灘高出身の東大卒が大工に就職 現場の仕事から学んだこととは (1/4) 〈東大新聞オンライン〉|AERA dot. (アエラドット)

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灘高出身の東大卒が大工に就職 現場の仕事から学んだこととは

杉田英輝東大新聞オンライン
1回目の大学生活の卒業式(写真/本人提供)

1回目の大学生活の卒業式(写真/本人提供)

バックパッカーをしていたころ。インド・ゴルコンダフォートで(写真/本人提供)

バックパッカーをしていたころ。インド・ゴルコンダフォートで(写真/本人提供)

大工として仕事する栗林さん(写真/本人提供)

大工として仕事する栗林さん(写真/本人提供)

 昨今、固定観念にとらわれない多様で柔軟な生き方が注目を集めています。そのような生き方を選んだ人たちは人生において何を重んじ、どう向き合っているのでしょうか。 

 今回インタビューした栗林煕樹さんは、東京大学理科一類入学後工学部への進学を前に1年間休学し、卒業後は建築会社に大工として就職・結婚しました。しかしその後、一念発起して大工を辞め東大理科三類を再受験し見事合格。現在は2度目の学生生活と子育てに励んでいます。

 さまざまな経験をしてきた栗林さんに学問や仕事、家庭など対する考え方について話を聞き、人生設計のヒントを探ります。前編となる今回は、一度目の東大入学から、大工として仕事をする中で学んだことについて聞きました。(東大新聞オンラインから転載、一部抜粋・改変)

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■やりたいことが決まらなかった、一度目の東大生活

――東大を目指した理由やきっかけは何ですか

 当時はまだやりたいことがはっきり定まっておらず、また灘高校に通っていたこともあり、周囲の多くが東大を目指すという環境の中で自分も自然と東大に行きたいと思うようになっていました。進学選択があり、入学後に自分のやりたいことを考えられたり、進路の幅が広かったりする点も魅力でしたね。理科一類にしたのは、昔からものを作るのが好きで漠然と建築に興味を持っていて、工学部に入るとしたら一番良いかなと思ったからです。

――前期課程での生活の様子はどうでしたか

 恥ずかしいくらい不真面目でしたね……(笑)。体操部での活動が生活のほとんどで、授業にあまり出席せず勉強もテスト前に少しする程度でした。

――後期課程進学前に休学していたそうですが、その期間で何をしていましたか

 2年の終わりから1年間休学をし、海外でバックパックをしていました。基本的に西へ西へと進んでいましたね。まず船で中国に渡りインドなどアジアを周り、少し中東を見た後、ヨーロッパ、南米、北米と移動し、帰ってきました。


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