米製薬大手メルク社が開発した新型コロナの飲み薬「ラゲブリオ」(一般名:モルヌピラビル)が16日から一般流通された。これまでは供給量に限りがあり、必要とする医療機関に国が無償配布していたが、メルクの日本法人MSDの発表によると、生産体制が整い、安定供給の見通しが立ったことから一般流通が始まった。これにより患者にも処方されやすくなるが、どんな症状の患者が処方の対象で、どんな副作用があるのかなどは気になるところだ。また、承認済みのもうひとつの飲み薬である米製薬大手ファイザー社製の「パキロビッド」(一般名:ニルマトレルビル錠/リトナビル錠)とは何が違うのか。医師と患者が留意すべき点を、感染症専門医で埼玉医科大学総合医療センター・総合診療内科の岡秀昭医師に聞いた。
一般流通された「コロナ飲み薬」に副作用はないのか 専門医に聞いた注意点と“飲まなくてもいい患者”
dot.
9/23