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自死した加藤和彦さんをしのび…ラジオマン、“精神科医”きたやまおさむと語らう
延江浩 延江浩
自死した加藤和彦さんをしのび…ラジオマン、“精神科医”きたやまおさむと語らう
延江浩(のぶえ・ひろし)/1958年、東京都生まれ。慶大卒。TFM「村上RADIO」ゼネラルプロデューサー。国文学研究資料館・文化庁共催「ないじぇる芸術共創ラボ」委員。小説現代新人賞、ABU(アジア太平洋放送連合)賞ドキュメンタリー部門グランプリ、日本放送文化大賞グランプリ、ギャラクシー大賞など受賞 永六輔氏が描いたきたやまおさむさんの似顔絵  TOKYO FMのラジオマン・延江浩さんが音楽とともに社会を語る、本誌連載「RADIO PA PA」。今回は、歌手であり精神科医でもある、きたやまおさむさんとの語らいについて。 *  *  *  新型ウイルス感染が中国で確認されてから半年、「ソーシャルディスタンス」「3密」「自粛警察」と新しい言葉が次々に生まれ、ラジオ番組でもこれらの言葉が途切れることはない。これも社会が「ニューノーマル」=新しい日常に踏み出したことを示しているのだろう。だが生と死を絶えず考えざるを得なかった日々はつい数カ月前。東京でも感染は収まらず、予断が許されない状況が続く。  自らの言葉をメロディに乗せてきた作詞家のきたやまおさむさんに会ったのは志村けんさん逝去が伝えられた日だった。対岸の火事のように思っていたことが一気に身近になり、街が不気味な様相を見せ始め、何が本当で、嘘なのか? 何がしかのヒントを求めて、精神科医でもあるきたやまさんを訪ねたのだ。  1967年発売、ザ・フォーク・クルセダーズの『帰って来たヨッパライ』がオリコン初のミリオンセラー。きたやまさんは青山に住む。 「この地域で、ある施設(児童相談所)をめぐって、来るななんていう話があったけど、ここは心のありように関しては分け隔てのないところ。斎藤茂吉の青山脳病院があった、ある意味聖地のようなところです」  きたやまさんと散策したのは青山墓地。「最初の思い出は花見です。美しい桜の下を人間が通り抜けていく。こんなに巨大な墓場で宴会できるんだって」  ちょっとこちらの方にも行きますか? きたやまさんが示したのは奥まったところの小さなベンチ。桜は咲くが、人のいない場所だった。「ここは生きるか死ぬかを考えるのにすごくいい場所。僕は精神科医ですから、考える時にこの場所は大事なのです。人生の一コマ一コマは儚(はかな)い。儚いとは結果がないこと。人生の結末って見ることができない。消えた時には自分はいないのだから。フォークソングもそうだけど、歌は旅に関するものが多い。中島みゆきの『時代』、チューリップの『心の旅』と。でも辿り着いた歌はなかった。なんで到着したという歌はないのか? 到着した時は人は死んでいるから。歩いて、走って、語り合って。旅の途中の歌は多いけど、辿り着く歌はないんです」  生者と死者が混在する墓地での彼の言葉に大きな広がりを感じた。 「不幸なことは起きているけど、日常生活の灯が消えたら、今度は心の中の宇宙旅行に出かけられる。心の中には心の外と同じくらいのスペースが広がっているんです」  親友、加藤和彦さんと8時間かけて東京にギターを買いに来たこと、突如発売中止になった『イムジン河』のこと、空を見上げ、自ら命を絶ってしまった加藤和彦さんの人生に思いを馳せた。  神宮球場にも歩を進めた。墓地が生と死に思いを巡らせる場所なら、神宮はリアルな勝負の場所。少年時代からスワローズファンだったきたやまさんはミュージシャンの仕事になぞらえ、「試合がステージなら日常は楽屋。舞台と楽屋の行き来こそが“旅”。それを繰り返すことこそが面白さであり苦しみでもある」と。自由な外出が難しくなってしまうからこそ、自分の心に広がる世界を感じよう。そんな思いを語るきたやまさんだった。今後コロナの第2波、第3波が来るとも言われる。きたやまさんの言う「心の旅」を胸に大きな構えで過ごしていきたい。 ※週刊朝日  2020年7月10日号
延江浩
週刊朝日 2020/07/05 16:00
モーニング娘。’20たちが挑戦する新たなアイドルコンサートの形
モーニング娘。’20たちが挑戦する新たなアイドルコンサートの形
ハロー!プロジェクトコンサート「Hello!Project 2020 Winter」より。大人数の華やかなパフォーマンスが再び見られることも期待したい=アップフロントプロモーション提供  モー娘。たちの挑戦が、新たなアイドルコンサートのスタイルに、先鞭(せんべん)をつけることになるだろうか。  緊急事態宣言が全面解除され、新型コロナウイルス感染拡大への対策も新たなフェーズに突入している。政府が示した「基本的対処方針」によると、コンサート(屋内)開催の制限については、人と人との間隔を十分に確保するなどの条件の下、現在は上限1千人もしくは会場収容人数の50%以下の少ないほう、7月10日以降は上限5千人もしくは会場収容人数の50%以下の少ないほうとされ、8月からは人数の上限は撤廃されるが会場収容人数の50%以下となる。  アーティストやアイドルグループの、ライブハウスなどでの小規模なライブは条件を満たしたうえで再開されるようになってきているが、ホールクラス以上の規模のイベントやコンサートは、再開に向けて手探りの状況が続いている。  そんな状況下において、モーニング娘。’20やアンジュルム、Juice=Juiceなど複数の人気アイドルグループが所属する「ハロー!プロジェクト」が、新たなスタイルによるホールコンサートの開催を発表した。  毎年夏と冬に開催されている、ハロプロ所属の全グループが出演するコンサート、「ハロー!プロジェクト・コンサート」、通称“ハロコン”。コロナ禍で各グループの春のコンサートが軒並み中止や延期となり、夏のハロコンはどうなるのかファンも気がかりだったところ、全面的に公演内容が変更となった。7月11日の中野サンプラザ(東京)公演を皮切りに、8月下旬まで大阪、宮城、広島、北海道、福岡、東京で開かれる。  これまでの大人数が華やかに歌って踊る公演スタイルから一転し、今回は出演メンバーがそれぞれソロで楽曲を披露。その楽曲も、中島みゆきの「糸」やオフコースの「さよなら」、荒井由実の「ひこうき雲」、DREAMS COME TRUEの「やさしいキスをして」、aikoの「カブトムシ」に尾崎豊の「I LOVE YOU」など、昭和から近年までのJ-POPを中心としたバラード曲のカバーで構成されるというもの。  観客同士の間隔を開けるだけでなく、ソロ歌唱ということでステージ上での密も回避。さらにバラード曲ということで、大きな歓声を上げずに着席してじっくり聞くことができるなど、現状の指針を生かした公演スタイルとなる。  ハロー!プロジェクトを運営するアップフロントプロモーションの西口猛代表に、今回の判断の経緯や理由について聞いてみた。 「ハロー!プロジェクトは、歌ってダンスをするグループの集まりなので、コンサートもどちらかといえば会場全体が盛り上がって楽しんでいただけるような高揚感を伴う演出や選曲が中心でした。しかし、そのようなエネルギッシュなパフォーマンスを今の状況下で行うことは、来ていただく皆様をはじめ、スタッフ、演者、多くの人への感染の危険性を考えた場合、難しいという判断がまずありました」  そのうえで、政府や各自治体の示すガイドラインに沿った手段の検討を重ねたという。 「メンバーたちも、ステイホーム期間中にそれぞれが頑張って動画サイトやSNSなどで発信を続けてきましたが、やはりみなさんの前でパフォーマンスをしたいという思いも伝わりました。とはいえ、盛り上がる曲を歌って盛り上がるなというのも難しい話です(笑)。じゃあ、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を守り、皆さんに座ってゆったり聞いていただきながら届けられるパフォーマンスとはというところで発想の転換をしてたどり着いた結果です」  マスクを着用し、着席して鑑賞するスタイル。グループでバラードやスローテンポの曲を歌うのではなく、すべてソロ歌唱に決定。さらに、各公演に出演するメンバーを三つに分け、1日最大3公演のスタイルにすることも発表されている。 「日頃のグループでのパフォーマンスでは、ダンスのフォーメーションがいろいろ変わったり、メンバー同士の絡みなどもあったりなどがどうしてもあります。現在、ステージに上がるメンバーだけで52人、さらにスタッフなども含めると、すごい数になります。公演を三つに分けることも含め、可能な限りメンバーとスタッフの人数を身軽にしようというチャレンジでもあります」(西口代表)  コンサートといえば、ツアーグッズなどもファンにとっては楽しみの一つである。その販売については同グループの通販サイトを活用すると、西口代表は言う。 「会場で販売するというのは、やはり売り場に密集を生んでしまう可能性が高いという判断です。今回の夏のハロコンでは、たとえばタオルを売っても汗はかかないでしょうし、振ってもらうような場面もないでしょう(笑)。せっかくの機会ですから、コンサートの記念という意味合いは残しながら、通常のツアーグッズとは違ったものをお届けしようと考えているところです」  今後のファンイベントや握手会などの行方もファンにとっては大いに気になるところだが、「対面で握手をするというイベントは、現状では難しい」と、西口代表は打ち明ける。 「その時の感染状況を踏まえたうえで、密を避けながら、ネットサイン会やお話会など、なるべくイベントは開催していきたいと考えています。もともと小規模であり、ステージも基本的に一人であるバースデーイベントは対応しやすいかと思います」  大手事務所所属のハロプロコンサートが今回のような形で成立することで、他のアーティストやアイドルグループのコンサートのあり方に一つの道を作ることになる可能性は高い。 「手探りの部分ももちろんまだまだありますが、メンバーたちからみなさんに、直接気持ちを伝えられる機会が一日でも早く持てたらと考えた結果、先駆ける形になりました。とにかく一番に考えたいのは、感染しない、させないこと。そのうえで、どういうふうにエンターテインメントを届けられるのかという中で、今回のコンサートが一つのモデルケースになれば、アフターコロナ、ウィズコロナにおける一つの道を見つけられるのではないでしょうか。既成概念を一度忘れて現場に向き合うことで、もしかしたら新しいエンターテインメントが提供できるかもしれません」 「50代からのアイドル入門」著者でハロプロアイドルにくわしい書評家・翻訳家の大森望さんは、今回のハロコンについて、 「最初は、豊富な楽曲資産が売りなのに『ハロ曲を歌わないハロコンなんて……』とがっかりしたのですが、『赤い風船』や『ワインレッドの心』など超懐かしい曲は誰が歌うんだろう、尾崎豊の『I LOVE YOU』は誰が挑むのか、米津玄師の『Lemon』を歌う勇者は誰か? と、まんまと事務所の術中にハマってますね(笑)」  と語る。 「ファンクラブイベントをのぞくと、ハロメンがソロで歌うのを生で見る機会は少ないですし、しかも非ハロ曲のバラード縛りということで、コロナ禍ならではのレア感も大いにあると思います。たとえばキャパ(会場収容人数)の半分でも、チケット代を多く払っても見たいという層はけっこういるはずなので、それと有料生配信を組み合わせれば、持続可能な公演スタイルもつくれるのではないでしょうか」  大森さんに今回注目したいメンバーも挙げてもらった。 「モーニング娘。’20の小田さくら、Juice=Juiceの高木紗友希や段原瑠々といったグループを代表する歌唱メンバーがどう攻めてくるかはもちろん、ソロで歌うのをまだ見たことがないモーニング娘。新メンバーの北川莉央、そして卒業を控えているJuice=Juiceの宮本佳林やアンジュルムの船木結が何を歌うのかも気になります。推しメンでいうと先日開催されたソロフェスでMVPを獲ったアンジュルムの川村文乃の凱旋ステージが楽しみです」  夏のハロコンの無事な開催と成功を楽しみに待ちたい。(本誌・太田サトル) ※週刊朝日オンライン限定記事
週刊朝日 2020/07/05 14:27
鬼龍院翔、カバーCD『うたってきりりんぱ』King Gnu、ヒゲダン、スピッツなど歌う
鬼龍院翔、カバーCD『うたってきりりんぱ』King Gnu、ヒゲダン、スピッツなど歌う
鬼龍院翔、カバーCD『うたってきりりんぱ』King Gnu、ヒゲダン、スピッツなど歌う  ゴールデンボンバーの鬼龍院翔が、カバーCD『うたってきりりんぱ』を、2020年8月30日にリリースする。  今作には、King Gnu「白日」、Official髭男dism「Pretender」、スピッツ「楓」などが収録。収録楽曲はファンからのリクエストを元に選曲された。  CDは通販限定で、本日より事務所公式通販サイト silkroad storeにて受注受付がスタート。なお、このサイトの「CD 2,000円以上ご購入で送料無料」というルールを利用し、送料無料で購入してもらうために2,000円ピッタリ価格での販売となる。 ◎リリース情報 カバーCD『うたってきりりんぱ』 2020/08/30 RELEASE ※通販限定 <CD>EAZZ-5025 / 1,818円(tax out) 事務所公式通販サイト「silkroad store」にて 受注期間:6月24日(水)12:00~6月30日(火)23:59 ※7月1日(水)以降も販売をいたしますが、商品数に限りがあり無くなり次第終了となります。また、8月30日(日)以降のお届けとなります。 https://bit.ly/383k8Ko 【CD】 ・糸(中島みゆき) ・白日(King Gnu) ・Pretender(Official髭男dism) ・妄想日記(シド) ・最後の雨(中西保志) ・サウダージ(ポルノグラフィティ) ・M(PRINCESS PRINCESS) ・楓(スピッツ) ・傷だらけのローラ(西城秀樹) ※収録曲順は未定です。
billboardnews 2020/06/24 00:00
Uruが全シングルのMVを配信販売&サブスク開始、アルバム『モノクローム』カバー盤再販も
Uruが全シングルのMVを配信販売&サブスク開始、アルバム『モノクローム』カバー盤再販も
Uruが全シングルのMVを配信販売&サブスク開始、アルバム『モノクローム』カバー盤再販も  Uruが6月15日にデビュー日を迎えたことを記念し、これまでにリリースしたシングルのミュージックビデオを配信販売、サブスクリプションでのストリーミングを開始した。  配信がはじまったのは「星の中の君」、「The last rain」、「フリージア」、「しあわせの詩」、「奇蹟」、「プロローグ」、「願い」、「あなたがいることで」と、8曲のミュージックビデオを楽しめる。  また、1stアルバム『モノクローム』のカバー盤アンコールプレスも開始した。  2017年12月20日に発売された同作は、映画『夏美のホタル』主題歌のデビュー曲「星の中の君」、2016年10月度全国最多パワープレイを獲得した「The last rain」、『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』第2期エンディングテーマ「フリージア」、日本テレビ系日曜ドラマ『フランケンシュタインの恋』挿入歌「しあわせの詩」、TBS金曜ドラマ「コウノドリ」主題歌となる「奇蹟」の5曲のシングルを収録。  加えて、映画『悪と仮面のルール』主題歌の「追憶のふたり」、第70回 広告電通賞優秀賞を受賞したCanon PhotoJewel S TVCMソング「ホントは、ね」、Canon PIXUS TVCMソング「Sunny day hometown」、MBS開局65周年記念新春ドラマ『しあわせの記憶』主題歌「娘より」、NTT西日本WEB CMソング「すなお」など、数々のタイアップソングを含む全14曲を収録した記念すべき1枚目のアルバムだ。  初回生産限定盤として制作されたカバー盤には、「糸」(中島みゆき)、「OH MY LITTLE GIRL」(尾崎豊)、「THE OVER」(UVERworld)とデビュー前にYouTubeにアップした100曲に及ぶカバーからのセレクションに加え、「たしかなこと」(小田和正)、「木蘭の涙」(スターダスト・レビュー)、「ハッピーエンド」(back number)、「楓」(スピッツ)、「真赤」(My Hair is Bad)と新録カバーを加えた、幅広いファンを持つUruらしい選曲のカバーをセルフプロデュースによるレコーディング、およびピアノアレンジを施した8曲を収録。現在は完売となっており、多くのアンコールプレスのリクエストを受けたことから再販売が決定した。 ◎リリース情報 アルバム『モノクローム』 2017/12/20 RELEASE 初回生産限定B(カバー盤)[CD+CD] AICL-3456~7 [Disc 1] 1.追憶のふたり 2.奇蹟 3.フリージア 4.鈍色の日 5.ホントは、ね 6.しあわせの詩 7.Sunny day hometown 8.fly 9.The last rain 10.いい男 11.アリアケノツキ 12.娘より 13.すなお 14.星の中の君 [Disc 2] 1.楓(スピッツ) 2.たしかなこと(小田和正) 3.木蘭の涙(スターダスト・レビュー) 4.THE OVER(UVERworld) 5.OH MY LITTLE GIRL(尾崎豊) 6.真赤(My Hair is Bad) 7.ハッピーエンド(back number) 8.糸(中島みゆき)
billboardnews 2020/06/15 00:00
絢香 SNSで反響あった三浦大知とのステイホーム
絢香 SNSで反響あった三浦大知とのステイホーム
カバーアルバムをリリースした絢香(写真:エイベックス株式会社提供)  新型コロナウイルスの感染拡大によってライブなどの音楽イベントが次々と中止になった。これから音楽とエンターテインメントはどのように変化していくのか。シンガーソングライターの絢香に思いを聞いた。 ■三浦大知とのコラボ楽曲「ねがいぼし」をSNSを通じて共同制作  ライブ活動などが出来ないアーティストたちが様々な取り組みを始めている。絢香も、ピアノで作曲した楽曲をInstagramで披露。そのメロディを聴いて浮かんだ「願い」をSNS上で募集し、集まった言葉から作詞する「ねがいぼし」を三浦大知と共同制作した。 「毎日好きな音楽を家で流していますが、それが本当に癒しで、音楽の力をすごく感じる。今はSNSがあるし、会えなくてもつながることができる。それらを使って音楽でなにかできないかと思ったのです。以前ご一緒した(三浦)大知くんに声をかけて、みんなの『願い』を音楽として一つの形にしようと考えました」  予想以上の反響があり、投稿したInstagramのコメント欄には1000件近くのメッセージが寄せられた。 「直接会えないもどかしさはありますが、こうして音楽でつながれていることで希望が持てました。時代ごとにあらゆる物事の形が変わっていくと思いますが、音楽は変わらずあり続けると思う。家にいながら発信できることはどんどんやっていきたい。それが少しでも誰かの癒しになったり、力になると信じています」 ■カバーアルバムをリリースするも、ライブは中止に  5月13日に、絢香にとって約7年ぶりのカバーアルバム第2弾『遊音倶楽部~2nd grade~』がリリースされる。「糸」(中島みゆき)、「everybody goes ~秩序のない現代にドロップキック~」(Mr.Children)、「フレンズ」(レベッカ)、 「ヒロイン」 (back number)など、時代とジャンルを超えた楽曲を収録した。 「前作のカバーアルバムを出したとき、シンガーとしてもソングライターとしても、『こういう譜割りなんだ』『こんな言葉をチョイスするんだ』って歌いながら吸収したものが沢山あって。それから7年間は自分の作品と向き合う期間でしたが、久しぶりにまた“学び”の時間が欲しいと思ったんです」  こだわったのは、「とにかく幅広くカバーする」ことだった。 「私のコンサートには10代から80代まで、幅広い世代が来てくださります。アルバムも誰もが楽しめるようにしたかった」  選曲のなかで、新しい自分に出会えた瞬間を感じた一曲があった。 「『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』(サカナクション)は自分の世界観になかったものだった。アレンジの方向性も、自身のオリジナル曲だとできないようなものがつくれた。今までにない絢香が見えたかな」  カバーアルバムを受けて行われるはずだったLIVE TOUR 2020 “遊音倶楽部~2nd grade~”だが、全公演で無期限延期となった。 「お客さんの安全が最優先ですし、他のアーティストたちも悔しい思いをしている。いかにライブという場が貴重かを改めて感じましたし、直接会えるありがたみを忘れてはいけないと思いました」 ■変わり続ける音楽業界で「届けたい音楽」とは  デジタルへの移行が他のジャンルよりも早かった音楽業界は、「リアル」に代わるファンとの交流の場が生まれ、存在感を高めている。次世代の通信規格「5G」サービスが日本でもスタートされ、新たなライブ体験も続々と登場するだろう。エンターテインメントが大きく変わる可能性を絢香はどう感じているのか。 「直接会えるコンサートが一番大好きな場所なので大事にはしていきたい。でもその一方でオンラインのコンサートができるようになれば、自分がどこにいてもファンと同じものを共有できる。この状況が落ち着いた後でも、通常のコンサートとは別にやっていきたい。時代ごとに変わっていくものはあるし、それに自分も乗っかってチャレンジしていく。それでも、音楽そのものは変わらないと思っています」  これまで尊敬するアーティストの楽曲をカバーしてきた絢香だが、アーティストを目指す人たちにとっても、絢香の楽曲をカバーして影響を受けているはずだ。そんな次世代には何を感じているのか。 「今は音楽を発表する場が沢山ある。SNSに投稿したものに誰かが『イイネ!』を押したり、それをシェアしたり。私が学生の頃には考えられなかった。誰もが世界中に向けて発信できるわけで、チャンスは多いですよね。私がみていてもすごい人はたくさんいるし、刺激になります」 ■こんな時代だからこそ感じる、アーティストとして活動できる幸せ  2006年に歌手デビューした絢香だが、結婚・出産を経ていまや2児の母である。だが、「音楽で誰かの背中を押せる存在でありたい」という思いは現在も変わらない。こんな時代だからこそ、音楽の力を信じている。  絢香はアーティストとしての自身の強みを、どう捉えているのか。 「誰よりも歌が好きという気持ちは負けないですね(笑)。15年経っても、歌っている時は楽しくて仕方がない。いまでもステージに立つと涙が出るほどうれしい気持ちになるんです。その思いを歌にこめて、聴く人にパワーを伝えられたらいいな」  アーティストとして、どんな未来図を描いているのか。 「できる限り歌い続けたい。おばあちゃんになっても絶対に歌い続けていると思うので、10年後も20年後も自分の作品でツアーをして。こういう時だからこそ、そういうことが一番幸せなんだと思います」  誰かの心に灯す希望の歌を歌い続ける。いま音楽にできること。シンガーソングライター・絢香の物語は終わらない。(取材・文/池田鉄平)
dot. 2020/05/17 11:30
【先ヨミ】MAN WITH A MISSIONのリミックス・アルバムが現在首位 実力派シンガー達のカバーアルバムがトップ5に
【先ヨミ】MAN WITH A MISSIONのリミックス・アルバムが現在首位 実力派シンガー達のカバーアルバムがトップ5に
【先ヨミ】MAN WITH A MISSIONのリミックス・アルバムが現在首位 実力派シンガー達のカバーアルバムがトップ5に  今週のCDアルバム売上レポートから2020年5月11日~5月13日の集計が明らかとなり、MAN WITH A MISSION『MAN WITH A “REMIX” MISSION』が12,489枚を売り上げて首位を走っている。  『MAN WITH A “REMIX” MISSION』は、2020年に10周年イヤーを迎えるMAN WITH A MISSIONのアニバーサリーイヤーリリース第2弾。本作には、シングルに収録されていたリミックス曲と、新録リミックス計12曲が収録されている。4月1日にリリースされたアニバーサリーイヤーリリース第1弾『MAN WITH A “B-SIDES&COVERS” MISSION』は、初動3日間で14,627枚を売り上げており、本作はそれを少し下回る12,489枚を現在までに売り上げている。  『MAN WITH A “REMIX” MISSION』を424枚差で追うのが、Rain Drops『シナスタジア』。Rain Dropsは、バーチャルライバーグループ「にじさんじ」の新ユニットで、ユニット名義では初のCDリリース作品となる。  3位~5位には、実力派ソロシンガーのカバー曲が楽しめる作品が並んだ。まず3位には、角松敏生『EARPLAY ~REBIRTH 2~』が6,135枚を売り上げチャートイン。本作は、2012年にリリースした『REBIRTH1』に続く、セルフカバー及び洋楽カバーアルバム第2弾となる。4位の絢香『遊音倶楽部 ~2nd grade~』も、2013年リリース『遊音倶楽部~1st grade~』から約7年ぶりとなるカバーアルバム第2弾で、中島みゆき「糸」や、サカナクション「『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』」など、計10曲が収録されている。  家入レオの初EP作『Answer』は、アニメ『メジャーセカンド』第2シーズンのオープニング・テーマ「Answer」が表題曲として収録されているほか、リクエスト企画で集まった約1万通にもおよぶメールを元に、YEN TOWN BAND「Swallowtail Butterfly ~あいのうた~」や、エレファントカシマシ「悲しみの果て」など、家入レオ自らが厳選したカバー5曲が収録されている。   ◎Billboard JAPAN アルバムセールス集計速報 (集計期間:2020年5月11日~5月13日) 1位『MAN WITH A “REMIX” MISSION』MAN WITH A MISSION(12,489枚) 2位『シナスタジア』Rain Drops(12,065枚) 3位『EARPLAY ~REBIRTH 2~』角松敏生(6,135枚) 4位『遊音倶楽部 ~2nd grade~』絢香(4,749枚) 5位『Answer』家入レオ(3,656枚) ※Billboard JAPANのCDセールスデータは、SoundScan Japanのデータを使用しています。
billboardnews 2020/05/15 00:00
RADWIMPS、『Mステ』で新曲生披露「希望をたくさん込めて、歌います」
RADWIMPS、『Mステ』で新曲生披露「希望をたくさん込めて、歌います」
RADWIMPS、『Mステ』で新曲生披露「希望をたくさん込めて、歌います」  2020年5月8日に放送される『ミュージックステーション』に、小沢健二、ゴスペラーズ、スガ シカオ、Superfly、Toshl、RADWIMPSの6組が生出演し、各アーティストが趣向を凝らしたステージをお届けする。  久しぶりの生放送となるこの回には、MCのタモリと並木万里菜アナウンサーも生出演し、アーティストとリモートでトークを交えながら番組を進行していく。RADWIMPSはこの日のために新しい楽曲を制作。野田洋次郎はこの楽曲について「最初にお話をいただいたとき、みんなが前を向けるような曲を作ろうと思い制作を始めました。ですが段々とそれだけでいいのかと違和感が生まれていきました。COVID-19は僕たちからたくさんのものを奪っていったと同時に、たくさんの気づきも与えてくれています。日常がいつか戻って来たとして、それは今までとは違う新しい世界なんだと思います。企業や社会の仕組み、教育現場、政治のあり方。これからを生きる僕たちが、どんな世界にしていくのか。みんなが想像し、創造できるようにと願って作りました」と制作秘話を明かしている。  放送直前まで細かな作業を続け、楽曲を完成させるつもりだという野田は「(5月4日現在)まだ完成もしていない曲なので、(8日に披露するのが)不思議な気持ちです。希望をたくさん込めて、歌います」と意気込みを語る。「全国ツアーも全公演飛び、事態の出口も見えず悶々とした、なかば鬱々とした自粛期間でした。今回、曲作りに没頭することで自分の生命力がみるみる上がっていくように感じました。この機会に感謝します」と話す野田が、どんな楽曲を完成させ、スタジオで生披露してくれるのか、この貴重な機会を見逃せない。  「流動体について」を自宅から演奏する小沢健二は「今はみんな社会のことを考えているときなので、“言葉は都市を変えてゆく”というテーマの『流動体について』を家でできる形で演奏したいと思いました。<その時々にできることは 宇宙の中で良いことを決意するくらいだろう>という歌詞を、新しい気持ちで届けたいです」と意気込む。演奏の動画は「“家での撮影はこうでも良いのではないか?”というちょっとふざけた撮影」になっているようで「ふだん見ているアメリカのテレビは、もう3月からずっと“コメディアンが自宅の本棚の前でスウェット姿で喋っている”というような内容になっていて、棚の本や置き物をガン見してばかりな気がします(笑)。なので、新しいテイストの自宅からの発信をしたいです」と、その理由も明かしてくれた。  ゴスペラーズは「ひとり」を手洗いソングに替え歌にした「手を洗おう」を披露。村上てつやは「アカペラのようにそれぞれの声が合わさると、自然に楽しくなってきます。1日も早く、普通に何も気にせずお喋りできる日が来たらいいなと思います」と楽曲に込めた思いを語り、「医療関係の方々だけでなく命に向き合うお仕事の方々、そして生活に関わるあらゆる分野で今も働かれている方々に感謝の気持ちを込めて歌います」と感謝の思いも述べている。  スガ シカオは「Progress」をパフォーマンス。「もともとは誰かを応援する曲として作ったのですが、東日本大震災の時にも被災者の皆さんに向けたくさん歌いましたし、今回のコロナ禍でも自分に向けて、みんなに向けて歌っています」と選曲の理由を語り、「先の見えない自粛生活、休業要請の中、毎日一歩ずつだけでも踏ん張って前に進んで行こうという思いを伝えたい」、「音楽にできることはちっぽけかもしれませんが、みんなの心が少しでも勇気づけられればと思っています」と強い思いも明かしている。  新曲「Together」を初披露するSuperflyは本曲の制作について「人と人とが引き離されるという世の中の状況に、なんでこんなことが起きるんだろう、と何度も考えました。そんな中、自然とメロディが生まれ、そのメロディから“一緒にいたい”という言葉が聞こえてきました。それを形にしたいと思い、『Together』という楽曲を制作しました」と語る。  またToshlは中島みゆきの「時代」をカバー。「約半世紀前の楽曲が、時を超えて、時代を超えて、今まさにこのときに歌われるべき、また、多くの皆様にお届けしたい、言の葉、旋律、メッセージだと思います。日本人の心にずっと寄り添い、歌い継がれてきた良質な音楽、歌の力で、聴いてくださる皆様が、少しでも明るいお気持ちを灯していただけるよう、心を込めて歌いたいと思います」、「このような危機的状況の中で、音楽、歌というものも、決して不要不急なものではなく、とても大切な生きる糧になるものであるとの願いを込めて歌いたいと思います」と意気込みを語っている。 ◎番組情報 『ミュージックステーション』 2020年5月8日(金)21:00~、生放送 出演:小沢健二、ゴスペラーズ、スガ シカオ、Superfly、Toshl、RADWIMPS MC:タモリ、並木万里菜(テレビ朝日アナウンサー)
billboardnews 2020/05/07 00:00
小松菜奈「作品に参加する以上爪痕を残したい」 最新映画「糸」で菅田将暉とW主演
古谷ゆう子 古谷ゆう子
小松菜奈「作品に参加する以上爪痕を残したい」 最新映画「糸」で菅田将暉とW主演
俳優・モデル 小松菜奈 (c)2020映画「糸」製作委員会  その圧倒的な存在感ゆえ、どこか近寄りがたい雰囲気を持ち、ミステリアスでアンニュイとも評される。だが取材の場ではうってかわって、無邪気な笑顔を見せてくれた。AERA 2020年4月20日号で、映画に対する愛情を語った。 *  *  *  小松菜奈(24)と菅田将暉(27)がW主演する映画「糸」は、1992年に発表された中島みゆきの同名のヒット曲をモチーフにしている。  平成元年に生まれた小松演じる葵と、菅田演じる漣。2人は13歳のときに北海道で出逢い、互いに惹かれ合うが離れ離れになり、さまざまなすれ違いの末、平成の終わりに再び出逢う。この映画はその18年間が描かれた物語だ。  2人がそれぞれに出逢う人々とのつながりもまた、重要なテーマとなっている。 小松菜奈(以下、小松):「糸」という曲には、人生において大切なことが、ぎゅっと凝縮されていると感じました。縦と横の糸によって布が織られていくように、人と人が出逢うことで繋がっていくという歌詞は、私自身の人生にも重なります。今回も、いろんな縁が重なって「糸」という作品が生まれました。共演者には、菅田さんをはじめ過去に共演したことのある方も多いんです。不思議だな、面白いなって思います。  小松演じる葵は養父から虐待されるなど、複雑な過去を持っている。だが、北海道から東京、沖縄、シンガポールへと舞台を移すたびに自分の世界を広げていく。 小松:私は20代から30代の葵を演じましたが、時間を経るなかでどのような変化を見せればいいのかは一つの課題でした。メイクや衣装などの外見で表現することはできますが、彼女の内面はどのように変わっていったのか。それを考えたとき、生きていくうえでの「覚悟」みたいなものは変わっていくけれど、性格はそう簡単には変わらないと思ったんです。  葵の生い立ちは複雑ですし、精神的に不安定な時期もあった。大人になってからも人に裏切られています。それでも夢を叶えようと努力するなかで、彼女は色々な景色を見てきたと思うんです。葵が夢に近づくにつれ笑顔を増やし、堂々と演じたい、そう思いました。地に足をつけて踏ん張ってきた葵らしく、自立した一人の女性としてちゃんとスクリーンに映ればいいな、と。  物語の舞台と共に、共演者が変わることも大きかったですね。相手に引っ張ってもらうことで、葵の気持ちも、私自身の気持ちも自然と変化していった気がします。  出来上がった作品を見たとき、何をもって幸せと感じるかは一人一人違う、ということを改めて感じました。恋人と過ごせるだけで幸せを感じる人もいれば、海外に出て成功することで喜びを感じる人もいる。色々な幸せの形を教えてもらいました。  モデルとして活躍していた小松が本格的に俳優デビューしたのは18歳のとき。映画「渇き。」(2014年)で、美しいが邪悪な一面を持つ女子高生役を演じ、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。以来、約20本の映画に出演してきた。  激しい感情を内に秘めた役も、爽やかな青春映画のヒロインも、どの作品でも強い印象を残している。 小松:現場では毎回新鮮な気持ちで臨んでいて、一つ作品を終えるたびに大きな達成感を覚えます。これまで演じてきた役とはまったく違う役をいただくと、ワクワクしますね。純粋に「楽しもう」という気持ちになります。どの役柄も同じように見えてしまうのはいやだし、作品に参加させていただく以上、何か爪痕のようなものを残したいんです。映画は短期集中で撮影が行われることが多いので、一つの役に慣れすぎることがないのもいいのかな。  演じていると、目の前にいる役者さんが、物語のなかの人物にしか見えなくなる瞬間があるんです。背景や空気感……なにもかもがピタッとそろって、シーンを作り上げてくれる。  ロケの場合、たとえばそこに大きな石があったら座ってみようか、とか。状況に応じて、撮れるものも見えてくるものも変わってくる。そんな瞬間は何度経験しても鳥肌が立ちます。やっぱり映画が好きだな、やめられないな、と思いますね。  俳優としてのキャリアを着実に積み重ねる。そのなかで、脚本の読み方にも変化が出てきたという。 小松:脚本を読んでいるときの温度感みたいなものは、確実に変わりました。頭をフル回転させながら、より深いところまで想像を膨らませることができるようになった気がします。  昔はト書き(俳優の動きを書いたもの)に「泣く」と書いてあると「わ、ちゃんと泣けるかな?」と思い、緊張していたんです。本当に大切なのは、相手の言葉や前後の出来事から気持ちを想像することなのに、脚本に書かれた文字だけを追って、惑わされていたんですね。  実際に泣けるかどうかは演じてみるまではわからないところがあって、その場に立ってみると、「意外と泣けないな」と思うこともあります。そうした感情は素直に出していきたいし、悩んだときには監督に相談します。  そうやって葛藤しながらも一つ一つのシーンを丁寧に撮っていけるのは、映画のよさだと思っていますし、自分の性格にも合っているのかもしれません。  今、取り組んでいること、現場で自分に課していることはあるのかと尋ねると、意外な答えが返ってきた。 小松:走ることですね。「恋は雨上がりのように」(18年)という作品で陸上部の元エースを演じてから、日常生活のなかでも走る時間をつくるようになりました。映画の撮影に入っても、早く終わる日は走っています。そのために早起きをすることもありますね。1時間以内ですが、走るようになってから、集中力が格段に上がりました。  撮影には常に全力で臨みたい、と思っていますが、撮影中は考えなければいけないことも多く煮詰まってしまうこともあるんです。役柄にのめり込んでしまうこともありますし。  でも、走っているときは無の状態になれる。そこで煮詰まっていた頭がスッキリして、「次はこんなふうに台詞を言ってみよう」と、アイデアも浮かびやすくなるんです。 「糸」の撮影中は、沖縄のシーンでは時間があれば海にプカプカ浮いたりして自然に触れて、リフレッシュしていました。忙しいときでも違うことをして切り替えることって、自分にとってはすごく重要なことなんだと思います。  俳優とモデルの仕事を並行していますが、両方の仕事をさせていただいているからこそ、どちらにも真剣にまっすぐに向き合える気がします。二つの仕事をすることで、自分のなかでのバランスを保っているのかもしれません。 (ライター・古谷ゆう子) ※AERA 2020年4月20日号
AERA 2020/04/17 11:30
「大会の出すぎで出場拒否され…」島津亜矢の“天才少女”エピソード
「大会の出すぎで出場拒否され…」島津亜矢の“天才少女”エピソード
島津亜矢(しまづ・あや)/1971年、熊本県生まれ。幼少期から各地の歌のコンテストに出場し、数々のグランプリを手にする。作曲家・高木東六氏に絶賛され、NHKのオーディションに最高得点で合格し、15歳で「袴をはいた渡り鳥」(詞:星野哲郎、曲:市川昭介)でデビュー。「NHK紅白歌合戦」には6回出場。カバーアルバム「SINGER6」発売中。3月にはシングル発売予定。新歌舞伎座新開場10周年記念「島津亜矢特別公演」(4月3~18日)チケット発売中。 (撮影/写真部・小山幸佑) 島津亜矢さん(左)と林真理子さん (撮影/写真部・小山幸佑)  あらゆるジャンルの歌を圧倒的な歌唱力でものにし、見る者の心を鷲掴みにする“歌怪獣”こと島津亜矢さん。昨年の紅白で「糸」を熱唱した姿も、多くの人の心に残っているのではないでしょうか。紅白の裏話や子ども時代のことなど、作家の林真理子さんがうかがいました。 *  *  * 林:NHKの「紅白歌合戦」の常連ですから、毎年、「紅白」が終わって除夜の鐘を聞きながらおうちに帰って、新年を迎える感じですか。 島津:打ち上げがありますので、うちに帰るのは元日の夜中の3時ぐらいなんです。お風呂に入ってから寝るんですけど、興奮状態でなかなか眠れないんですよ。ちょっと仮眠をとって家族とお正月を迎えてます。 林:去年の「紅白」はちょっとおとなしかったですけど、おととしはサザンオールスターズとユーミン(松任谷由実)が来て、北島三郎さんも最後の「紅白」だったし、すごい盛り上がりでしたよね。 島津:そうですよねえ。私、北島さんが大好きなので、すごくうれしかったです。 林:「♪祭りだ祭りだ」ってお歌いになって、そのあとサザンが登場してお祭りの場と化して、舞台に立っている皆さんも楽しいだろうなと思いながら見てましたよ。 島津:ほんとに楽しかったです。ぜいたくですよね。私たちも本番でしか見られないんですよ。リハーサルはありますけど、裏のほうもステージの上もすごい人でバタバタしているので、本番だけがちゃんと見られるチャンスで、ほんとに楽しませていただきました。 林:島津さんはデビュー何年目から「紅白」にお出になったんですか。 島津:私は15年ぐらいで一度出させていただいて、そこから14年ぐらい出てなかったんです。 林:そうでしたっけ。出ずっぱりのような気がしてましたけど、常連になったのはいつごろからですか。 島津:ここ5回ぐらいは連続で出させていただいています。 林:去年の「紅白」で歌われた「糸」、すごくよかったです。その前は「時代」をお歌いになったし、中島みゆきさんの歌と相性がいいですよね。 島津:私、中島さんの世界がほんとに大好きなんです。 林:中島さんの歌は大人の歌手でないと歌えないですね。 島津:そんなふうに言っていただくとうれしいです。年齢を重ねるごとにみゆきさんの歌に興味が出てきて、コンサートにうかがったり、「夜会」にうかがったりとかして、だんだん好きになってきました。 林:「紅白」のとき、ご自分の出番が終わると、楽屋で皆さんとおしゃべりしてるんですか。 島津:そうですね。ホッとしてみんなで楽屋で年越しそば代わりのカップラーメンを食べたりしてます。アハハハ。 林:楽しそう。テレビ見ながら? 島津:モニターがありますので、一緒に歌いながら盛り上がってます。ほんとに楽しいですよ。 林:でも、島津さんはそんな余裕がなくなるかもしれない。島津さん、この2、3年のうちにトリか大トリになりそうですよね。 島津:いや、とんでもないです、そんな。 林:今年デビュー35周年なんでしょう? ぴったりじゃないですか、今年の「紅白」で大トリ。 島津:いやいや、ア~ハッハハ。 林:NHKの「うたコン」にもしょっちゅうお出になってますけど、実力のある歌手の方たちがじっくり歌い上げて、私、あの番組大好きなんです。大人の歌番組という感じで。 島津:ありがとうございます……と私が言うのもおかしいですけど(笑)。 林:あれで島津さんの人気が不動のものになったような気がする。「うたコン」を見てる人と島津さんの歌が好きな人って、重なってるんじゃないですかね。 島津:今、「うたコン」は若い方々もお出になっていて、その世代の方もよくごらんになっているみたいで。 林:乃木坂46とかも出てますよね。 島津:私もいろんな歌を歌わせていただいてますので、「この演歌の着物のおばちゃん、おもしろいからコンサートに行ってみようか」みたいな感じで、若い方々がコンサートに来てくださることがすごく多くなってきました。 林:そうですか。それは素晴らしいですね。私、毎回見てるわけじゃないですけど、島津さんは何でもお歌いになるし、すごいなあと思って見ています。 島津:ありがとうございます。「うたコン」のスタッフの方が、「これ私、歌えるかな」と思うような歌に毎回毎回挑戦するチャンスを与えてくださるので、ほんとに楽しいです。 林:島津さんのことを「歌怪獣」と言った方がいるんでしょう? 誰なんですか。 島津:マキタスポーツさんです。 林:最初ちょっと抵抗があったかもしれないけど、すごくいい意味で使ったと思いますよ。うまいこと言ったなと思って。 島津:私はぜんぜんイヤなことはないです。うれしかったです。 林:ゴジラが東京タワーをガリガリッてやるみたいに、ブルースだろうとジャズだろうと、どんな歌もガリガリ食い尽くして自分のものにしちゃう、という意味で言ったんじゃないですかね。 島津:ゴジラが食い尽くしていくって、ア~ハハハハッ。 林:島津さんはお子さんのときから「天才少女」って言われてたんでしょう? 島津:熊本はちびっこのど自慢大会がすごく盛んで、平日でも何カ所かでやってるぐらいだったんです。そこに片っ端から出てました。 林:熊本といえば水前寺清子さんを生み……。 島津:八代亜紀さん、石川さゆりさんもそうです。演歌の先輩が多いです。 林:歌のうまいお子さんたちにはチャンスが与えられている土地柄だったんですね。 島津:私はちびっこのど自慢大会にあまりにも出すぎてしまって、「あなたはこの前も優勝してるから、この大会にはもう来ないでください」と言われたことがあるんです。そしたらそこに携わってるテレビ熊本のプロデューサーさんが、「子どもにそんなことを言っちゃ可哀想だ。おじちゃんは土曜日のワイド番組を持っているから、コーナーをつくってあげる。そこで勉強しなさい」と言っていただいたんです。 林:まあ、なんてやさしい。 島津:それで15分ぐらいのコーナーをつくっていただいて、視聴者の方からいただいたリクエストでいちばん多かった歌を歌うというのを、週1回やらせていただいてたんです。土曜日の番組で、私、本名「亜矢子」っていうんですけど、「亜矢子のリクエスト演歌」というタイトルをつけていただいて。 林:すごいですね、それは。演歌ばっかりですか。 島津:演歌ばっかりでした。歌番組がたくさんありましたし、大ヒット曲もいっぱいあった時代ですので。 林:演歌の黄金期ですね。 島津:ほんとにそうです。レコードを買わなくても、テレビとかラジオからずっと歌が流れているので、どの歌も歌詞が頭に入ってました。 林:12、13歳のころですか。 島津:いえ、まだ小学校1年生ぐらいでした。 林:ウソ! 小学校1年生で自分の冠コーナーを持ってたんですか? 島津:はい、その方のおかげで。 林:すごい! その映像、見てみたいな。きっと映像残ってますよね、テレビ熊本に。 島津:はい、あると思います。 林:「うたコン」でも「紅白」でもいいから、そのときの映像を後ろの大きなスクリーンで見せてほしいですよ。その後、地元で歌ってらして、スカウトされたんですか。 島津:そうなんです。長崎歌謡祭というのがありまして、全国から代表が選ばれて出てきて、そこでグランプリが決まるんです。熊本代表で出させていただいて、そのときにスカウトしていただきました。 林:デビュー曲が「袴をはいた渡り鳥」っていうんですよね。ということは、「涙を抱いた渡り鳥」(水前寺清子)のあの先生……。 島津:星野哲郎先生の作詞です。 林:でも、「袴をはいた渡り鳥」というタイトル、正直言って「エッ?」と思いませんでした? 「はい」とは言いづらいでしょうけど。 島津:アハハハハ。 林:「涙」と「袴」が変わっただけですよね。 島津:「抱いた」と「はいた」と。私、年齢的に「涙を抱いた渡り鳥」がよくわからなかったんですけど、「涙を抱いた渡り鳥」が、本当は「袴をはいた渡り鳥」だったんだと思います。そのタイトルだけが残っていて、先生がいつか「この子なら」と思った人に出会ったときにこのタイトルを使おうと思ったんだとおっしゃってました。 林:でも、失礼ですけど、そんなにブームにはならなかったんですね。 島津:全国いろんなところにキャンペーンにうかがってました。 林:演歌の方って、ポップスと違って急に売れるわけじゃなくて、ジワジワという感じだから、売れるまでが大変みたいですね。 島津:演歌の人は皆さんそうなんですけど、お酒を召し上がるスナックとか居酒屋さんとか、お住まいになっているふつうのお宅に行って、座敷に何人か集まっていただいて歌わせていただくというのもよくありました。皆さんそういう時代が十何年とあると思います。 林:天童よしみさんにここに出ていただいたときも、売れなくていったんは歌手をあきらめたとおっしゃってましたけど、皆さんご苦労なさってるんですね。 島津:私は苦労という苦労はしてないんですけど。 >>【後編/紅白で「糸」を歌った島津亜矢 中島みゆきさんとの“糸”をたぐり寄せたい 林真理子が聞く】へ続く (構成/本誌・松岡かすみ、編集協力/一木俊雄) ※週刊朝日  2020年2月7日号より抜粋
林真理子
週刊朝日 2020/02/01 11:30
【ビルボード】King Gnu 『CEREMONY』が総合アルバム首位 過去のアルバムも順位上昇
【ビルボード】King Gnu 『CEREMONY』が総合アルバム首位 過去のアルバムも順位上昇
【ビルボード】King Gnu 『CEREMONY』が総合アルバム首位 過去のアルバムも順位上昇  2020年1月27日付(集計期間:2020年1月13日~1月19日)の総合アルバム・チャート“HOT ALBUMS”では、King Gnuの『CEREMONY』が初登場で総合首位を獲得した。  本作は、King Gnuにとって3枚目のアルバムで、2019年のビルボードジャパン年間チャート〈Billboard JAPAN HOT100〉で4位を獲得した「白日」や、「飛行艇」、「傘」など、全12曲が収録されている。そのCDセールスは初動3日間で167,512枚、当週244,976枚を売り上げて1位。また、ダウンロードも29,377DLで1位、ルックアップも1位と3冠での総合アルバム首位となった。  そして、King Gnuの過去作も前週より高いポイントを各指標で獲得して順位を上げており、総合順位は『Sympa』が前週14位から当週11位、『Tokyo Rendez-Vous』が前週21位から当週14位となっている。新作のリリース・タイミングで過去作のCDセールスやダウンロード、ルックアップのポイントが伸びている点から、新規ファンを確実に獲得していることがうかがえる結果となった。  続いて、すとぷりの2ndアルバム『すとろべりーねくすとっ!』がCDセールス2位、ルックアップ3位、ダウンロード9位とポイントを積み上げて、総合2位に初登場した。本作の制作陣には、HoneyWorksや、ナユタン星人、DECO*27、れるりりも起用されている。ちなみに、HoneyWorksは『好きすぎてやばい。~告白実行委員会キャラクターソング集~』が総合5位にチャートインしている。  そして3位には、Superflyの『0』が続いている。CDセールス3位、ダウンロード2位と2つのセールス指標で高いポイントを獲得。本作には、NHK連続テレビ小説『スカーレット』の主題歌「フレア」をはじめ、【NHK全国学校音楽コンクール 中学生の部】の課題曲「Gifts」、ドラマ『わたし、定時で帰ります。』の主題歌「Ambitious」などが収録されている。  6位以下の動きでは、ビリー・アイリッシュの『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』が53位から31位に上昇している。収録曲の「バッド・ガイ」が1月12日から放送されている連続ドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』の主題歌となっており、その影響と考えられる。また、ビリー・アイリッシュは9月2日に横浜アリーナで来日公演を行うことが決定。さらに、日本時間の1月27日に開催される【第62回グラミー賞】においては<最優秀レコード賞>、<最優秀楽曲賞>、<最優秀アルバム賞>、<最優秀新人賞>の主要4部門を含む6部門にノミネートされており、今後もさらに注目される可能性がある。 ◎【HOT ALBUMS】トップ20 1位『CEREMONY』King Gnu 2位『すとろべりーねくすとっ!』すとぷり 3位『0』Superfly 4位『ZONE OF GOLD』RYUJI IMAICHI 5位『好きすぎてやばい。~告白実行委員会キャラクターソング集~』HoneyWorks 6位『Traveler』Official髭男dism 7位『Go with the Flow』木村拓哉 8位『グレイテスト・ヒッツ・イン・ジャパン』クイーン 9位『愛謡』ジェジュン 10位『Inside Your Head』Survive Said The Prophet 11位『Sympa』King Gnu 12位『ニュートンの林檎 ~初めてのベスト盤~』椎名林檎 13位『Who Are You?』HIROOMI TOSAKA 14位『Tokyo Rendez-Vous』King Gnu 15位『ユビキリ ~この先も一緒に歩んで行こうね~』HEROINES 16位『CONTRALTO』中島みゆき 17位『ベノマ』かいりきベア 18位『WE DO』いきものがかり 19位『天気の子 complete version』RADWIMPS 20位『アナと雪の女王2 オリジナル・サウンドトラック』(サウンドトラック)
billboardnews 2020/01/22 00:00
【先ヨミ】木村拓哉『Go with the Flow』9.1万セールスで現在アルバム1位、HIROOMI TOSAKA/ OH MY GIRLが続く
【先ヨミ】木村拓哉『Go with the Flow』9.1万セールスで現在アルバム1位、HIROOMI TOSAKA/ OH MY GIRLが続く
【先ヨミ】木村拓哉『Go with the Flow』9.1万セールスで現在アルバム1位、HIROOMI TOSAKA/ OH MY GIRLが続く  今週のCDアルバム売上レポートから1月6日~1月8日の集計が明らかとなり、木村拓哉の『Go with the Flow』が91,802枚を売り上げ、首位に立っている。  1月8日に発売された木村拓哉の1stソロ・アルバムには、稲葉浩志や[Alexandros]の川上洋平、槇原敬之、森山直太朗など豪華アーティストが楽曲提供した13曲が収録され、初回盤には、2月24日に都内で開催される購入者限定プレミアムイベントへの応募カードが封入されている。今週後半には大きなメディア露出はないが、現時点で2位以下に5.7万枚以上の差を付けているため、このまま首位の座を守り抜きそうだ。  『Go with the Flow』に続き2位についているのは、HIROOMI TOSAKAの『Who Are You?』で、フラゲ日を含む初動3日間で34,477枚を売り上げている。前作『FULL MOON』から約1年5か月ぶりの最新アルバムには、ロングヒットを記録した劇場版『名探偵コナン 紺青の拳』の主題歌「BLUE SAPPHIRE」や最新シングル「OVERDOSE」が収録される。  そして韓国女性7人組グループのOH MY GIRLの日本での3rdアルバム『Eternally』が、16,009枚で現在3位に入っている。OH MY GIRLは今週末、大阪と東京でリリースイベントを行うため、更なるセールスが見込めそうだ。歌手・声優・俳優と多岐にわたって活躍する増田俊樹の1stアルバム『Diver』と、中島みゆきの43枚目のオリジナル・アルバム『CONTRALTO』がそれぞれ初動3日間で10,298枚、10,181枚を売り上げ、僅か117枚差で現在4位と5位に付いている。 ◎Billboard JAPANアルバムセールス集計速報 (2020年1月6日~1月8日の集計) 1位『Go with the Flow』木村拓哉(91,802枚) 2位『Who Are You?』HIROOMI TOSAKA(34,477枚) 3位『OH MY GIRL JAPAN 3rd ALBUM『Eternally』』OH MY GIRL(16,009枚) 4位『Diver』増田俊樹(10,298枚) 5位『CONTRALTO』中島みゆき(10,181枚) ※Billboard JAPANのCDセールスデータは、SoundScan Japanのデータを使用しています。
billboardnews 2020/01/10 00:00
絢香、カバーアルバム第2弾&2020年5月にツアー決定
絢香、カバーアルバム第2弾&2020年5月にツアー決定
絢香、カバーアルバム第2弾&2020年5月にツアー決定  絢香が、自身の誕生日である本日12月18日にInstagramにてback number『ヒロイン』のワンフレーズを歌う動画を更新し、2つの報告を投稿した。  1つ目は、2013年に発売したカバーアルバム『遊音倶楽部~1st grade~』の2枚目となる『遊音倶楽部~2nd grade~』を2020年5月13日に発売が決定。約7年の歳月を経て多くの続編を望む声をうけ制作される今作は、前作と同様、”音楽を楽しむ”ということ、そして尊敬するアーティスト達の楽曲から"学ぶ"というコンセプトのもと作られるという。収録楽曲も同時に公開され、中島みゆきの「糸」、Mr.Children「everybody goes ~秩序のない現代にドロップキック~」、サカナクション「バッハの旋律を夜に聴いたせいです」、レベッカ「フレンズ」など全10曲が予定されている。  2つ目は、2020年5月23日より【絢香LIVE TOUR 2020“遊音倶楽部~2nd grade~”】の開催が決定。11都市18公演の開催となる今回のツアーは、『遊音倶楽部~2nd grade~』を引っさげての全国ツアーとなる。 ◎リリース情報『遊音倶楽部~2nd grade~』 2020/5/13 RELEASE <CD+DVD>AKCO-90069/B 3,800円(tax out) <CDのみ>AKCO-90070  3,000円(tax out) <ファンクラブ限定盤CD+DVD>AKC1-90071/B  5,000円(tax out) ◎ツアー情報【絢香LIVE TOUR 2020“遊音倶楽部~2nd grade~”】 2020年5月23日(土)埼玉・サンシティ越谷市民ホール演 2020年5月30日(土)福岡・福岡サンパレス ホテル&ホール 2020年5月31日(日)福岡・福岡サンパレス ホテル&ホール 2020年6月4日(木)東京・府中の森芸術劇場 どりーむホール 2020年6月12日(金)東京・東京国際フォーラム ホールA 2020年6月13日(土)東京・東京国際フォーラム ホールA 2020年6月20日(土)愛知・日本特殊陶業市民会館フォレストホール 2020年6月21日(日)愛知・日本特殊陶業市民会館フォレストホール 2020年6月27日(土)北海道・札幌文化芸術劇場hitaru 2020年6月28日(日)北海道・札幌文化芸術劇場hitaru 2020年7月4日(土)宮城・仙台サンプラザホール 2020年7月9日(木)大阪・フェスティバルホール 2020年7月10日(金)大阪・フェスティバルホール 2020年7月18日(土)広島・上野学園ホール 2020年7月19日(日)広島・上野学園ホール 2020年7月29日(水)山梨・YCC県民文化ホール 2020年8月30日(日)新潟・新潟県民会館
billboardnews 2019/12/18 00:00
中島みゆき、Blu-ray&DVD『夜会VOL.20「リトル・トーキョー」』トレーラーのロングバージョン公開
中島みゆき、Blu-ray&DVD『夜会VOL.20「リトル・トーキョー」』トレーラーのロングバージョン公開
中島みゆき、Blu-ray&DVD『夜会VOL.20「リトル・トーキョー」』トレーラーのロングバージョン公開  中島みゆきが、2019年11月27日にリリースとなったBlu-ray&DVD『夜会VOL.20「リトル・トーキョー」』のトレーラー映像を公開した。  オリジナル音楽舞台作品【夜会】は、中島みゆき本人が原作・脚本・作詞・作曲・演出、そして主演を務める、中島みゆきのもうひとつの表現活動であり、ライフワークそのものとなっている。1989年から30年で20回、再演含む14作品が実施され、これまでに延べ46万人を動員しており、2019年1月30日から2月27日まで、東京・TBS赤坂ACTシアターで全20回公演行われた【夜会VOL.20「リトル・トーキョー」】は、延べ2万6千人を動員した。  公開されたロングバージョンのトレーラー映像は、すでに公開されているショートバージョンに新たな楽曲として、1988年に発売された懐かしいアルバム『グッバイガール』から歌われた「野ウサギのように」と、主人公の姉を演じる渡辺真知子が歌う「いつ帰ってくるの」が追加されている。また、メインキャスト全員によるタイトル曲「リトル・トーキョー」のミュージカルなダンス、今作のハイライトのひとつとなる6声で歌われた圧巻の【夜会】テーマソング「二雙(そう)の舟」など、【夜会】のなんたるかを感じられる映像となっている。 ◎展示情報 『夜会VOL.20「リトル・トーキョー」』特別パネル展 実施店:タワーレコード新宿店 8F、ディスクピア日本橋店 音楽映像館 1F 実施期間:2019年11月26日(火)~ 12月9日(月) ※展示期間は変更になる場合もございます。 ◎リリース情報 Blu-ray&DVD『夜会VOL.20「リトル・トーキョー」』 2019/11/27 RELEASE <Blu-ray >YCXW-10014 / 9,000円(tax out) <DVD>YCBW-10094 / 8,000円(tax out) 【収録曲】 第1幕 01. リトル・トーキョー(Inst.) 02. 渡らず鳥 03. 何か話して 04. リトル・トーキョー 05. 野ウサギのように 06. 大雪警報 07. BA-NA-NA 08. カナリア 09. いつ帰ってくるの 10. 思い出だけではつらすぎる 11. 勝(か)ち女(おんな) 12. 招かれざる客 13. テキーラを飲みほして 14. 後悔はないけれど 15. ねぇ、つらら 16. LOVERS. ONLY 17. いつ帰ってくるの 第2幕 18. いつ帰ってくるの 19. 氷(こおり)女(おんな) 20. リトル・トーキョー 21. ずれてるあたしたち 22. 大人たちはみんな 23. 捨て石 24. 紅灯の海 25. 梅(うめ)が枝(え) 26. リトル・トーキョー 27. 月虹(げっこう) 28. 二雙(そう)の舟 29. 放生(ほうじょう) 30. いつ帰ってくるの 31. 放生(ほうじょう) 32. リトル・トーキョー(Inst.) アルバム『CONTRALTO』 2020/01/08 RELEASE <CD>YCCW-10375 / 3,000円(tax out)
billboardnews 2019/11/27 00:00
中島みゆき、最後の全国ツアー開催決定&『夜会』最新作特設ページ公開
中島みゆき、最後の全国ツアー開催決定&『夜会』最新作特設ページ公開
中島みゆき、最後の全国ツアー開催決定&『夜会』最新作特設ページ公開  中島みゆきが、全国ツアー【中島みゆき 2020 ラスト・ツアー「結果オーライ」】を開催することが決定した。  全国ツアーは2012年から2013年にかけて行われた【縁会 2012~3】以来約8年ぶりの開催となり、今回が最後の全国ツアー。2020年1月12日の東京・新宿文化センターを皮切りに全国11会場、24公演を約半年かけて開催する。  またその発表にあわせ、同ツアーの特設ページも公開された。特設ページには各公演の概要やチケット情報に加え、ツアーで販売されるオリジナルグッズの情報も今後掲載される予定となっている。  さらに、音楽舞台作品【夜会】の最新作となる『夜会VOL.20「リトル・トーキョー」』の特設ページが公開。夜会VOL.20の公演概要や夜会についての解説、視聴トレーラー映像や特典情報を含めた本商品の魅力、そして過去に発売した『夜会』の旧作品などが掲載されている。 ◎ツアー情報 【中島みゆき 2020 ラスト・ツアー「結果オーライ」】 2020年1月12日(日) 東京・新宿文化センター 大ホール 2020年1月20日(月) 石川・本多の森ホール 2020年1月21日(火) 石川・本多の森ホール 2020年1月29日(水) 福岡・福岡サンパレス ホテル&ホール 2020年1月31日(金) 福岡・福岡サンパレス ホテル&ホール 2020年2月1日(土) 福岡・福岡サンパレス ホテル&ホール 2020年2月13日(木) 東京・NHKホール 2020年2月26日(水) 大阪・フェスティバルホール 2020年2月28日(金) 大阪・フェスティバルホール 2020年2月29日(土) 大阪・フェスティバルホール 2020年3月9日(月) 愛知・愛知県芸術劇場 大ホール 2020年3月10日(火) 愛知・愛知県芸術劇場 大ホール 2020年3月26日(木) 北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru 2020年3月27日(金) 北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru 2020年4月5日(日) 岩手・岩手県民会館 2020年4月7日(火) 山形・山形県総合文化芸術館 2020年4月16日(木) 東京・NHKホール 2020年4月25日(土) 愛媛・愛媛県県民文化会館 メインホール 2020年4月27日(月) 香川・レクザムホール 大ホール(香川県県民ホール) 2020年5月7日(木) 東京・NHKホール 2020年5月20日(水) 大阪・フェスティバルホール 2020年5月22日(金) 大阪・フェスティバルホール 2020年5月23日(土) 大阪・フェスティバルホール 2020年6月5日(金) 東京・新宿文化センター 大ホール ◎リリース情報 BD/DVD『夜会VOL.20「リトル・トーキョー」』 2019/11/27 RELEASE <Blu-ray> YCXW-10014 9,000円(tax out.) <DVD> YCBW-10094 8,000円(tax out.)
billboardnews 2019/11/01 00:00
<ライブレポート>JUJUが“JUJUの日”にツアーファイナルを開催 デビューから15年の歴史、それ以上を披露
<ライブレポート>JUJUが“JUJUの日”にツアーファイナルを開催 デビューから15年の歴史、それ以上を披露
<ライブレポート>JUJUが“JUJUの日”にツアーファイナルを開催 デビューから15年の歴史、それ以上を披露  JUJUが10月10日の“JUJUの日”に、東京国際フォーラム ホールAにてホールツアー【-15th ANNIVERSARY- JUJU HALL TOUR 2019「YOUR REQUEST」】のファイナル公演を開催した。 その他ライブ画像  【-15th ANNIVERSARY- JUJU HALL TOUR 2019「YOUR REQUEST」】は、“あなたとつくる究極のリクエストライヴ”をテーマに、デビューからこれまでのオリジナル楽曲に加え、昨年末に第3弾をリリースしたJAZZ『DELICIOUS』シリーズ、カヴァー『Request』シリーズ、洋楽カヴァー『TIMELESS』等から楽曲リクエストを募り、ファンと共に作り上げる全国ホールツアー。6月15日に開催された埼玉・サンシティ越谷での公演を皮切りに、全国で44公演を開催した。そして今回、東京国際フォーラムで開催される公演は45公演目にしてファイナル。本記事はその公演についてのレポートである。  「私は15年前、歌うのが怖くて仕方ありませんでした。もっともっと遡れば子供のころから本当にビビりでヘタレで、歌うのは大好きなのに人前に出るのは非常に苦手な子供でした。そして大人になって、2005年からJUJUとしてコンサートをやらせていただいているんですけど、その当時は恐怖でしかなかったです。でも、この15年の間に、本当にいろいろなタイプのライヴをやってきました。。それをやる度にみなさんが足を運んでくださって。それを繰り返していくうちに15年で何が変わったかというと、あんなに恐怖でしかなかったライヴが、今の私にとって一番好きなことになりました」  「この夜を止めてよ」「If」を披露すると、JUJUは挨拶とともにこのように語った。そして、「If」で座席から立ち上がって大いに盛り上がっていたオーディエンスは、この言葉を語るJUJUを静かに見守っていた。この後に歌った曲は「ナツノハナ」「奇跡を望むなら...」の2曲。「ナツノハナ」は2007年、「奇跡を望むなら...」は2006年のリリースである。明言していないのであくまで推測になるが、当時この曲をライヴで歌っていたJUJUは、まだ人前で歌うことが怖かったかもしれない。ただ、どちらにしろ、今のJUJUから発せられるファルセットから怖さを感じ取ることはできなかった。  次は、JAZZ『DELICIOUS』シリーズからの楽曲が披露された。そもそも、JUJUという名前の由来はジャズサックスプレイヤーであるウェイン・ショーターのアルバム『JUJU』から来ている。12歳でジャズシンガーを志していたJUJUの歌い方はジャズのセクションに入ると先ほどとは打って変わり、ビブラートがアクセントとして効いた、歌い上げるというより歌い落とすものになった。曲そのものや言語が変わる以上、歌い方が変わるのは当然のことかもしれないが、冒頭4曲とその次に披露した3曲という歌い方が全く異なると言っていい計7曲を、どちらもシンガーとしてJUJUは歌いこなしていたのである。  そして、本公演は「スナックJUJU」のセクションへ移り、JUJU、ではなくスナックJUJUのママはカヴァー曲を2曲披露。中森明菜「DESIRE -情熱-」のイントロが鳴り始めた瞬間から、オーディエンスは再び立ち上がって大きな歓声をあげ、手拍子を始めた。ママは子供のころからスナックという場所が大好きであり、毎週末のように大人たちに連れられては、すみっこで焼うどんを食べながら大人たちがどんどん飲んで歌っている姿を見て、「大人って楽しそうだな」と思っていたそうだ。そして、会場のオーディエンスから運よくクジで選ばれた一人が、リクエストメニューから小林明子「恋におちて -Fall in love-」をリクエスト。ママはもう大人であり、楽しそうに歌い、さらにオーディエンスを微笑ますほどの力を持っている。  再びJUJUが登場すると、今度は“ジュジュ苑”のセクションとなり、こちらもカヴァー楽曲を次々披露していった。ジュジュ苑は2008年に12ヶ月連続で開催したマンスリー・カヴァー・ライヴ【ジュジュ苑】からスタートした企画であり、2014年にはさいたまスーパーアリーナでデビュー10周年を記念した【JUJU SUPER LIVE 2014 -ジュジュ苑 10th Anniversary Special-】を開催。約2万5千人を動員した。本公演では、中島みゆき「糸」、ベット・ミドラー「The Rose」、槇原敬之「もう恋なんてしない」をバンドメンバーによる立体的なサウンドにのせて、ラグジュアリーさを醸し出しながら披露した。次に披露された松任谷由実「ANNIVERSARY」は、会場内のオーディエンスの中から運よくJUJUとのジャンケンで勝ち残った一人と一緒にデュエット。スナックのカラオケが好きだというJUJUからは、ステージに立っているときも鬼気迫った感じや感情が過剰に前景化している雰囲気が感じられず、歌うことそのものの気持ちよさが伝わるものだった。「ANNIVERSARY」でJUJUが松任谷由実のモノマネを少し入れていたのも、その象徴だろう。  “ジュジュ苑”のセクションが終わり終盤に差し掛かっていく公演。「Hot Stuff」「PLAYBACK」「What You Want」と、2010年代中盤にリリースされたダンスチューンを続けたメドレーを披露した。そしてJUJUの代表曲ともいえる「やさしさで溢れるように」が披露されると、一番のサビではJUJUは歌わずオーディエンスだけが歌った。そして、会場にクライマックスを迎えた雰囲気が漂うと、本編最後に披露したのは2019年にリリースした「ミライ」。この曲を最後にしたのには理由があった。15周年イヤーの際に突如として表れた大きな壁に背を向けたくなったとき、「ミライ」のレコーディングで歌詞を初めて見ると自分の感情が見透かされたような気持ちになったそうだ。「前を向く方法」と「会いに行きたい人がいることの幸せ」を教えてくれた「ミライ」を、JUJUは端正に歌い上げた。  アンコールでは、実は10年前に出来上がっており、今回のツアーで育て上げ、本公演日に配信リリースした「Woman In Love」をまず披露した。そして、JUJUは、2020年の春にスーパーベストアルバムのリリース、そして秋にアリーナツアーを開催することを発表。大きな歓声が会場にこだました。ファンのおかげでライヴが楽しいものになったJUJU。「みなさんと出会えたことが私にとって一番の宝物です」と語ったJUJUは、そのラブレターとして「ありがとう」を披露し、本公演は終了した。  今回の公演はJUJUとして活動した15年、そしてニューヨークで暮らしていた時代や子供のころのスナックでの記憶などが、リクエストという形をとったことで奇しくもすべて詰まったセットリストになっていることは一目で分かることだろう。人前で歌うことが苦手だったJUJUが、この15年で一番好きなことになった。そして、好きだった歌うことは、好きなままであり続けた。そしてなにより、本公演でJUJUは自らの楽しかった・苦しかった歴史を自らの口で伝えた。喋ることで、そしてセットリストに反映することで自らの歴史を伝えることがステージで出来てしまう人には、説得力のある強さを感じ取れる。15年という期間において、人前で歌うことが一番好きになったのは、決して人前で歌うのに慣れたからではないだろう。そう思わせるほどの、ステージ上での立ち振る舞いだった。 Text by Akihiro Ota ◎公演情報 【-15th ANNIVERSARY- JUJU HALL TOUR 2019「YOUR REQUEST」】 2019年10月10日(木) 東京国際フォーラム ホールA <セットリスト> 1. この夜を止めてよ 2. If 3. ナツノハナ 4. 奇跡を望むなら... 5. Take Five 6. Englishman In New York 7. My Favorite Things 8. DESIRE -情熱- 9. 恋におちて -Fall in love- 10. 糸 11. The Rose 12. もう恋なんてしない 13. ANNIVERSARY 14. Hot Stuff ~ PLAYBACK ~ What You Want 15. やさしさで溢れるように 16. ミライ Encore1. Woman In Love Encore2. ありがとう
billboardnews 2019/10/21 00:00
音楽シーンはリスナーが作り出すもの【世界音楽放浪記vol.67】
音楽シーンはリスナーが作り出すもの【世界音楽放浪記vol.67】
音楽シーンはリスナーが作り出すもの【世界音楽放浪記vol.67】 音楽シーンは、3つの異なる立場の人々で作られている。「作り手」「送り手」「受け手」だ。この「送り手」の部分が、いわゆる音楽業界である。そして、「受け手」が聴き、支持する音楽の多様性が、2010年代以降、特に顕著になっている。誰もが無尽蔵に世界中の楽曲を聴くことが出来るサブスクリプション・サービスが、音楽に接触する手段として定着して以来、音楽の楽しみ方の幅が飛躍的に広がったからだ。その結果、「個の支持」の総和が、さまざまなヒットチャートに反映されることになった。 ビルボードジャパンの10月7日付チャートの「ストリーミング数」では、トップ10内に4曲、Official髭男dismの楽曲がランクインしている。しかし、CDセールスでの最高位は「宿命」の85位が最高位だ。64回めのランクインを果たした、あいみょんの「マリーゴールド」は5位だが、CDセールスは100位にも達していない。 ここで、明大の、私のクラスの学生たちが、自分たちの音楽聴取について調査したデータを重ね合わせてみる。彼らが一番音楽を聴く場は「通学中」だ。「聴かれた回数」であるストリーミング数を解析すると、学校の往復で、何度も、同じ曲をスマホで聴いている若者の姿が目に浮かんでくる。 では、こうして心に刺さった音楽は、人のどこに住み続けるのか。私は「口」だと思っている。どんな歌も、人々が口ずさみ続ける限り、命を宿し続けるのだと。「カラオケで歌われた回数」では、1位が米津玄師の「Lemon」、2位がOfficial髭男dismの「Pretender」、3位があいみょんの「マリーゴールド」だ。ここで特徴的なのは、ランクインしている回数が多い、つまり、ロングヒットを続けている曲が多いことだ。「Lemon」は85回、「Pretender」が24回、「マリーゴールド」は64回を記録している。さらにチャートをスクロールしていくと、中島みゆきの「糸」(1992)が8位、高橋洋子の「残酷な天使のテーゼ」(1995)が9位、MONGOL800の「小さな恋のうた」(2001)が12位など、リリース後、20年以降経過している楽曲も散見する。カラオケは「人」の中に息づく音楽をパフォーマンスするメディアだ。多くの人生に寄り添い続けている楽曲が、いまのチャートの上位に輝いているのは、それだけ大きな生命力を、それぞれの歌が持っている証だろう。 カラオケも、学生たちの調査と重ね合わせると、興味深い傾向が見えてくる。カラオケは「歌う」だけでなく、「知る」場になっているのだ。「1人1ジャンル」が進んだ現在、友人の歌う曲は、自分にとって初めて聴く曲である場合が少なくない。彼らはカラオケボックスで新しい曲を知り、良いなと思う曲を増やしていっているのだ。 当然ながら、SNSとも密接な関係にある。私は、学生たちと、調査研究のグループをSNSで作っている。以前はFaceBookが多かったが、最近はLINEが主流だ。学生たちは、それほど、振り返る過去は長くない。だから、FBで再会したり、改めて出会う人々も多くはないのだろうと類推している。Line Groupという「クローズド」なSNSで話題になっているアーティストは、10代、20代が主たる利用者層である、LINE MUSICのチャートに色濃く反映されていると考えている。一方で、TikTokのような「発露系」のSNSで盛り上がると、動画再生回数の部門で一気に上位に上がる。 この他、さまざまなチャートを、それらを作り出す人々と関連させると、現代のヒットは、さまざまなレイヤーのリスナーが作り出していることが一目瞭然だ。これから、どんなアーティストの曲が、世界中の音楽ファンによって発見され、バズるのか、楽しみで仕方ない。Text:原田悦志 原田悦志:NHK放送総局ラジオセンター チーフ・ディレクター、明治大学講師、慶大アートセンター訪問研究員。2018年5月まで日本の音楽を世界に伝える『J-MELO』(NHKワールドJAPAN)のプロデューサーを務めるなど、多数の音楽番組の制作に携わるかたわら、国内外で行われているイベントやフェスを通じ、多種多様な音楽に触れる機会多数。
billboardnews 2019/10/07 00:00
槇原敬之、デビュー30周年カバーアルバム・ベスト盤のジャケット公開
槇原敬之、デビュー30周年カバーアルバム・ベスト盤のジャケット公開
槇原敬之、デビュー30周年カバーアルバム・ベスト盤のジャケット公開  槇原敬之の、10月から始まる“デビュー30周年イヤー”第一弾リリースとして、これまで3作リリースしたカバーアルバム『Listen To The Music』シリーズのベスト盤『The Best of Listen To The Music』を10月23日に発売、そのジャケット画像が公開された。  ジャケットは様々な広告や雑誌で活躍する白根ゆたんぽが描いたイラストで、槇原敬之とのコラボレーションは2002年にリリースされた26枚目のシングル『花火の夜』以来となる。また、同時にアルバムの購入者特典情報も公開された。 ◎リリース情報 アルバム『The Best of Listen To The Music』 2019/10/23 RELEASE <初回限定盤(SHM-CD+DVD)> UPCY-9913 3,960円(tax in.) <通常盤(SHM-CDのみ)> UPCY-7614 3,300円(tax in.) ◎購入者特典情報 全国各地のCDショップ、およびオンラインストアで、本アルバムを予約・購入すると先着でオリジナル特典がプレゼントされる。特典は先着順となる。 <オリジナル特典一覧> ◇全国各地CDショップ応援店及びUNIVERSAL MUSIC STORE オリジナル・クリアファイル Aタイプ(A5サイズ) ◇タワーレコード オリジナル・クリアファイル Bタイプ(A5サイズ) ◇Amazon.co.jp デカジャケ ◇楽天ブックス オリジナル・チケットホルダー ◇Smile Dog(槇原敬之オフィシャルファンクラブ) 《Smile Dogロゴ入り》オリジナル・キーホルダー ◎収録曲目 M-01.君に、胸キュン。[YMO]  M-02.月の舟[池田聡] M-03.traveling [宇多田ヒカル] M-04.Your Song [エルトン・ジョン] M-05.言葉にできない[小田和正] M-06.ごはんができたよ [矢野顕子] M-07.WHAT A WONDERFUL WORLD [ルイ・アームストロング] M-08.ヨイトマケの唄[美輪明宏] M-09.MAGIC TOUCH [山下達郎] M-10.Hello,my friend [松任谷由実] M-11.時代[中島みゆき] M-12.Rain [大江千里] M-13.Missing [久保田利伸] M-14.若者のすべて [フジファブリック](新録) M-15.聞き間違い[YUKI](新録) *[ ]内はオリジナル・アーティスト M-01~02『Listen To The Music』収録 M-03~08『Listen To The Music 2』収録 M-09~13『Listen To The Music 3』収録
billboardnews 2019/09/24 00:00
中島みゆき、オリジナル音楽舞台作品【夜会】最新作が映像作品化
中島みゆき、オリジナル音楽舞台作品【夜会】最新作が映像作品化
中島みゆき、オリジナル音楽舞台作品【夜会】最新作が映像作品化  中島みゆきのBlu-ray&DVD『夜会VOL.20「リトル・トーキョー」』が、2019年11月27日に発売される。  オリジナル音楽舞台作品【夜会】は、中島みゆき本人が原作・脚本・作詞・作曲・演出、そして主演を務める、中島みゆきのもうひとつの表現活動であり、ライフワークそのものとなっている。1989年から30年で20回、再演含む14作品が実施され、これまでに延べ46万人を動員しており、2019年1月30日から2月27日まで、東京・TBS赤坂ACTシアターで全20回公演行われた【夜会VOL.20「リトル・トーキョー」】は、延べ2万6千人を動員した。  真冬の北海道を舞台に険しい山間にあるクラッシックホテル&パブの片隅にある小さなステージ「リトル・トーキョー」で巻き起こる人間の「欲」と「愛」が渦巻く抗えない運命に翻弄される姉妹の物語。キャストには中島みゆきに加え、渡辺真知子、シンガーソングライターの石田匠、元宝塚歌劇団の植野葉子、香坂千晶、中島みゆきのライブコーラスでおなじみの宮下文一を迎え、中島みゆきと30年来の仲である名プロデューサー瀬尾一三のアレンジによる圧倒的な歌、ラッキィ池田による振り付けのダンス、コミカルな演技、そして胸が熱くなる涙のシーンなど全32曲の歌唱による見どころ満載の公演となっている。  この1時間50分を収録した本作は、初見の人でも【夜会】の魅力や世界、ストーリーをわかりやすく堪能できる作品となっており、中島みゆきの歌唱シーンやズームアップされた各キャストの表情など、臨場感溢れる映像が多数収録されている。本作の見どころや魅力をいち早く楽しめるトレーラー映像も公開となっている。  また、9月25日発売のニュー・シングル『離郷の歌/進化樹』の特設ページも公開された。 ◎リリース情報 Blu-ray&DVD『夜会VOL.20「リトル・トーキョー」』 2019/11/27 RELEASE <Blu-ray >YCXW-10014 / 9,000円(tax out) <DVD>YCBW-10094 / 8,000円(tax out) 【収録曲】 第1幕 01. リトル・トーキョー(Inst.) 02. 渡らず鳥 03. 何か話して 04. リトル・トーキョー 05. 野ウサギのように 06. 大雪警報 07. BA-NA-NA 08. カナリア 09. いつ帰ってくるの 10. 思い出だけではつらすぎる 11. 勝(か)ち女(おんな) 12. 招かれざる客 13. テキーラを飲みほして 14. 後悔はないけれど 15. ねぇ、つらら 16. LOVERS. ONLY 17. いつ帰ってくるの 第2幕 18. いつ帰ってくるの 19. 氷(こおり)女(おんな) 20. リトル・トーキョー 21. ずれてるあたしたち 22. 大人たちはみんな 23. 捨て石 24. 紅灯の海 25. 梅(うめ)が枝(え) 26. リトル・トーキョー 27. 月虹(げっこう) 28. 二雙(そう)の舟 29. 放生(ほうじょう) 30. いつ帰ってくるの 31. 放生(ほうじょう) 32. リトル・トーキョー(Inst.) シングル『離郷の歌/進化樹』 2019/09/25 RELEASE <CD>YCCW-30079 / 1,000円(tax out)
billboardnews 2019/09/10 00:00
スキマスイッチが「フワリ」という言葉を大事にする理由
神舘和典 神舘和典
スキマスイッチが「フワリ」という言葉を大事にする理由
スキマスイッチ 26枚目のシングル『青春』は7月3日にリリースされる。カップリング曲は「東京」と、中島みゆきのカヴァー曲「糸」。写真は初回限定盤A。ライヴ音源5曲付き2枚組。  スキマスイッチの新曲「青春」は“フワリ”という言葉から生まれた。 「僕たちは、最初、でたらめな英語やラララで歌いながらメロディをつくっていくんです。そのサビのところで、フワリという言葉が自然に浮かびました。あのときの感じを大切にしたかった。それでできたのが『青春』です」  3年前に曲の原型が生まれたときのことをヴォーカルとギターの大橋卓弥がふり返る。 「卓弥が歌うフワリから、僕は花びらをイメージして、自分の10代を思い出しました。あんなことがあったなあ、こんなこともあったなあ、と」  とは、鍵盤の常田真太郎。 「すると、僕は中学時代の朝礼のシーンが浮かんできました」(大橋) 「僕は高校時代の放課後の土埃のグラウンドの風景がよみがえった」(常田)  こうして2人でキャッチボールをしながら、スキマスイッチは音楽をつくっていく。 「僕たちはとくに役割分担はせず、おたがいに問いかけながら音楽をつくっていきます。作詞作曲について同じ事務所のソロアーティストの、山さん(山崎まさよし)や秦(秦 基博)と話すと、やはり煮詰まることはあるそうです。その点、僕たちは1人が煮詰まってももう1人の意見に耳を傾けて、新しい発想を生んでいける。それがスキマスイッチの強みというかアドバンテージです」(大橋)  スキマスイッチの音楽には青春が色濃い。彼ら自身が年齢を重ね、キャリアを重ねてもなお、「奏(かなで)」も、「全力少年」も、そこに描かれる青春はリアルで色鮮やかだ。 「歌詞で描く物語はフィクションです。でも、曲の主人公たちには、僕たち自身の感情や体験が反映されている。だからかもしれませんね」(大橋)  2人にとってリアルな青春の思い出とはどんななのだろう――。 「まず思い出すのは小学生時代の初めての恋愛体験です。2年生のときに女の子を好きになって、彼女も僕を好きになってくれて。手をつないで学校へ通っていました。相手がちょっとませた女の子だったんですよ。でも、僕の引っ越しで会えなくなりました。胸を引き裂かれるような悲しみを初めて体験しました。3年くらいは手紙を書いたり、写真を送ったりしていたけれど、やがて連絡をとらなくなっていった。写真で見る彼女が、どんどんきれいになっていってね。でも、会うことはできない。あのときの気持ちを『青春』の歌詞にも少し反映させています」(常田) 「僕の青春は中学生のころの自分ですね。生徒会の役員をやって、バレーボール部で、一番目立っていた時代。あのころ、いつも一緒にいる友だちがいたんです。勉強ができて、スポーツもできて、そいつがいなければ今の僕はいないと感じるほど影響を受けました。彼には1学年年上の彼女がいて、その友達を紹介されて、ダブルデートをするようになりました。デートといっても、カフェとか水族館とかですけど。その友達といたときの自分が、歌詞の主人公とかぶります」(大橋)  大橋は愛知県東海市出身。常田は愛知県名古屋市出身。2人は高校3年の夏、名古屋のライヴハウスで共通の友人の紹介で知り合った。後に東京で同じ音楽専門学校へ通い、大橋が自分の曲のアレンジを常田に依頼したことをきっかけに組むことになった。  「青春」のカップリング曲「東京」は、1970年代の日本のフォークのテイスト。アコースティックギターがかき鳴らされ。ちょっと吉田拓郎のような雰囲気で大橋が歌う。 「子どものころ、父親がよく拓郎さんの曲を聴いていたんです。『イメージの詩』とか『落陽』とか。それが自然に僕の中に入っていたからかもしれませんね」(大橋)  歌詞の主人公には、やはり東京へ出てきたときの2人のマインドがにじんでいる。 「40代になり愛知よりも東京の生活のほうが長いのに、今も都会になじめていない自分をはっきりと感じています。そういう気持ちがこの曲には表れています」(大橋) 「自分の本質的な部分って、10代までにできてしまう。だから、今も名古屋にいたときのままのマインドです。アップデートできないままの自分がいます」(常田)  大橋は東京に引っ越してきた日を今もはっきりと憶えている。 「最初に住んだのは三軒茶屋のワンルームでした。ずっと愛知で育ったから、東京は怖い、というイメージがあって、でもそれ以上に1人の生活にわくわくしていました。東京に来たときは母親が付いてきて、部屋の整理を手伝ってくれた。夕方になって、母が愛知に戻るときに、つらくなったらいつでも戻っておいで、と言ってくれてね。そのときは平気だったのに、母が部屋から出てドアが閉まった瞬間に、体験したことがないほどの寂しさを感じたんです。あのドアの閉まる音、そして余韻は、今も僕の頭の中にはっきりと残っています。1人テーブルと向き合って、しばらくぼおっとしていました」(大橋) 「僕は親父に追い出されるように東京に出てきました。親父は音楽で生きていきたい僕を応援してくれていたんですけれど、名古屋にいることはオレは認めない、とはっきり言われた。本気で音楽をやるならば、東京かニューヨークへ行け! と。男ならば、東京かニューヨークだ! と。音楽の専門学校に入ることもなかなか許してくれませんでした。音楽家に弟子入りしてゼロから学べ! と」(常田)  常田も最初の東京の住まいも三軒茶屋だったが、友人とのルームシェアだったので寂しさはまぎれた。 「それでも2,3日で、虚無感というか、自分がどうなっていくかわからない不安を感じるようになりました。そのころ、ふと、槇原敬之さんの『桜坂』を聴いて。街を去った恋人を思う歌です。思いもよらず、涙があふれてとまらなくなりました。初めて聴いた曲じゃないのに。それまでは、故郷を離れることがリアルじゃなかったのでしょうね。自分が東京に来て、歌詞の意味がわかって、泣けて泣けて。自分たちの街の言葉はあまりきれいじゃないけれど忘れないでほしいと、いう気持ちが歌われているんですよ」(常田) 「東京に来て20年以上になるのに、僕はほとんど自分の住む街の中で暮らしています。銀座も、六本木も、仕事以外で行くことはありません。だから今も土地勘がないまま。気持ちは今も愛知のときのままです」(大橋)  スキマスイッチの曲で歌われる青春がいつまでもリアルなのは、こういったところに理由があるのかもしれない。 (神舘和典) ※週刊朝日オンライン限定記事 
週刊朝日 2019/07/02 16:00
Kaya、小春(チャラン・ポ・ランタン)と共演した「愛の讃歌」カバーMV公開
Kaya、小春(チャラン・ポ・ランタン)と共演した「愛の讃歌」カバーMV公開
Kaya、小春(チャラン・ポ・ランタン)と共演した「愛の讃歌」カバーMV公開  Kayaが、初となるカバーアルバムを6月23日にリリース、これに合わせて、小春(チャラン・ポ・ランタン)と共演した「愛の讃歌」のミュージックビデオが公開された。  ビジュアル系シーンで“女方シンガー”として活動する自身のコンセプトにちなみ、今回様々な“歌姫”の曲をカバー。松任谷由実「リフレインが叫んでる」、久保田早紀「異邦人」、中森明菜「難破船」など昭和の歌姫達の名曲から、Cocco「カウントダウン」、椎名林檎「罪と罰」など平成の歌姫達の珠玉の名曲をKayaカラーで歌い上げる。  制作陣としてDIE(hide with Spread Beaver/Ra:IN)、人時(黒夢)、kozi(MALICE MIZER/ZIZ)、千聖(PENICILLIN/Crack6)、LEVIN(La'cryma Christi)、SHUN.(exFANATIC◆CRISIS/THE MICRO HEAD 4N’S)というビジュアル系シーンのレジェンドとも言えるミュージシャン達が参加するほか、櫻井有紀(Raphael/rice)がゴスペルアレンジとコーラスで参加、そして小春(チャラン・ポ・ランタン)、おおくぼけい(アーバンギャルド)、中島みゆきやhydeのライブ演奏を務めるチェリストの友納真緒、ヤマハ所属の新進気鋭のピアニスト須藤千春など、他ジャンルで活躍するミュージシャンも多く名を連ねる。Ruiza(D)、seek(Psycho le Cemu/ MIMIZUQ) 、YAMATO(UCHUSENTAI:NOIZ)、ヒカリト(AIORIN)などKayaと親交の深いミュージシャンも多く参加し、バラエティに富んだ豪華メンツが揃い踏みする。 ◎配信リリース情報 カバーアルバム『DRESS』 2019/6/23 RELEASE ストリーミングサービスおよびiTunes Store、レコチョク、moraなど主要ダウンロードサービスにて配信スタート
billboardnews 2019/06/24 00:00
更年期をチャンスに

更年期をチャンスに

女性は、月経や妊娠出産の不調、婦人系がん、不妊治療、更年期など特有の健康課題を抱えています。仕事のパフォーマンスが落ちてしまい、休職や離職を選ぶ人も少なくありません。その経済損失は年間3.4兆円ともいわれます。10月7日号のAERAでは、女性ホルモンに左右されない人生を送るには、本人や周囲はどうしたらいいのかを考えました。男性もぜひ読んでいただきたい特集です!

更年期がつらい
学校現場の大問題

学校現場の大問題

クレーム対応や夜間見回りなど、雑務で疲弊する先生たち。休職や早期退職も増え、現場は常に綱渡り状態です。一方、PTAは過渡期にあり、従来型の活動を行う”保守派”と改革を推進する”改革派”がぶつかることもあるようです。現場での新たな取り組みを取材しました。AERAとAERA dot.の合同企画。AERAでは9月24日発売号(9月30日号)で特集します。

学校の大問題
働く価値観格差

働く価値観格差

職場にはびこる世代間ギャップ。上司世代からすると、なんでもハラスメントになる時代、若手は職場の飲み会なんていやだろうし……と、若者と距離を取りがちですが、実は若手たちは「もっと上司や先輩とコミュニケーションを取りたい」と思っている(!) AERA9月23日号では、コミュニケーション不足が招く誤解の実態と、世代間ギャップを解消するための職場の工夫を取材。「置かれた場所で咲きなさい」という言葉に対する世代間の感じ方の違いも取り上げています。

職場の価値観格差
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斎藤元彦氏はSNS展開の「石丸方式」で出直し知事選に 候補者乱立で“漁夫の利”当選の可能性も
斎藤元彦氏はSNS展開の「石丸方式」で出直し知事選に 候補者乱立で“漁夫の利”当選の可能性も
斎藤元彦
dot. 8時間前
教育
【祝アニメ化!】危機を生き抜くヒントが満載 実は大人も楽しめる「科学漫画サバイバル」
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科学漫画サバイバル
AERA 6時間前
エンタメ
〈アナザースカイきょう出演〉「山本舞香」破局報道直後にHiroと熱愛 強気女優の意外な“恋愛遍歴”
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山本舞香
dot. 2時間前
スポーツ
阪神・大山、DeNA・佐野は「FA行使」の予感も 獲得に動くのは? オフの移籍は“活発化”するか
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プロ野球
dot. 7時間前
ヘルス
美輪明宏「つらい出来事の後には、必ずうれしいことが訪れる。70年の芸能生活もまさに『正と負』の繰り返し」
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美輪明宏
dot. 16時間前
ビジネス
家事・育児は重要な経済活動 なのに評価は置き去り 紙幣経済のみを“経済”と呼ぶようになった弊害
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田内学の経済のミカタ
AERA 9時間前