ぺこ りゅうちぇるがこれからも一緒にいたいという気持ちであることを信じているし、私もそう思うし、これからもっともっと協力し合って、すてきな家族にしようね、と思っています。

 それこそ皆さんがいってくださったことや、どういうことなのという疑問は理解できます。逆の立場であれば、「どういうことか詳しく教えてくれへん?」みたいに絶対になると思う。ただ、私たち比嘉家の新しい家族の形はこれです、ここから新しくやっていきます、というだけの話だと思っています。

――今回の決断に対する「後悔」はありますか?

ぺこ 半年くらい話し合って、それこそ間違っているんじゃないかと思ったことも何回もあったし、いっぱい泣いたし……なんだろう……もしもりゅうちぇるが私と出会う前に、完全なありのままの自分で生きているとしたら、私と出会っていなかっただろうな、とか、そうなると息子とも出会っていなかっただろうなと思うんです。

 だけど、過去のことを遡っても仕方ないことで、それでもこうやって一緒にいれるということは素晴らしいことだと思っている。この形を大切にしていきたいというのが今の私の気持です。

 ステキな夫婦になろうね、といって積み上げてきたものを、ゼロに壊れるのではなくて、そこから新しく土台をつくって、またステキな新しい良い家族にやっていこうね、といまから積み上げてやっていけばいいと思っています。

※続きは後編、【夫婦が告白】4歳息子「ぼくはハッピーだよ」夫婦関係解消のryuchellとpecoを受け止めた

(構成/AERA dot.編集部・吉崎洋夫)

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吉崎洋夫

吉崎洋夫

1984年生まれ、東京都出身。早稲田大学院社会科学研究科修士課程修了。シンクタンク系のNPO法人を経て『週刊朝日』編集部に。2021年から『AERA dot.』記者として、政治・政策を中心に経済分野、事件・事故、自然災害など幅広いジャンルを取材している。

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