リアル二刀流は難しい 日ハム大谷の起用法に東尾修が持論 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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リアル二刀流は難しい 日ハム大谷の起用法に東尾修が持論

連載「ときどきビーンボール」

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週刊朝日#東尾修
球宴の本塁打競争で優勝した日本ハムの大谷=7月15日、ヤフオクドーム (c)朝日新聞社

球宴の本塁打競争で優勝した日本ハムの大谷=7月15日、ヤフオクドーム (c)朝日新聞社

 勝利を重ね、首位・ソフトバンクに近づく日本ハム。しかし、その要である大谷翔平の使い方次第では、追撃が難しくなると西武ライオンズの元エースで監督経験もある東尾修氏は危惧する。

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 日本ハムが驚異的なペースで勝ち続け、ソフトバンクの背中が見える位置にいる。8月の日程を見渡すと、両者の首位決戦が2カード計6試合ある。2カードともに週末。右手中指のマメに問題がなければ、日本ハムの投手・大谷翔平がそれぞれの日曜日の計2試合に先発することになる。

 優勝争いの中で、大谷の存在が重大なカギを握る。

 両者のゲーム差がさらに縮まったとき、ソフトバンクがどんな攻めを見せるかに注目したい。日本ハムの4番・中田翔の調子が上がっていないだけに、打者・大谷を封じ込めることができるかどうか。

 大谷は恵まれた体格で、腕の長さもある。外角球にもしっかりとバットが届く。今年はしっかりとボールを呼び込む形ができているので、緩急に攻められても崩されにくい。やはり、内角球がポイントだろう。低めの変化球では拾われる可能性がある。ベルトから上の高めのゾーンで、バッターボックスのライン上を通すような厳しい速球系を投げ込むことだ。バットとボールの距離をとらせないことが肝要だ。

 二刀流選手として「球界の宝」とされる存在。プロ4年で死球は二つしか受けていない。対戦する投手にも「ぶつけちゃいけない」という遠慮のような、見えざる心理が働いていたことは間違いないだろう。だが、優勝争いとなればそうも言っていられない。投手出身であるソフトバンク監督の工藤公康がミーティングでどういった指示を出すのかも見どころだ。

 逆に、日本ハムの監督・栗山英樹は、ソフトバンクの厳しい攻めから大谷をどう守るかを考えているだろう。エースとして、投げる試合は確実に勝ってもらいたい。投手に専念させたいと思う一方で、打者としても頼りたくなる。もし、死球を受けて登板日をずらすことになれば、他の投手にも影響を及ぼす。万が一、故障ともなると、追撃態勢がままならない。


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