などの保守系国会議員でもその過激さにドン引きするほどだった」

 その日本会議人脈で、複数の政治家の名前が浮かび上がってくる。

 まず、防衛相として昨年10月に籠池理事長に「感謝状」を渡していた稲田朋美氏。23日の国会答弁で籠池理事長と以前から面識があったと認めた。稲田氏は月刊「WiLL」06年10月号の座談会で、〈教育勅語の素読をしている幼稚園が大阪にあるのですが>と、自ら塚本幼稚園に言及。同園についての新聞記事中で文部科学省が「教育勅語を幼稚園で教えるのは適当ではない」とコメントしたことに憤慨したらしく、「教育勅語のどこがいけないのか」と問い合わせたエピソードを披露している。さらにこんな考え方を語っていた。

〈教育勅語は、天皇陛下が象徴するところの日本という国、民族全体のために命をかけるということだから(中略)教育勅語の精神は取り戻すべきなのではないかなと思ってるんです>

 数年前、籠池夫妻は稲田氏が大阪で開いたパーティーに出席したという。

「その席で諄子夫人は稲田さんの保守は生ぬるいと批判するほど過激でした」(出席した国会議員)

 また、平沼赳夫・元次世代の党党首は13年9月に塚本幼稚園で講演。小学校開設の寄付金集めにも応援メッセージを寄せている。


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