東尾修 西武キャンプレポ「今年が勝負の年」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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東尾修 西武キャンプレポ「今年が勝負の年」

連載「ときどきビーンボール」

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週刊朝日#東尾修
「今年が勝負の年」(※イメージ)

「今年が勝負の年」(※イメージ)

 古巣・西武ライオンズの春季キャンプ視察を終えた、元エースで監督経験もある東尾修氏。選手たちの様子をこう分析する。

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 春季キャンプ視察で宮崎県を訪ねた。日南市南郷町でキャンプしている私の古巣・西武の話題から――。

 2月8日、高卒2年目を迎える高橋光成がシート打撃に登板していた。最速は143キロ。打者15人に対し、3安打3三振1四球だった。以前のような荒れ球でなく、ストライクゾーン付近にまとまっていた。昨年は、8月に4勝して月間最優秀選手(MVP)に選ばれた。勢いで投げていた印象もあったが、だいぶ落ち着いてきたよな。

 ただ、制球が安定すると、打たれやすくもなる。相手もデータをそろえて研究してくるし、ストライクゾーン付近の球ばかりなら、プロの打者はそれなりに対応してくる。壁にぶつかる局面もあるだろう。一流投手になるための道程だ。

 さらに難を言えば、下半身から上半身に力を伝えるテイクバックがスムーズでない。「ガク、ガク、ガク」と3カ所くらい、つっかかるのが気になる。ブルペン投球を繰り返す中で、どうやって解消していくか。制球力をつけたうえで、球のキレが加われば、もう一つ殻を破ることができる。

 田辺監督、潮崎ヘッド兼投手コーチが高橋を何戦目に起用するかも重要だ。勝ちをつけて軌道に乗せてあげないといけない。勝つことで心のゆとりが生まれ、投げ急ぐことがなくなる。投球フォームもゆったりし、球のキレもどんどんよくなる。年間ローテーションを守れるかどうかは、開幕からの滑り出しにかかっている。


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