ビールを持って笑顔を浮かべる美女たち。彼女たちは一体何者!?(撮影/写真部・東川哲也)
ビールを持って笑顔を浮かべる美女たち。彼女たちは一体何者!?(撮影/写真部・東川哲也)

 千葉ロッテマリーンズの本拠地・QVCマリンフィールドで、ビールの売り子をしながらアイドル活動をする「マリーンズ カンパイガールズ」。2015年5月に初お披露目後、8月末までのホームゲームで、計3万杯を売り切り、記念に写真集デビューも果たした。

 リーダーの今井さやかさんは、売り子歴9年目で、1日最高590杯の販売記録を持つ凄腕のベテラン。夏の日差しに劣らない明るい性格で、固定ファンも多数だ。

「常連さんの顔は、みんな覚えています!」と今井さん。購入者の顔を覚え、わずかな時間でもコミュニケーションを重ね、次の試合で見つけたら積極的に声をかけにいく。それがファンの心をつかむ。

 売り上げアップには、スマイルも重要。「目が合ったお客さまには、目が消えてなくなるほど満面の笑みで返します」(吉田愛璃沙さん)

 さあ、これからビールがおいしくなる季節。ほろ酔いで野球観戦を楽しみたい人も、美女のスマイルがほしい人も、彼女たちに向かって手を挙げてみよう!

■QVC MARINE FIELD
常連客との会話を楽しみながら、ビールを販売する今井さやかさん。「まだこの仕事を始めたばかりの頃、女性のお客さまのおなかの中にいた子が大きくなって一緒に野球を見に来てくれたり、デートに来ていた2人が夫婦になったり。大切な思い出が毎日増えていきますね」(今井さん)

■SEIBU PRINCE DOME
売り子になろうと思ったきっかけは人それぞれ。「小さい頃よく西武ドームに来ていて、その頃からの夢」(愛花さん)、「西武ライオンズのファンで球場で仕事をしたかった」(なっちゃん)という生粋の野球ファンもいれば、「痩せられるかなと思って……」(ゆいさん)という人も。高校の先輩に誘われて始めたというなみちゃんは、10年以上の販売歴だ。
バドワイザーを担当している、くまちゃん(22)は今年4年目。初日は3時間で12杯しか売れなかったというが、今や1日200~300杯を売るまでに成長。

次のページ