東尾修のキャンプレポ「松坂は投球の形になっていない」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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東尾修のキャンプレポ「松坂は投球の形になっていない」

連載「ときどきビーンボール」

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週刊朝日#東尾修
キャンプで投球練習する松坂大輔 (c)朝日新聞社 

キャンプで投球練習する松坂大輔 (c)朝日新聞社 

 今季プロ野球で大きな注目を集める松坂大輔。西武ライオンズ所属当時、監督を務めていた東尾修は松坂に3つのアドバイスをした。

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 各球団のキャンプ地を回ってきていたけど、気になるのはソフトバンクの松坂大輔だよな。これから記すのは、キャンプ中の現時点での話。彼が開幕までに上昇するか。それによって、シーズンの結果は大きく変わるから、そのことを念頭に置いて、これからの話を読んでもらいたいと思う。

 キャンプ初日の2月1日に彼が報道陣シャットアウトでブルペンで捕手を立たせて投球を行った。私はその場に残った。西武入団1年目に監督と選手の間柄。彼なら許してくれると思ったし、久しぶりに彼の投球を目の前で見たかったからだ。一番奥のブルペンで投げていたが、私の存在を確認すると、一番私に近い位置に移動して投げてくれた。

 結論から言えば、投球の形にはなっていなかった。工藤監督、投手コーチもおり、多くのことを言う立場にない。それでも3点のことを言った。2011年に右肘の手術を行って以降、私が感じていたことだった。

(1)左足が遠回りに出る。
 この点については、彼自身が対策していた。今までは本塁に向かって正対する形でワインドアップに入っていた。それだと、どうしても左足を振り回す形で上げる状況が続いていた。「振り回して上げる=体をひねっている」ことになり、反動で左肩は早く開く。先に体が開けば右腕はついてこない。だが、彼は少し三塁ベース寄りに体を向けた形で振りかぶっていた。それなら、左足をスッと上げられる。


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