「高校野球」に関する記事一覧

 うなりをあげてミットに吸い込まれる豪速球に豪快なフルスイング、快音を響かせ伸びる打球に華麗な守備……。

甲子園の大舞台でスカウトの目を見張らせる快投を演じ、その完成度の高さから、プロでも活躍すると思われたのに、故障などから大成できずに終わった投手も少なくない。

8月6日に開幕する全国高校野球選手権。3日には組合せ抽選会が行われ、初戦の対戦カードが決まった。浜田（島根）、帝京五（愛媛）、有田工（佐賀）、九州学院（熊本）の4校に新型コロナウイルスの集団感染があったことで大会日程と抽選方法が変更され、例年とは異なる変則日程となったが、各ブロックを勝ち抜き、準々決勝にコマを進める高校はどこになるのか。地方大会での戦いぶりなどから予想してみたいと思う。

高校野球「春のセンバツ」の選考基準を示す「ガイドライン」が7月12日に公表された。

夏の甲子園出場がかかった地方大会決勝は、ひとつの采配やプレー、ミスが明暗を分けることもある。過去の決勝戦の中から、“甲子園切符”に大きく影響を及ぼした3つの珍事を紹介する。

米大リーグ・大谷翔平の活躍によって、最近は高校球児を取りあげた記事でも「二刀流」の文字をよく目にするようになった。ただ、昔から高校野球ではエースで主力打者というのは良くある話で、打撃を生かすため登板時以外は別のポジションにつく投手も珍しくなく、「二刀流」とは言われていなかった。「何でもかんでも『二刀流』と呼ぶのはおかしい」。本来は価値ある呼称が“乱用”されている現状に首をかしげる野球ファンもいる。

今年も夏の甲子園の地方大会が各地区で続々と開幕。今春のセンバツを異次元の強さで制した大阪桐蔭の春夏連覇なるかが注目される。ちょっと気の早い話になるが、過去には春夏連覇、夏春連覇を達成したチームはあっても、3季連続Vを実現したチームはまだない。春夏春、または夏春夏の3連覇を目指したチームがどうなったかを振り返ってみよう。

今夏も高校野球の地方大会が開幕。全国各地で甲子園出場を目指して球児たちの熱い戦いが繰り広げられている。

沖縄、北海道、兵庫など高校野球の地方大会は既に開幕している地区もあるが、7月からはいよいよ全国で甲子園出場を目指す戦いが本格化することになる。ドラフト候補となる選手にとっては大きなアピールの場となるが、この夏の活躍次第で急浮上する可能性を秘めた選手について探ってみたいと思う。今回は野手編だ。（※「投手編」はこちら）

沖縄、北海道、兵庫など高校野球の地方大会は既に開幕している地区もあるが、7月からはいよいよ全国で甲子園出場を目指す戦いが本格化することになる。ドラフト候補となる選手にとっては大きなアピールの場となるが、この夏の活躍次第で急浮上する可能性を秘めた選手について探ってみたいと思う。今回は投手編だ。（※「野手編」はこちら）

ここ数年の夏の甲子園で最も盛り上がりを見せた大会となると、やはり2018年の第100回大会になるのではないだろうか。大阪桐蔭が史上初となる2度目の春夏連覇を達成し、“カナノウフィーバー”と言われた金足農の快進撃も社会現象となった。出場した選手もタレント揃いで、藤原恭大（大阪桐蔭→ロッテ1位）、根尾昂（大阪桐蔭→中日1位）、小園海斗（報徳学園→広島1位）、吉田輝星（金足農→日本ハム1位）、渡辺勇太朗（浦和学院→西武2位）、野村佑希（花咲徳栄→日本ハム2位）が上位指名でプロ入りしている。あれから4年が経ち、大学に進んだ選手も今年がドラフトイヤーとなるが、100回大会を沸かせた選手でプロ入りする可能性が高いのは誰なのか。春のシーズンが終わった時点での現在地を探ってみたいと思う（対象は2018年夏の甲子園に出場した選手）。

高校球界では、2010年代に大谷翔平、佐々木朗希が“夢の160キロ台”を実現したが、50年近く経った今でも“高校野球史上最高の投手”といわれているのが、作新学院時代の江川卓だ。