
「瀬戸内寂聴」に関する記事一覧




瀬戸内寂聴さんが語り遺した“生きるヒント” 「子どものいじめ」「衝動買い」「結婚できない」どうすれば?
400冊を超える本を書いた作家で、法話を通じて愛と平和を伝え続けた僧侶でもあった瀬戸内寂聴さん。2021年11月9日に99歳で亡くなって、まもなく1年がたつ。思い出されるのは、人々の心を一瞬にしてつかんでしまう「語り口」だ。朝日新聞出版が2011年から12年にかけて刊行した全30号のCD付きパートワーク「古寺をめぐる こころの法話」は、連載企画として「寂庵ほほえみがたり」を収録。この連載で寂聴さんは、人々から寄せられた多くの悩みに答えていた。2時間42分に及ぶその語りには、「いま」を生きていくためのヒントが多く含まれていた。



寺島しのぶは「寂聴さんそのもの」 映画「あちらにいる鬼」原作者・井上荒野が絶賛
寺島しのぶと豊川悦司主演の映画「あちらにいる鬼」が11月に公開される。直木賞作家の井上荒野が、父である作家の井上光晴と母、そして、人生のある時期に父と不倫関係にあった瀬戸内寂聴をモデルに、3人の至高の情愛を描いた長編小説が原作だ。寺島を見て、荒野さんは一言、「寂聴さんそのもの」と絶賛。この日は、主演二人と、自身の母がモデルとなる役を演じる広末涼子が初めて対面する場面の撮影で、ちょうど生誕100年を迎える寂聴さんと、父の誕生日の前日でもあった。荒野さんは「寂聴さんが天国で仕組んでいるのではないか」と奇縁を感じずにはいられなかったようだ。豊川と広末の二人が仲睦まじく歩く姿にふれ、「雰囲気があまりに似ていて、昔を思い出した」と動揺する場面も。亡き父と母、作家へと導いてくれた寂聴さんと再会したような気持ちと共に、「みなさんがスクリーンで3人の人生を生き直してくれるのを楽しみにしている」と懐かしさと期待をにじませた。(文/本誌・池谷真吾) ※AERA 2022年6月24日号
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