インタビューに応じた神田うのさん(撮影/写真部・高野楓菜)
インタビューに応じた神田うのさん(撮影/写真部・高野楓菜)
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神田うのさん(撮影/写真部・高野楓菜)
神田うのさん(撮影/写真部・高野楓菜)

 セレブで華やかな――そんなイメージの強いタレントの神田うの(46)が、人知れず苦難の日々を過ごしていた。昨年11月、夫で経営者の西村拓郎氏(51)が脳梗塞で倒れ、救急搬送。神田は献身的に支える日々を送っていたが、心労がたたって昨年末には自身も入院するなど、一時は夫婦共倒れの状況だった。さらに7月には、自身のインスタグラムで過去に3度流産したことを明かした。様々な苦難を乗り越えてきた神田が初めてAERAdot.のインタビューに応じ、当時の状況や心境を語った。

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――夫・西村さんの現在の状況はいかがですか。

今ね、リハビリをすごく頑張っていて、おかげさまでだいぶ回復しました。最初は車いすにも乗れず、院内の移動はストレッチャー。そこから起き上がれるようになって、自分で歩けるようになって。今は文字も書けるし、料理もできるようになった。Zoomが普及したおかげで、仕事もけっこう復活できているようです。

最近は、趣味のゴルフにも行けるようになったんですよ。最初は皆、「もうゴルフなんて一生無理だよね」と思ってたんですけど、挑戦したらできた。彼はもともとスコアが80台ですごく上手なんですけど、復帰後も80台が出て、本人も信じられないと言ってびっくりしていましたね。

――短期間で、驚くほどの回復ぶりですね。

本当に奇跡というか。MRIを撮ると、実は後頭部の一部の血管がまだ詰まったままなんですよ。詰まっているのに、手も足も動く。お医者様からも「これは奇跡ですよ」って。

ただ、少しですが後遺症もあります。左半身の温痛感覚がなくなって、お風呂でお湯につかっても、身体半分は温かいけど、半分が冷たいと感じるようです。手も、まだちょっと動きにくかったりする。あとは、声帯の半分がうまく機能しないので、最初は声がかすれて出なかった。喉の手術をして良くなりましたが、今もたくさん喋ると喉が痛くてつらいみたい。

――本人も、リハビリを相当頑張っているのでは。

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夫は「アヒル」 倒れた日のこと