生活保護の受給率は男性のほうが増加 未婚男のおひとりさま問題 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

生活保護の受給率は男性のほうが増加 未婚男のおひとりさま問題

このエントリーをはてなブックマークに追加
男性シニアのおひとりさまが急増している。そして今後、結婚歴のない非婚シングルが増える(※イメージ)

男性シニアのおひとりさまが急増している。そして今後、結婚歴のない非婚シングルが増える(※イメージ)

おひとりさまの最期

上野千鶴子著

978-4022513250

amazonamazon.co.jp

 男性シニアのおひとりさまが急増している。そして今後、結婚歴のない非婚シングルが増える。国立社会保障・人口問題研究所の人口統計資料集(2015年版)では、1920年代から1~2%ぐらいで推移していた男性の生涯未婚率(50歳で一度も結婚していない割合)が、85年以降徐々に高まり、2000年には約12.6%、05年には16%にもなった。ライフスタイルも多様化しているが、そこにはリスクが潜んでいるようだ。

 こうした男性のおひとりさまの実情について、単身高齢者の入院時の身元保証や生活サポートなどを請け負う、東京シルバーライフ協会の田口克彦さんは、こんな印象を持つ。

「おひとりの男性もさまざまですね。ただ、結婚歴がある・なしにかかわらず、事業を起こした人、企業である程度の役職まで昇進した人は、単身でもしっかり今後の生活のことを考えている傾向があります」

 だが、年金と資産のある男おひとりさまも要注意だ。一歩間違えたら下流老人になるリスクがある。『おひとりさまの最期』(朝日新聞出版)の著者で社会学者の上野千鶴子さんはこう解説する。

「お金を稼ぐ能力と、家計を管理する能力って違うものなんです。収入があるときと同じようにお金を使えば、当然ながら家計は破綻します。年金が相当程度ある、かつて一流企業の管理職だった人でも、破綻する例が紹介されています」

 高齢者の生活問題に詳しい第一生命経済研究所ライフデザイン研究本部の小谷みどりさんは、未婚の男おひとりさまの貧困の問題について注視する。

「実は、今の75歳ぐらいから生涯未婚率が増えています。しかも、経済的な問題で結婚しない例が多い。現在の高齢者の貧困率は女性のおひとりさまのほうが高いのですが、生活保護の受給率は男性のほうが増加しているんです」

週刊朝日  2015年11月20日号より抜粋


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

関連記事関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
あわせて読みたい あわせて読みたい