未来へ向けて舵を取るかのポイントとなるのは、やはり来シーズンの前半戦が重要になってくるだろう。エンゼルスは苦しい状況が続いているが、今季127試合に出場し、打率.264、17本塁打、52打点と結果を残した25歳のルイス・レンヒーフォ外野手が出てくるなど、大谷がFAとなる前の来季は“勝負”できるという評価もある。

「トラウト、大谷、レンヒーフォを軸に強力打線を形成できる。しかし来季の移籍期限までに結果が伴わず可能性が見えなければ、将来へ向け動くのではないか。今のところレンドンの引き取り手を見つけるのは難しい。そうなると(実績のある選手の)誰が放出されてもおかしくない」(国内MLB中継関係者)

 近い将来に勝てると判断できなければ大谷、トラウト、そしてレンドンを同時に保有することはチームにとって負担となるだけ。他球団にとって魅力のないレンドンの放出が難しいとなれば、当然トレードの俎上に上がるのは大谷とトラウトになるだろう。果たしてエンゼルスは今後どう動くのか。来年7月末の移籍期限までにチームの方向性が決まるのは間違いない。大谷、トラウトというMLBを代表する2選手の行方に注目が集まる。