お笑い芸人のチャンカワイさんは、夫妻と国立小学校に通う長女、幼稚園年長の次女の4人家族です。ロケが多い仕事柄、自宅に帰れるのは月に半分ほどという日々の中、チャンさんはどのように子育てに関わっているのでしょうか。夫婦間における「役割分担」や芸人パパ友の話、娘さんたちの将来について思うことなどを聞きました。※<前編>チャンカワイ、長女が「IQ139」とわかった“偶然”のきっかけとは 「言われてみればパズルがめっちゃ好きやった」から続く
【写真】チャンカワイさんの家族旅行の写真はこちら留守が多いから帰宅後のほめ言葉は効果絶大
――ご夫婦で決めている子育てのルールはありますか?
わが家では、夫婦の役割分担をはっきり決めています。例えば、ここぞ!という場面で子どもをほめるのは僕の役割。奥さんも毎日の生活の中で子どもたちをほめますが、ずっと一緒にいるママの言葉よりも、普段あまり家にいない僕の言葉のほうがインパクトがあるみたいです。
奥さんもそのことがわかっているので、子どもたちには「パパが帰ってくるまでにできるようになって、たくさんほめてもらおうね」なんて声かけをしてくれるし、ロケ先にいる僕には、子どもたちの動画をたくさん送ってくれます。娘が一生懸命逆上がりの練習をしている動画なんかを見ると、「早く会ってほめてあげたい!」という気持ちがマグマのように高まるわけですよ(笑)。思いを募らせて家に帰るから、帰宅して娘たちの顔を見ると「逆上がり、できたん? すごいやん!」って感情が爆発するし、娘も喜んでくれます。
夫婦2人で同時に叱らない
――なかなか会えないパパの言葉だから、重みがあるんですね。
これは子どもを叱るときも同じで、「帰ってきたらパパに叱ってもらおうね」という一言も、効き目があるようです。叱ることに関しては、「叱る人」と「話を聞く人」という役割分担もあって、奥さんか僕のどちらかが叱ったら、後からもう1人がじっくり話を聞く。2人同時に叱ることは、しません。夜、寝かしつけのときに「さっき怒られてたけど、何があったの?」というように切り出すと、子どもも自分の気持ちを話してくれるので、あとから夫婦で情報を共有するんです。叱る人は僕が担当することが多いですけど、時々奥さんとポジションを交代しています。
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