今春、19年ぶりに新たな高等専門学校(高専)が徳島県神山町に開校する。もともと高専は高度経済成長期に産業界の要望に応えるかたちで創設され、実践的技術者を養成してきた高等教育機関である。全国57校の高専生への評価は高く、求人倍率約10~20倍、就職希望者の就職率はほぼ100%。しかし今、社会が必要とする技術者の姿は変わりつつある。徳島県に新設される「神山まるごと高専」は“テクノロジー×デザイン×起業家精神”を軸にした教育を目指している。それは文部科学省が求める“これからの高専の姿”とも合致する。
就職率ほぼ100%の「高専生」がスタートアップでも強みに 日本経済「競争力低下」からの脱却で刮目
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