今回フォーカスする食材は柿です。「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざもあるほどに、ビタミンや食物繊維など、豊富な栄養素を含んでいる柿。やや赤みの強いだいだい色は、見た目にも秋の気分を盛り上げてくれますよね。いただきものとして手にする機会もあるのではないでしょうか。さらに、今回は色に注目して、温もりを感じる柿の色と、白い食材を合わせるレシピをご紹介します。むいて食べるだけではない、新しい柿の食べ方を発見してもらえたらと思います。

レシピ1 柿+長いも

最初にご紹介するのは、長いもを合わせたレシピです。切って混ぜるだけの簡単・即席メニューです。よりさっぱりした味がお好みの場合は、すだちやレモンなどを搾っても。爽やかさと食感を楽しんでくださいね。

<材料>およそ2人分
柿 1個
長いも 10cm
わけぎ 2~3本
ポン酢 大さじ2
かつお節 適量

<作り方>
1. 柿と長いもは皮をむいて、2cm程度の角切りにします。わけぎは1cmの長さで切ります。
2. ボウルに柿と長いも、わけぎを入れて、ポン酢を加えて、ざっくりとひと混ぜします。
3. 器にもって、かつお節をひとつまみ、ふんわりとのせたら完成です。

レシピ2 柿+豆腐

様々な食材で作られる「白和え」を秋らしく、すこしこっくりした味わいで食してみるのはどうでしょうか。和食だけでなく、洋食でも合います。柿の甘さによって味が大きく変わってきますので、何度作っても、飽きが来ませんよ。

<材料>およそ4人分
柿 1個
豆腐 1丁
白味噌 大さじ1
クリームチーズ 50g
砂糖 大さじ1/2
ナッツ(お好みでクルミやピーナッツなど) 大さじ3
かつお節 5g

<作り方>
1. 豆腐はキッチンペーパーなどに包んで、重しを乗せて、水を切っておきます。
2. 柿は皮を剥いて、1cmの厚さのくし形に切ります。ナッツ類は細かく刻みます。
3. ボウルに1の豆腐を入れて、泡立て器などでなめらかになるように潰します。
4. 白味噌、クリームチーズ、砂糖を加えてさらに混ぜます。
5. 2の柿を加えて和えます。
6. 器に盛って、ナッツとかつお節を振り入れたら完成です。

柿をくり抜いて器にしても愛らしいですね
柿をくり抜いて器にしても愛らしいですね

レシピ3 柿+チーズ

このレシピで使用するのはチーズです。もし苦手でなければ、是非、ブルーチーズをおすすめしたいところ。形のあるモッツァレラチーズやチェダーチーズなどでもよいですし、カマンベールやブリーなどの粘度のあるチーズでも!違いを楽しんでみてほしいです。少し甘くてしょっぱい味は、あとをひき、前菜やおつまみとしても使えます。簡単に作れるのにおしゃれで美味しいレシピです。

<材料>作りやすい分量
柿 1個
チーズ 50~100g
クルミ 大さじ2
はちみつ 大さじ2
粗挽きこしょう(黒) 適量
オリーブオイル 適量

<作り方>
1. 柿は皮を剥き、2cmのくし形に切ります。クルミは簡単に砕いておきます。
2. 皿に柿をのせ、チーズも食べやすい大きさでのせます。
3. 黒こしょうを振って、クルミを振り入れます。
4. はちみつを上から回しかけ、お好みでオリーブオイルを回しかけたら、完成です。
※水分が出やすいので、4は食べる直前がおすすめです。
※柿に種がある場合は除いてから使ってください。

色も楽しく、舌も楽しめる!そんな旬の食べ方を増やしていきたいですね。

参考 FNNプライムオンライン