「暴くべき秘密はまだまだ残っている」“共闘”という新たな手法で記者たちが放ったスクープ 原発と基地――「国益」の名の下に犠牲を強いられる「苦渋の地」で今、何が起きているのか。政府や行政といった、権力を監視する役割を担うメディアは、その機能を果たせているのか。福島と沖縄を持ち場とする2人の新聞記者が、取材現場での出来事を綴った『フェンスとバリケード』。著者で沖縄タイムスの阿部岳記者が、共同通信・石井暁記者との連帯でつかんだ「自衛隊辺野古常駐計画」、そのスクープの裏側を一部抜粋してお届けします。 書籍朝日新聞出版の本読書 5/20
秀島史香 人に話を聞いてもらいたいなら「、」より「。」 ラジオDJ歴25年が明かす“秘伝の技” なぜラジオは3時間の生放送でも聞き続けられるのか? ラジオDJとして25年、第一線で活躍し続ける秀島史香さんですが、実は「もともと緊張しがちで人見知りで心配性」といいます。そんな秀島さんだからこそ見つけられた、誰でも再現できる「人が聞き入ってしまう会話のレシピ」を一冊に詰め込んだ『なぜか聴きたくなる人の話し方』からの連載。今回は、「、」よりも「。」を増やすと話を聴いてもらえる理由を紹介します。 書籍朝日新聞出版の本秀島史香読書 5/19
コロナ禍、ウクライナ侵攻で世界が激変した今こそ重視すべき、マーケティングが目指す方向性【コトラーの最新提言】 “マーケティング界の神様”と呼ばれるフィリップ・コトラー氏の最新刊『コトラーのマーケティング5.0 デジタル・テクノロジー時代の革新戦略』が4月20日に発売になった。マーケティング3.0、4.0に続くシリーズ第3弾となる本書で、コトラー氏は何を語っているのか。本書の監訳を務める早稲田大学商学学術院の恩藏直人教授に読みどころについて聞いた。 仕事書籍朝日新聞出版の本読書 5/18
古代中国の伝承に残るパンダのような不思議な動物とは? 文献からたどるパンダの足あと 新聞の書評に取り上げられるなど反響を呼び、発売即重版が決まった『パンダとわたし』(黒柳徹子と仲間たち・著)。本の編集過程では、たくさんの取材やインタビューを行いましたが、収録しきれなかったエピソードも多々あります。今回は、本には未収録のインタビューを特別に公開! 中国文学が専門で、パンダファンという東京大学附属図書館特任研究員の荒木達雄先生と、古い文献からその存在をたどってみてわかったこととは? 書籍朝日新聞出版の本読書 5/17
医師だけでなくビジネスパーソン、主婦をも救う「ネガティブ・ケイパビリティ」とは? 『ネガティブ・ケイパビリティ』という本が、著者も驚く広がりを見せています。著者は、精神科医で作家の帚木蓬生さん。「答えの出ない事態に耐える力」について書いた本で、刊行は2017年ですが、医療界のみならず、教育やビジネスの世界、子育て世代にも響いて、コロナ禍以降は、先の見えない時代を生きる知恵としても引き合いに出されています。 この力を知ると「生きやすさが天と地ほどにも違ってくる」と著者が言うネガティブ・ケイパビリティについて、詳しく聞きました。 書籍朝日新聞出版の本読書 5/17
“イライラ”の原因は人や事象ではない 真っ先にすべき正しい対処法を自衛隊メンタル教官に聞いた 理由はハッキリとわからないが、なぜかイライラしている。配偶者や子どもの言動がいちいち、気に障る。上司の何気ない一言に、瞬間的にムカッとくる……。「イライラ」を感じたときに真っ先にするべきことがある、と語るのは元自衛隊メンタル教官の下園壮太さん。『自衛隊メンタル教官が教える イライラ・怒りをとる技術』を最近、刊行した下園さんに正しいイライラ対処法を教わった。 下園壮太書籍朝日新聞出版の本自衛隊メンタル教官読書 5/12
瀬戸内寂聴が92歳で知った「全身麻酔と秘密」の関係 2021年11月に99歳で亡くなった瀬戸内寂聴さんが、97歳の時に上梓した『寂聴 九十七歳の遺言』(朝日新書)。そこには自身の人生における出会いや別れ、喜びや悲しみのすべてが記されており、ベストセラーとなっている。本書より、寂聴さんにとっての「孤独死」と、胆のうガンを摘出した際の「全身麻酔と秘密」についてのエピソードを一部抜粋してお届けする。 書籍朝日新聞出版の本瀬戸内寂聴読書 5/9
「孤独が人間の皮膚なら、苦しみは人間の肉」瀬戸内寂聴が出家して楽になった理由 2021年11月に99歳で亡くなった瀬戸内寂聴さんが、97歳の時に上梓した『寂聴 九十七歳の遺言』(朝日新書)。そこには自身の人生における出会いや別れ、喜びや悲しみのすべてが記されており、ベストセラーとなっている。本書より、寂聴さんにとっての「孤独」についての一文を一部抜粋してお届けする。 書籍朝日新聞出版の本瀬戸内寂聴読書 5/7
実は消化不良でほぼフンに それでもパンダがタケを食べる理由 ジャイアントパンダ(以下、パンダ)といえば、いつでもタケやササを食べているというイメージを持つ人も多いのでは? 実際にパンダは1日の大半を食事の時間に費やしています。では、どうしてそんなに食べ続けているのでしょうか。知っているようで知らない、パンダの食事情を、上野動物園パンダ班の前班長で、『パンダとわたし』(黒柳徹子と仲間たち・著)の筆者の一人でもある廣田敦司さんに教えてもらいました。 パンダ上野動物園書籍朝日新聞出版の本読書 5/6
瀬戸内寂聴にとっての「愛」と人生唯一の後悔 2021年11月に99歳で亡くなった瀬戸内寂聴さんが、97歳の時に上梓した『寂聴 九十七歳の遺言』(朝日新書)。そこには自身の人生における出会いや別れ、喜びや悲しみのすべてが記されており、ベストセラーとなっている。本書より、寂聴さんにとっての「愛」についての一文を一部抜粋してお届けする。 書籍朝日新聞出版の本瀬戸内寂聴読書 5/5
【パンダ来日50年】実物を見た日本人がほぼいなかったパンダが上野動物園のアイドルになるまで ジャイアントパンダ(以下、パンダ)が初めて日本に来たのは、1972(昭和47)年10月のことです。当時、日本ではパンダについてほとんど知られていませんでした。もちろん飼育した経験のある人もいませんでした。そのような時代に、急遽パンダの受け入れ先に決まった上野動物園では、大急ぎで準備が進められたといいます。試行錯誤の連続だったという当時の様子を、飼育員の一人としてかかわった成島悦雄さんの寄稿文(黒柳徹子と仲間たち・著『パンダとわたし』収録文の一部を抜粋・再構成)から振り返ります。 パンダ上野動物園書籍朝日新聞出版の本読書 5/3
シベリア抑留からバブル崩壊へ 一万円選書に至る家族の歴史 独自の品ぞろえや選書で知られる個性的な街の本屋さん。2007年、希望者の詳細なカルテをもとにした「一万円選書」を始め、話題になった「いわた書店」(北海道砂川市)の岩田徹さんに、この時期に読みたいお薦めの本を3冊ずつ選んでいただきました。 読書 4/29 週刊朝日
大型連休にお薦めの本は『何もしない』 “日々は無為に過ごしてよい”? 東京・西荻窪「本屋ロカンタン」萩野亮さんにこの時期に読みたいお薦めの本を3冊ずつ選んでいただきました。独自の品ぞろえや選書で知られる個性的な街の本屋さんが今薦めたいものは? 読書 4/29 週刊朝日
「チームメンバー全員が主役」と思わせることが成功の秘訣 はやぶさ2×Googleで解明 3億キロメートル彼方の小惑星リュウグウから「星のかけら(サンプル)」を地球に持ち帰った「はやぶさ2プロジェクト」。幾多の想定外を乗り越え、9つもの「世界初」という偉業を成し遂げた背景には、どのようなチームマネジメントがあったのか? 『世界最高のチーム』と『世界最高のコーチ』の著者である経営コンサルタントのピョートル・フェリクス・グジバチさんが、『はやぶさ2のプロジェクトマネジャーはなぜ「無駄」を大切にしたのか?』の著者の津田雄一さんに聞きました。 仕事企業書籍朝日新聞出版の本読書 4/26
不純で複雑な日本で生きるには 臨床心理士が示す“7本の補助線” 小説家・長薗安浩氏の「ベスト・レコメンド」。今回は、『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』(東畑開人、新潮社 1760円・税込み)を取り上げる。 読書 4/25 週刊朝日
古谷ゆう子 真田幸村の秘められた物語 家康や信長の家からは感じられない真田家の「家族っぽさ」 AERAで連載中の「この人この本」では、いま読んでおくべき一冊を取り上げ、そこに込めた思いや舞台裏を著者にインタビュー。 読書 4/24
瀧羽麻子が描いた4世代の家族観「遠ざかる昭和を書き残したい」 昭和から令和までの4世代にわたる家族の歴史を綴った6話の短編小説『博士の長靴』(ポプラ社 1650円・税込み)を上梓した。話の中心は天気の研究に生涯をささげた気象学者の藤巻教授。 読書 4/23 週刊朝日