そんな信念をもって使い続けているガラケーだが、こないだ「やっぱり心強いよな~」って思う時があった。

 3月に起きた地震。停電。そして翌日からの「停電起きるかもしれない」の時です。

 ちなみに、コンサート会場のようなところで人が沢山いるとスマホの電波は通じにくかったりするが、ガラケーのショートメールだと通じやすかったりするんですよね。それは3Gだからなのだろうか。

 地震が起きて妻に電話してもすぐに通じる。そしてそのあと。停電になるかもという時に、スマホの電池をかなり気にしていた人も多いはず。

 そこで改めて思う。ガラケーのバッテリーの強さ。みんな忘れていませんか? ガラケー、そんなに使ってなければ、充電しなくても僕のは3日間ほど充電しなくても持つのです。全然大丈夫。これってすごいですよね。スマホの充電気にして生きてる人ってかなり多いじゃないですか。

 災害なんて来ないことを願いたいが、日本に住んでいる以上、自然災害のことは常に頭に入れてなければならない。だから、そういう時はやっぱりガラケー、心強いなと改めて思う。

 だからこそ、充電が長く持つことに特化したスマホとかもっと、出てもいいんじゃないかと思ったりする。便利さって人によって違う。

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中。毎週金曜更新のラブホラー漫画「お化けと風鈴」の原作を担当し、自身のインスタグラムで公開、またLINE漫画でも連載中。コミック「ティラノ部長」(マガジンマウス)、長編小説『僕の種がない』(幻冬舎)が発売中。

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鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。

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