
「朝日新聞出版の本」に関する記事一覧





4歳で進化論、8歳で相対性理論…なぜ「ギフテッド」は学校に馴染めない? 発達心理学者が解説
高い知能や、さまざまな領域で特別な才能を有する「ギフテッド」。近年テレビなどでも見ることが増えてきている。高いIQや、さまざまな分野で突出した能力がある人が多く「天才」のイメージで紹介されることが多いが、すべてのギフテッドが成功しているわけではない。ではギフテッドとは何か。ギフテッドに関する専門書の翻訳を手がけ、発達心理学や教育心理学が専門である上越教育大学の角谷詩織教授にギフテッドについてきいた。<阿部朋美・伊藤和行著『ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち』(朝日新聞出版)より一部抜粋・再編集>

人生に失望した36歳「ギフテッド」男性はなぜ転職先で成果を出せたのか 「社会性が低い」の誤解
高い知能や、さまざまな領域で特別な才能を有する「ギフテッド」。その1人、吉沢拓さん(36)はギフテッドのことをこう話す。「スポーツカーで公道を走ろうとすると、ブレーキを踏みながらヨロヨロと走ることになります。走りやすい道を用意してくれる人や、助手席に乗ってくれる人など、アクセルを踏み続けられる環境が必要」 彼は高度な洞察力や正義感ゆえに人間関係に苦悩し、自殺未遂にまで至った経験がある。そんな彼がどのようにして自分の特性を認め、前を向くことができたのか。その背景には、自分を肯定してくれたある人物との出会いがあった。<阿部朋美・伊藤和行著『ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち』(朝日新聞出版)より一部抜粋・再編集>

36歳「ギフテッド」男性が社会で味わった絶望 「頭が悪い」「使えない」と上司や医師が人格否定
高い知能や、さまざまな領域で特別な才能を有する「ギフテッド」。世間では「天才児」のイメージも少なくない。しかし現実には、さまざまな才能があるがゆえに、周囲との軋轢に悩みながら社会を生きる当事者もいる。吉沢拓さん(36)は小学生時代、算数オリンピックの全国大会に出場し、学校でも前例がないほどの高IQを出した。自由な校風の中高、研究に没頭できる大学時代を経て、社会に出たところ、そこで、会社の上司や同僚との人間関係に絶望するほどの苦難を味わった。その半生を紹介する。<阿部朋美・伊藤和行著『ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち』(朝日新聞出版)より一部抜粋・再編集>



「部下を理解する」ためにタイプ分け理論を使うとき マネジャーが気を付けなければいけないこと
「部下が何を感じ、考えているかわからない」というマネジャーが抱きがちな悩みには、タイプ分け理論やパーソナリティ診断を用いることが多い。しかし、著書累計50万部超の人気ビジネス書作家・浅田すぐる氏は「数々の診断は、どれも情報量が多すぎて、理解しきれない、覚えきれない、思い出せないという難点がある。故に、『活かせる』パーソナリティ理論の構築には『数が少ないこと』が必須条件」という。浅田氏の新著『あなたの「言語化」で部下が自ら動き出す 「紙1枚!」マネジメント』(朝日新聞出版)では、「DiSC理論」「ハーマンモデル」「ソーシャルスタイル理論」「類人猿分類」「4つの気質」という5つのパーソナリティ理論を「紙1枚」で整理。そして、これら5つを統合した浅田氏独自の「究極の『紙1枚』マネジメント」法をシェアしている。同著から一部を抜粋、再編集して紹介する。


部下が主体的に働く職場にしたければ、マネジャーは自らが主体的に働いているか見直すことが必要
日本のビジネスパーソンの間でよく交わされる「うちの会社は方針とかビジョンがないんですよ」。果たして、そんな会社があるだろうか。そう思っているマネジャーがいるとすると、マネジャー自身が主体的に働けていないということであろう。部下にモチベーションを持たせ、よりよく変わるマネジメントのためにマネジャーは何をすべきか。著書累計50万部超の人気ビジネス書作家・浅田すぐる氏が新著『あなたの「言語化」で部下が自ら動き出す 「紙1枚!」マネジメント』(朝日新聞出版)を上梓した。同著から一部を抜粋、再編集し、部下をもつマネジャーが抱きがちな悩み解消へのアプローチ法を紹介する。
特集special feature

岸田政権も継承か 選挙で勝てば法の解釈も“好き放題”してきた安倍政権の「単純化」
第二次安倍政権が発足し、8年近くの長期政権の後、菅(すが)政権、そして岸田政権へと継承された約10年の間にあらゆる面で「単純化」が進んだ。特に「多数決ですべてが解決する」という「単純化」は、安倍政権が残した“負の遺産”のひとつであろう。森友学園問題、加計学園問題、桜を見る会問題などで、虚偽答弁が横行したのも「多数決の論理」が原因といっても過言ではない。朝日新書『「単純化」という病 安倍政治が日本に残したもの』で“物言う弁護士”郷原信郎氏が、岸田政権にも継承された問題点を指摘。同書から一部抜粋、再編集し、解説する。



「安倍元首相」と「旧統一教会」の関係を報じるのは当然 「犯人の思う壺」論は全く通用しない
2022年7月8日、安倍晋三元首相が参議院選挙の応援演説中に銃弾に斃(たお)れて、1年近くが経った。第二次安倍政権が発足し、8年近くの長期政権の後、菅政権、そして岸田政権へと継承された約10年の間にあらゆる面で「単純化」が進んだ。安倍氏襲撃事件を機に自民党と旧統一教会の関係が報道され始めると、一部の識者からそれは「犯人の思う壺」という議論が巻き起こった。果たしてそれは正しい議論なのだろうか。朝日新書『「単純化」という病 安倍政治が日本に残したもの』の中から一部を抜粋し、“物言う弁護士”郷原信郎氏の意見を紹介する。

