ところが、今季は首位争いをしていた8月までとは一転し、9月以降は8勝24敗7分の大失速。10月5日のヤクルト戦から阿部慎之助2軍監督が1軍作戦コーチ、二岡智宏3軍監督が2軍監督代行、石井琢朗1軍野手総合コーチが3軍コーチに配置転換されたが光が見えない。元木コーチに対しても、SNS、ネット上で「原監督のイエスマンならいらない」、「ヘッドコーチが適性とは思えない。相手投手の癖を見抜いたり、状況判断や洞察力に優れているのだからサードコーチャーの方がいいのでは」などのコメントが。

 原政権が就任3年目に苦しんでいる状況で、コーチ陣の風当たりが強くなるのも当然かもしれない。プレーするのは選手だが、結果に対しての責任は首脳陣も当然伴う。巨人ファンをこれ以上失望させないためにも、CS出場は死守したい。残り4試合。どん底から脱して意地を見せられるか。(安西憲春)