過去の人気ぶりがうそのようだ。3月、タレントの小島瑠璃子(28)が4年にわたってナビゲーターを務めてきた科学番組「サイエンスZERO」(NHK)を3月で卒業。さらに「さまぁ~ず三村マサカズと小島瑠璃子の『みむこじラジオ!』」(ニッポン放送)も打ち切りとなり、立て続けにレギュラー番組が減ってしまったのだ。
【写真】こじるりが自分の色気に照れつっこみを入れた週刊朝日の表紙
小島といえば、10代の頃から大物MCと共演。的確なコメント力や頭の回転の速さで“こじるり無双”と称され、21歳にして約半年間226本もの番組に出演し、ニホンモニターの「2015上半期テレビ番組出演本数ランキング」の女性部門で1位に輝いたこともある。だが、現在テレビのレギュラー番組は残る2本のみ。しかも、ゲストとしてバラエティーに出演する機会もめっきり減ってしまった。まさに栄枯盛衰の激しい芸能界を象徴しているようだ。
「近年は『筋トレって世界で一番意味分かんない』『太ってる人いないわぁ えらいなぁ』など、批判を浴びる発言も多く“炎上クイーン”と呼ばれるようになりましたね。さらに『(性交渉は)付き合う前にいたします』との持論が物議を醸したこともありました。もともと小島のプライドが高そうなところや上昇志向が鼻につくという視聴者がいたことは否めない。芸能界でも、俳優の中尾彬は『何やっても、私、うまいだろって顔するだろ』と彼女のことを批判した発言したことがありますし、有吉弘行も『知ったかぶりが鼻に付く』と指摘したこともありました」(テレビ情報誌の編集者)
仕切りのうまさや頭の回転の速さが、タレントイメージとしては“裏目”に出てしまった可能性もある。加えて、テレビ露出減の背景には「後輩」の急進もありそうだ。
「小島が卒業した『サイエンスZERO』の後継は、同じ事務所の後輩である井上咲楽。近年、井上の活躍はめざましく、選挙特番など、以前、小島が担っていたポジションを受け継いでいます。井上の存在に加え、中国進出計画も影響しているかもしれません。小島はコロナ前から中国語を勉強したり、移住すると公言したりしていましたが、1月にもラジオで『数年後、中国で仕事ができる土台を作ります』と意欲をあらわにしていました。こうした発言は『日本を捨てて中国に行く』という印象を与えかねず、好感度にも影響します。番組出演数が増える気配は、今後もあまりないと思います」(前出の編集者)