「山口本人はやれる手応えもあったはず。12球団合同トライアウトを受けなかったのも、声がかかる自信があったから。独立リーグからの複数オファーもあったが断ったとも聞く。本人がNPBのみにこだわって結果の現役引退だから、納得しているではないか」（アマチュア時代から知るスポーツライター）

　日米17年間の現役生活はあっけない形で幕を閉じた。しかし早くもちゃんこ屋「TANIARASHI（タニアラシ）」のオーナーとして第二の人生をスタートさせている。死球を巡って何度も乱闘騒が起き、“犬猿の仲”とも言われた広島・会沢翼が来店した写真をSNSにアップするなど順調な船出のようだ。

「グラウンド内外で強い印象が残った投手。引退後はABEMAでのMLB中継の解説もしているが、野球への愛情と知識量を感じさせる。いつか指導者としてグラウンドに戻ってくるはず」（巨人担当記者）

　実父は元幕内力士・谷嵐の久さんということもあり、「どすこい」と呼ばれ注目された右腕。グラウンドからいなくなるのは寂しいが、“指導者”として再び球界に戻ってくることはあるのだろうか。第二の人生にも注目したい。