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東北地方はシルバーウィークの頃に、北上する台風14号の影響を受ける恐れがでてきています。予想の幅や、注意点などをまとめました。

トリプル台風発生中 注目は14号

14日15時現在、複数ある台風のなかで、注目すべきは14号です。
予報円はまだ大きく進路に幅がありますが、台風14号は12号よりも小回りに向きをかえそうです。
理由は、台風の動きを決める太平洋高気圧が、東へ退く予想だからです。
台風14号は19日(日)には暴風域を伴って、九州から東海、北陸へ接近する恐れがあります。

世界の気象機関の予測では、台風14号が週明けに東北へ近づくものがあります。
また、次の熱帯低気圧が発生して北上する可能性もあり、最新の情報に注意が必要です。
詳しくは日直予報士記事『台風14号 発達しながら北上 シルバーウィークは日本列島に広く影響か』をご覧ください。

今夜は寝冷えに気をつけて 連休初日は貴重な日差し

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東北地方は17日(土)頃まで晴れる日が多いでしょう。
晴れた日の夜は地面付近の熱が逃げる「放射冷却現象」が強まります。
15日(木)の最低気温は盛岡13度と今季最も下がりそうです。お腹を出して寝ないように気をつけましょう。

一方、17日(土)から連休という方も多いと思います。
今のところ晴れるのは初日くらいで、その後は近づく台風や秋雨前線の影響で雨の日が続く予想です。
台風の動き次第で予想は変わりますが、連休初日の日差しが貴重になりそうです。
台風の進路によっては18日(日)頃から、東北でも強い雨や強い風、高波などの影響が出始める可能性があります。

連休後半も曇りや雨 残暑続くか

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東北地方は連休後半も曇りや雨の日が多い予想です。
台風14号や、発生の兆候がある次の熱帯低気圧、それらと秋の空気の間にできる秋雨前線など、天気を決める役者が多いため、配置によって予報が変わりやすくなっています。
いずれも天気を崩す配役ですので、連休中の予定は慎重に検討してください。
特に、登山やキャンプなどは18日(日)以降、荒天を視野に、最新の予報をチェックしましょう。

日差しは少なくとも気温は高めの傾向です。台風や熱帯低気圧が東北まで北上すると、熱帯の蒸し暑い空気が運ばれるためです。
ただ、東北が秋雨前線の北側(涼しい空気)に入ると、予想より気温が低くなることがあります。
服装を決める際も、最新の予想を確認しましょう。