「話題の新刊」に関する記事一覧
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胡蝶は夢なのか 知っておきたい中国故事
広島大学の学長と副学長による中国故事の解説書。「朋有り遠方より来たる」から、「天網恢恢、疎にして失わず」「病膏肓に入る」などまで、孔子・孟子を始めとする諸子百家の遺した言葉を31点紹介しつつ、漢文学
週刊朝日
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U 相模原に現れた世界の憂鬱な断面
オウム真理教の信徒たちを写した映画「A」の監督が、知的障害者19人が殺害された神奈川県相模原市の津久井やまゆり園事件の深層に迫るため、裁判や報道にかかわった精神科医やジャーナリストらと話し合う。 著
週刊朝日
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物理学者のすごい思考法
私たちは普段の生活の中で、どのくらい物理学の視点でものごとを考えるだろうか? 知っていたとしても宇宙を構成する素粒子が17種類だということくらいではないか。 著者は、超ひも理論や素粒子論を専門とする
週刊朝日
3/19
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うんちの行方
出物腫れ物所嫌わず。本書の主役は「ウンチ」である。水洗トイレ普及率90%以上の日本では、どこでも快適に用が足せる。だが果たして私たちは、あの水流の向こうの世界を想像したことがあっただろうか。 トイレ
週刊朝日
3/12
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人文的、あまりに人文的
東浩紀編集のメールマガジン「ゲンロンβ」に連載された、文筆家二人の対談の形を取るブックガイド。人文という捉えどころのない学問領域をめぐる書を40点紹介し、書き下ろしを加えている。 古代ロー
週刊朝日
3/12
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じい散歩
「お前たちが頼りにならないから、今は一日でも長く、俺が元気にしてないと」と金の無心に現れた三男に言いきる。もうすぐ90歳になる新平の物語だ。 散歩が趣味で、妻を誘うものの毎度「行かない」とつれない。妻
週刊朝日
3/5
この人と一緒に考える
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そこに工場があるかぎり
作家の目を通した工場見学エッセイ。少女時代、近所の鉄工所に魅了され、作業の様子を飽かず眺めていたという著者ならではの工場愛に溢れている。 探訪の対象も、金属に穴を開ける作業専門の工場、江崎グリコのお
週刊朝日
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サラリーマン生態100年史 ニッポンの社長、社員、職場
イタリア生まれを自称する謎の庶民文化史研究家が、日本にサラリーマンが登場してからの100年を概観。明治から平成にかけての新聞・雑誌記事などを丹念に読み込んだ上で、庶民生活の真相を徹底的に検証している
週刊朝日
2/26
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言葉が思いつかない人のための「語彙トレ55」
新聞のコラムニストで川柳の選者もしている毎日新聞客員編集委員が、文章や会話の中でいい言葉が思いつかない人のために、語彙力を鍛える方法を伝授する。55の質問に答える形式で、語彙や表現を増やすヒントを説
週刊朝日
2/26
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死ぬまでに行きたい海
近所のクリーニング店にすら「行こう行こうと思いながら半年そのまま」というくらい出無精な翻訳家による小さな旅のエッセイ集。 何十年ぶりかで、昔暮らした街や、幼い頃に遊んだボート乗り場の場所を探しながら
週刊朝日
2/19
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ホンモノの偽物 模造と真作をめぐる8つの奇妙な物語
世の中には多様な偽物が溢れているが、真贋の境目は存外に曖昧かつ流動的だ。そのことを、本書はさまざまな事例を取り上げながらジャンル横断的に説いてみせる。 ウォーホルのシルクスクリーンの原版を使って別人
週刊朝日
2/19
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暗がりで本を読む
本好きには、暗がりで本を読む人が多いように思う。自分の領域を守るように、他者の領域を侵さないように。著者もおそらくその一人であろう。暗がりのなかで、読み終えた本についてぽつりぽつりと短い言葉で過不足
週刊朝日
2/12
この話題を考える
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地方選 無風王国の「変人」を追う
著者自ら首長選の現場を旅して書いた、異色のルポだ。地方の首長選というと無投票による多選のイメージが強い。もし仮に選挙が行われても、現職の再選率が84・2%といわれている。 たずね歩く舞台は、61年ぶ
週刊朝日
2/12
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作詩の技法
1980年に出版されたエッセイを加筆修正の上、再刊したものだが、図らずもこれが遺作となってしまった。一時代を画した作詩家であり、作家としても活躍したなかにし礼が、実践的な作詩術を披露している。あえて
週刊朝日
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デザイン偉人伝
本のグラフィックデザイナーである著者が、表現の道を切り拓いた16人の偉人たちを紹介した一冊だ。 まず文庫ポケット本の開発をし、本の基本構造を定着させたアルド・マヌーツィオ(1450?~1515)が登
週刊朝日
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国道16号線 「日本」を創った道
東京の中心部から約30キロ外側をぐるりと回る国道16号線。横須賀、横浜、町田、八王子、川越、柏、木更津を通る全長約330キロ。チェーン店が並ぶ生活道路の印象がある。しかし、本書の副題をみると「『日本
週刊朝日
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女ともだち 靜代に捧ぐ
夫婦とは何だろう?いなくなってみて初めてありがたみに気づくとはよく言われることだ。歌手で、『ぼくは本屋のおやじさん』で知られる著者が、ひと目惚れして学生結婚した妻のことを綴ったエッセイ集だ。 妻に先
週刊朝日
1/29
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日没
「飛び降りる分には、誰も止めませんよ。というか、奨励されています」と先に収容されていた男が語りかける。ある日、総務省を名乗る男に呼び出され、海岸近くの「療養所」に軟禁された女性作家の話だ。 施設内では
週刊朝日
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