室井佑月氏が「信用できないのに税金を預ける馬鹿がいるか」と政府に憤る 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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室井佑月氏が「信用できないのに税金を預ける馬鹿がいるか」と政府に憤る

連載「しがみつく女」

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 消費増税のための一体改革法が成立した。作家でコメンテーターの室井佑月氏はその前にするべきことがあるといい、政府に「腹立つ」といっている。

*  *  *
 野田内閣は増収分13兆5千億円は、すべて社会保障財源に充てるといっているが、自民党は10年間で200兆円インフラ投資を柱とする「国土強靭(きょうじん)化基本法案」を提出した。公共事業だ。

 自民・公明がそういってるんだから、野田さんは言い訳しながらそれに従うだろうと思われる。あの人、この先、民主が駄目になっても、自民には歓迎されて迎えられればいいんじゃないの? まあ、それはあたしの勝手な臆測であるが。

 話を公共事業に戻して。たしかに、この先、絶対に必要な公共事業はあるだろう。壊れて危ない道路や、橋の補修などだ。

 でもあたしは、先に200兆円という予算を決めて……、というところが本当に嫌だ。どうしてまだそんな古くさいことをしようとしているんだか。今までの悪事はもうバレてますよ。

 なんでこの国が借金まみれになったのか。無駄な公共事業に馬鹿みたいに金を注ぎ込んだということも、大きな理由の一つだろ。

 つまり、金(税金)を預けるところが信用できないわけ。信用できないのに、喜んで金を預ける馬鹿がいるか。消費税増税を強引に進めたりして、彼らはうちらを馬鹿認定しているみたいだけど。腹立つ。

※週刊朝日 2012年8月31日号


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室井佑月

室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。自らの子育てを綴ったエッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中。

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