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週刊朝日

雇用保険がなくてもあきらめるな 新型コロナの「家計防衛策」
雇用保険がなくてもあきらめるな 新型コロナの「家計防衛策」 新型コロナウイルスの感染拡大で激変した暮らし。相次ぐ休業要請や経済活動の停滞は、家計にも影を落とし始めた。安倍政権は低所得者向けに30万円を支給するとぶち上げて迷走し、国民1人あたり一律10万円の特別定額給付金(仮称)を支給するという。だが、「コロナ・ショック」でもらえるお金は他にもある。知らないまま損をせず、制度を活用して自ら家計を守ろう。
山中教授も勧めるジョギングエチケット 「コロナリスク」はビギナーほど要警戒
山中教授も勧めるジョギングエチケット 「コロナリスク」はビギナーほど要警戒 新型コロナウイルスの感染拡大により、外出自粛要請で在宅時間が長くなったからか、運動不足やストレス解消のために外を走る人の姿がよく目に入る。健康維持のためにも政府は認めているが、飛沫には気をつけたい。  マラソン愛好家としても知られる京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授は、自身のYoutubeでジョギング中のエチケットについて次のように呼びかけた。 「新型コロナウイルスは、感染しても多くの人に症状が出ません。感染してもジョギングするくらいの人はたくさんいます。走って大きな息をしますと、もしかすると周りにウイルスをまき散らしているかもしれません。咳やくしゃみと同じような状況です。周囲へのエチケットとして、走る時もマスクをつけましょう」  山中教授は、マスクだと顔にくっつくため、京都マラソンの参加賞でもらった「バフ」という布を使用しているという。  実際、街中を走る人たちのエチケットは今、どうなっているのだろうか。「皇居ラン」で有名なランナーの人気スポットである皇居周辺に行ってみると、平日の夜でも走っている人の姿が見られた。マスクやバフをしながら走る人は半数ほどだった。ほぼ毎日走っているという男性ランナーによると、「緊急事態宣言直後から、ランナーは減り始めた。時間帯にもよるが、普段の7割くらい」だという。  オランダとベルギーの工学者によるチームの実験では、時速14・4キロで縦列に走ると、前方の人から放出される粒子が気流にのって1・5 メートル 後ろで走る人にほぼそのままかるという結果になった。このチームによれば、飛沫を回避するためには、ウォーキングなら5メートル、ランニングは10メートル、自転車は20メートルの間隔を空ける必要があるという。    スピードスケート日本代表のチームドクターなどを務めたことがある「Dr・KAKUKOスポーツクリニック」の中村格子医師(整形外科)は、同実験に関心を寄せている。 「まだ査読を経ておらず、実験結果が公表されたにすぎませんが、物理現象として一定の信頼性があるので、一つの目安として知っておくことは予防につながると思います。口から出る粒子は走っている人の後ろにおいていかれます。例えば、高速道路を走っている車が、フロントガラスの汚れを落とそうとしてウォッシャー液を出したら、後ろの車のフロントガラスにもパーッと飛んできてしまうのと同じです」

この人と一緒に考える

「手術する親にも会えず…」コロナが遮る帰省に打開策は
「手術する親にも会えず…」コロナが遮る帰省に打開策は 安倍晋三首相は4月22日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、大型連休中の外出自粛をあらためて要請。ビデオ通話を使った「オンライン帰省」を呼びかけた。だが、やむを得ない事情で帰省が必要な人はどうすればいいのか。東京在住の50代の男性は、こんな体験談を語る。

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    「ワクチンがないと来年の五輪は無理」開催に疑問の声が相次ぐ残酷な現実 新型コロナウイルスの感染拡大で来年夏に延期が決まった東京五輪・パラリンピックを開催できるかどうか、疑問の声が上がっている。東京五輪の新たな日程は来年7月23日~8月8日となったが、新型コロナは世界各国で収束せず、「五輪どころではない」というのが現実だ。
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    世界の頂点見えた北島康介に「プール離れて肉体改造を」 平井コーチが描いた戦略 平井伯昌(ひらい・のりまさ)/競泳日本代表ヘッドコーチ、日本水泳連盟競泳委員長。1963年生まれ、東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。86年に東京スイミングセンター入社。2013年から東洋大学水泳部監督。同大学法学部教授。『バケる人に育てる──勝負できる人材をつくる50の法則』(朝日新聞出版)など著書多数 福岡世界選手権200メートル平泳ぎで3位に入った北島康介=2001年7月 (c)朝日新聞社  指導した北島康介選手、萩野公介選手が、計五つの五輪金メダルを獲得している平井伯昌・競泳日本代表ヘッドコーチ。連載「金メダルへのコーチング」で選手を好成績へ導く、練習の裏側を明かす。第17回は「北島康介とウェートトレーニング」について。

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